転職の意向調査(課⻑以上の役職に就く管理職対象)
2019年02月28日リクルートキャリアが運営する、ハイクラス転職サービスCAREER CARVER(キャリアカーバー)は、会員を対象にアンケートを実施し、637人の回答を得ました。
そのうち、現在または直近の仕事の役職が「課長以上の役職」だと回答した321人(本調査では「管理職と定義」)の結果をまとめましたので、一部をご報告いたします。
調査結果トピックス
【全体】
- 転職活動のきっかけは、「仕事の達成感が感じられない」が約5割(49.8%)
- 転職先を選ぶ際の重視項目は「自分の専門性を活かすことができる」が約7割(69.5%)次いで、「仕事の成果や業績が正当に評価される」は約6割(60.7%)
【“プレイングマネジャー”と“マネジメント専任”の差(※)】
- 転職のきっかけは、“プレイングマネジャー”が「評価の納得度(50.5%)」「上司の不満(47.8%)」に対して、“マネジメント専任”は「会社の将来不安(46.8%)」が高くなった。
※本調査では、現在または直近の仕事内容について、
「プレイヤーの割合が高い、どちらかというと高い、マネジャーとプレイヤーが同割合」と回答した人を“プレイングマネジャー”
「マネジャー業務の割合が高い、どちらかというと高い」を“マネジメント専任”と定義
調査結果
管理職の転職意向(全体)
転職活動のきっかけは、「仕事の達成感が感じられない」が約5割(49.8%)
転職活動のきっかけは、「仕事の達成感が得られない(49.8%)」「自分の仕事が評価されていないと感じる(44.9%)」「上司のマネジメントへの不満(44.9%)」「会社の将来性への不安(44.5%)」が4割を超える結果となった。転職先を選ぶ際に重視する項目は、「自分の専門性を活かすことができる(69.5%)」「仕事の成果や業績が正当に評価される(60.7%)」が6割を超える結果となった。
管理職の転職意向(プレイングマネジャーとマネジメント専任の比較)
“プレイングマネジャー”は「評価の納得感(50.5%)」「上司への不満(47.8%)」、“マネジメント専任”は「会社の将来不安(46.8%)」が転職のきっかけに
転職のきっかけは、“プレイングマネジャー”は「自分の仕事が評価されていないと感じる(50.5%)」が、“マネジメント専任”は「会社の将来性への不安(46.8%)」が高くなった。転職先を選ぶ際の重視項目は、“プレイングマネジャー”は多くの選択肢で“マネジメント専任”よりも高く、特に「自分の専門性を活かすことができる(72.0%)」「自分のやりたい仕事ができる(62.1%)」が高くなった。
参考データ
“プレイングマネジャー”は「能力を活かせるかどうか」、“マネジメント専任”は「経営への関与」を転職後に実現したい
転職後に実現したいことを聞いたところ、 ”プレイングマネジャー”は「今より経験、能力が活かせる職場で仕事ができる(64.3%)」が最も高く、“マネジメント専任”は「経営に関わることができる(60.4%)」が最も高くなった。
調査概要
■実施期間:2018年9月14日(金) 〜 2018年9月30日(日)
■調査対象:リクルートキャリアが運営するハイクラス転職サービスCAREER CARVER(キャリアカーバー)の会員
■回答数:回答者637人のうち、本分析では、現在または直近の仕事の役職が「課長以上の役職」と回答した方321人が対象
■調査方式:インターネット調査
■回答者の属性:全体321 プレイングマネジャー182 マネジメント専任139