リファラル採用に関する調査(人事担当者とリファラル採用に協力したことのある社員対象) 

2018年11月01日

リクルートキャリアは、リファラル採用(社員に友人知人を紹介してもらい行う採用方法)に関する調査を実施し、人事担当者とリファラル 採用に協力したことのある社員から回答を得ました。このたび「リファラル採用成功に関係する要因」の調査結果がまとまりました。

調査結果のサマリ


  • 1)リファラル採用の制度がある企業は全体の7割以上
  • 2)企業の人事担当者によると、社員からの知人紹介数に最も影響が大きいと考えるのは「社員の自社推奨度(31%)」
  • 3)リファラル採用に協力した社員によると、知人紹介数に最も影響が大きいのは「自社の経営情報の公開が進んでいるか」で35項目中1位
  • 4)「自社の経営情報の公開が進んでいる」と社員が感じる企業は、業績や戦略などの情報を定期的に広報しており、「進んでいない」企業と35~47ポイントの差がある

調査結果


1. リファラル採用の制度がある企業は全体の7割以上

企業の人事担当者へのアンケート
リファラル採用の「制度があり、推進している」企業は48%、「制度があるが、推進していない」企業が23%、「制度がないが、導⼊を検討している」企業が15%と、全体の86%の企業において、リファラル採用への意欲がある結果となりました。

2. 人事担当者が社員からの知人紹介数に最も影響があると考えるのは「社員の自社推奨度」

企業の人事担当者へのアンケート
知人紹介数に影響が大きいと思う要素は、「【社員個人】社員の自社推奨度(人に勧めたいかどうか)が高い」が31%、「【社員個人】社員個人が優秀」が28%、「【社員個人】社員個人の性格がリファラル採用に向いている」が14%という結果となりました。社員個人による要因が大きいという回答は合わせて全体の約8割にのぼります。

3. 社員の知人紹介数に最も影響があるのは「自社の経営情報の公開が進んでいるか」

自社の採用に知人友人を紹介した社員に対するアンケート
知人紹介数に最も影響ある要素は「自社の経営情報の公開が進んでいる」となりました。次いで「自社社の推奨度(※)」が影響しますが、影響があるのは満点の場合のみでした。
また、自社の推奨度が10点以外の場合、より多くの紹介をしてくれる社員は「落ち込んだり憂鬱になりにくい行動特性」の社員であり、「社員個人の行動特性」が影響することが明らかになりました。
※推奨度とは「あなたは現在の職場で働くことをどの程度親しい友人や知人に勧めたいと思いますか?」という質問に0〜10点で回答。(0点:全く勧めない ↔ 10:非常に勧めたい)

4. 「自社の経営情報の公開が進んでいる」と社員が感じる企業は業績や戦略などの情報を定期的に広報している

自社の採用に知人友人を紹介した社員に対するアンケート
リファラル協力社員に聞いたアンケートの結果、在籍する企業の「経営情報公開が進んでいる」と感じる場合には、定期的に広報を行っているかどうかで大きな差がありました。注目すべきは、全社業績の良い・悪いに関わらず、「企業としてどこに向かっていくのか」、戦略の情報提供も重要であるという点になります。
昨今、リファラル採用を成功されている企業の中には、創業期で現在の業績は悪かったとしても、今後の戦略やビジョンを打ち出すことで、社員や転職者に対し企業の持つ魅力が打ち出せているという事例が多くあります。

調査概要


人事向け調査
・実施期間:2018年8月20日(月)~8月22日(水)
・調査対象:人事として働かれている方
・回答数:630名
・調査方式:webを使用したアンケート

社員向け調査
・実施期間:2018年6月28日(木)~6月30日(土)
・調査対象:リファラル採用に協力した正社員または契約社員の方
・回答数:531名
・調査方式:webを使用したアンケート

・実施期間:2018年8月24日(金)~8月26日(日)
・調査対象:正社員または契約社員の方
・回答数:1,136名(うち該当者775名の結果を掲載)
・調査方式:webを使用したアンケート

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