「夫婦関係」についての調査(既婚女性対象 平均年齢: 44.6歳) 

2018年11月20日

リビングくらしHOW研究所は、全国の既婚女性1263人を対象に「夫婦関係」についてのアンケート調査を実施。日頃のコミュニケーション、スキンシップ、イラッとするポイントなどを聞きました。

調査結果


■同居末子の学齢別で、夫婦関係に特徴が
 コミュニケーションもスキンシップも関係が希薄な、中学・高校生の母親世代

 理想の夫を100点として今の夫に点数をつけてもらったところ、40点未満という辛口評価が多かったのは、同居末子が「中学・高校生」の母親たちで26.0% (グラフ1) 。未就学児や小学生の子どもを持つ若い母親層と比較すると約10ポイントも高くなっています。
 この「中学・高校生の母親」層に注目してみると、夫は話を聞いてくれない、夫と会話がない、言いたいことをガマンしている、 「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない/言われないなど、コミュニケーション内容に具体的な不満を訴える人が多くなっています(グラフ2~5)。

 コミュニケーションだけではなく、夫と外出時に腕を組んだり手をつながない、一緒にお風呂には入らない、寝室は別にしている、セックスレスだと思うなども、この層が軒並み高く、スキンシップ面での関係も希薄なことが分かります。

■週に1回以上、夫にイラッとしているのは
 未就学児の母親と中学・高校生の母親が6割台

 夫がストレスの原因と思うかどうかでは、中学・高校生の母親の「とてもそう思う+半分くらいそう思う」が
46.2%と半数近く(グラフ6)。また、夫にイラッとする頻度が週に1回以上なのは、未就学児の母親層と中学・高校生の母親層がともに6割台と高くなっています(グラフ7) 。子どもに手がかかる未就学児の母親と中学・高校生の母親では、夫にイラつくポイントは異なりそうです。

夫婦ゲンカの主な原因を複数回答で聞いたところ、全体では「夫の生活態度」45.3%、「夫の性格」37.8%が
ツートップでしたが、中学・高校生の母親層では「夫の性格」が46.2%と10ポイント近く高い結果に(グラフ8)。夫婦歴15年以上が9割近くを占める層ですが、この世代になって夫の性格が気に障り出すようです。

 夫から言われてイラッときた言葉をフリーアンサーで聞いたところ、育児や家事に対して主体的な協力姿勢が見られない言葉や、上から目線の「俺は仕事してるんだから」、「何でもいい」という丸投げ発言にイラつくという声が多く見られました。

■家事・育児は“手伝う”ではなく、主体的にやってほしい!

 夫の家事への参加度は、20代・30代が6割超と高いのに対して、中学・高校生の母では「まったく参加していない」が24.0%と多く、参加度は最も低くなっています。
 未就学児の子を持つ夫の育児への参加度は若い年代ほど高く、「参加している」「まあ参加している」を含めた割合は、20代で86.9%、30代で77.3%、40代で68.3%。
 家事・育児への夫の参加度が低いほど、妻は不満に思っていて、フリーアンサーでは「子どもたちの世話をしてあげる、洗濯してあげる、と言われると、してあげるじゃなくて、家族なんだから協力するのは当たり前だと言いたくなる」「家の事は自分の生活なのだから主体的にやって当然。 根っこで女がやって当然と思っているのがわかる」など、夫に「手伝う」「~してあげる」というような表現をされるとイラッとくるという声が多数あがりました。

 中学・高校生の母親層はアラフィフ(40代後半~50代前半)が約7割をしめます。思春期に突入した子どもの扱いに苦労するのに加え、自身の体調・精神面にも変化が訪れる時期。夫側にも、男性更年期の変調があるかもしれません。この世代が夫婦関係の危機のピークといえそうですが、これを乗り越えるとコミュニケーションも改善方向に向かっていくようです。

調査概要


■期間: 2018.10.3~10.08 / サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「あんふぁんWeb」「シティリビングWeb 」でのアンケート
■調査対象:既婚女性
■有効回答数: 1263人(平均年齢: 44.6歳)
【回答者プロフィール】
・専業主婦42.1% フルタイム28.8% パート・アルバイト27.3% そのほか1.7%
・20代8.6% 30代30.9% 40代28.6% 50代19.1% 60代以上12.8%
・同居している子どもがいる63.1% いない36.9%

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[PRTIMES]
 マイページ TOP