災害への備えに関する調査(20~69歳の男女対象) 

2019年02月26日

損害保険ジャパン日本興亜は、東日本大震災の発生から8年を迎える3月11日を前に、「災害への備えに関するアンケート」を実施しました。

調査結果のポイント


  • 1.8割弱の方が、お住まい地域で自然災害の発生確率が高まっていると感じている。
  • 2.4割弱のご家庭は、地震や津波への備えをしていない。
  • 3.5割強のご家庭は、大雨・台風、雪災などの自然災害への備えをしていない。
  • 4.過去一年間で支出した防災費用の平均は18,492円。
  • 5.7割弱の方が、「ハザードマップ」で自宅周辺の災害リスクを確認していない。

調査結果


質問1.東日本大震災以降、あなたの防災への意識は高まりましたか?
■「非常に高まった」、「ある程度高まった」の回答合計は 76.9%と昨年(68.2%)を上回り、2年前(78.5%)の水準に戻った。

質問2.あなたがお住まいの地域では、地震や台風、大雨など大きな自然災害が発生する確率が年々高まっていると感じますか?
■「とても感じる」、「ある程度感じる」の回答合計は 76.7%であり、多くの方が、災害が発生する可能性が高まっていると感じている。
■地域別では、「とても感じる」、「ある程度感じる」の回答が、関東で最も低く(71.5%)、中国が最も高い(80.5%)。

質問3.現在、あなたのご家庭では、地震や津波への備えを何かしていますか。
■地震や津波への備えをしているご家庭は、全体(全国)の約6割(56.5%)にとどまる。
■地域別では、北海道のご家庭の約7割(66.6%)が地震や津波の備えをしている一方、中国、九州は5割を切っており、地域間で差が生じている。
■昨年のアンケートで、北海道は地震や津波の備えをしているご家庭の割合が5割(48.5%)を切っていたが、今年は全国で一番高い割合となった。

質問4.地震による被害軽減のために、ご自宅で行っている対策は何ですか。
■「家具の転倒防止」「テレビ・パソコンの滑り止め」「家具の配置の工夫」が上位となった。
■食器やガラスの飛散防止対策は、回答割合が低い傾向となった。

質問5.現在、あなたのご家庭では、地震や津波以外に備えをしている自然災害はありますか?
■半数以上(55.2%)のご家庭では、地震や津波以外の災害の備えをしていない。
■全体(全国)の「大雨・台風」に対する備えは 34.2%と昨年(27.7%)から増加。
地方別では近畿が 40.4%で最も高く、昨年(24.5%)から大幅に増加している。

質問6.この一年間で、地震や台風など自然災害の防災対策にいくら支出しましたか?
■全国の平均は18,492円。
■地域別では九州が、年代別では60代が最も多く防災対策に備えた支出をしている。

質問7.質問6でお答えいただいた防災対策の支出を、今後増やす予定はありますか?
■全国で「増やす予定」、「毎年同額程度は防災対策に支出をする予定」と回答した方は、7割(70.0%)と多くの方が継続的に防災対策を実施しようと考えている。

質問8.あなたは、「ハザードマップ」などで、ご自宅周辺の災害リスクを確認していますか。
■約 7 割(65.7%)の方が「ハザードマップ」でご自宅周辺の災害リスクを確認しておらず、昨年(68%)から大きな変化はみられない。

質問9.あなたは、災害時に自宅以外の家族の集合・避難場所を決めていますか?
■約3割(33.6%)の方が、災害時の家族の集合・避難場所を決めていないが、昨年(47.0%)と比較して減少している。

質問10.あなたは、ハザードマップを確認し、災害の種類に応じた安全な避難場所・避難経路を把握していますか?
■ハザードマップを見たことがある方のうち、全てまたは一部の災害別の安全な非難場所、避難経路を把握している方は約9割(86.3%)。

質問11.あなたは、災害時のご家族の安否確認方法を決めていますか?
■約6割(59.1%)の方が、災害時の家族の安否確認方法を決めていない。

調査概要


調査期間 :2019 年 2 月 13 日(水)~2 月 17 日(日)
調査方法 :インターネット(PC、携帯電話モバイルサイト)
調査対象地域 :全国
調査対象者 :20~69 歳の男女
有効回答数 :1,200 名
〔性別内訳〕 男性:588 名、女性:612 名
〔地域別内訳〕北海道:150 名、東北:150 名、関東:151 名、中部:150 名、近畿:151 名、 中国:148 名、四国:150 名、九州:150 名

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[損害保険ジャパン日本興亜]
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