「中途採用の課題」についての調査(中途採用を実施している企業の採用戦略策定に関与している方対象)
2018年12月03日リクルートキャリアは、中途採用を実施している人事担当者に対してアンケートを実施し、628人から回答を得ました。「中途採用の課題」について調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
調査結果トピックス
- 選考合格者数の計画を「下回っている」企業は35.7%で、「上回っている」企業の15.9%より多い
- 選考合格者数が計画を「上回っている」と回答した企業の方が、採用業務に経営者、部門責任者が関与している割合が高い
- 中途採用における課題のトップは、「採用予算がかけられない」(33.9%)
調査結果
中途採用における「選考合格者数」の状況
計画を「下回っている」企業が「上回っている」企業より多い
「選考合格者数」の状況について見たところ、計画を「下回っている」と回答した企業は35.7%となりました。
各職種を募集する企業ごとの回答をみても、企画・マーケティング職を除いたすべての職種で、計画を「下回っている」方が「上回っている」より高いという結果となりました。
中途採用業務への関与者
選考合格者数が計画を「上回っている」と回答した企業ほど、採用業務に経営者、部門責任者が関わる
採用業務に対しての各部門の関与を見たところ、「採用予算の策定」、「採用戦略の策定」、「募集要項の考案」の各項目で、人事部門の関わりが強いという結果となりました(※プレスリリース本編 P.6「データ集」参照)。
一方、選考合格者数が計画を「上回っている」企業と「下回っている」企業の違いを見たところ、「上回っている」と回答した企業ほど、「経営者や、求人を出している部門責任者の採用業務への関わりが強い」という結果となりました。
「採用予算の策定」は、経営者の関与に10.0ポイントの差があり、「募集要項の考案」では、求人部門の責任者の関与に12.6ポイントの差があります。
中途採用の課題
中途採用の課題のトップは、「採用予算がかけられない」
中途採用の課題としては、「採用予算にかけられる予算が少ない」(33.9%)がトップとなりました。次いで「面接での見極めがうまくできない」(27.7%)」、「採用競合と比較して自社の条件が劣る」(27.4%)、「採用担当者が足りていない」(26.4%)が続く結果となりました。
調査概要
実施期間:2018年9月21日(金) ~ 2018年9月30日(日)
調査対象:企業の採用戦略策定に関与している方
回答数:対象者739名のうち、中途採用を実施していると回答した628名
調査方式:インターネット調査(調査協力:株式会社マクロミル)