新年度における職場環境に関する調査(22歳~49歳のビジネスパーソン男女対象) 

2019年03月20日

コミックシーモア(運営:エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ)は、全国の22歳~49歳のビジネスパーソン男女1,032人に「新年度における職場環境」をテーマにしたネットリサーチを実施いたしました。
調査結果では、上司には「コミュニケーション力」や「決断力」を求め、部下には「前向きさ」を求めていることや、「部下の気持ちが理解できる」上司が理想とされていることが分かりました。

調査結果サマリー


①多くが新年度を迎えることに不安。さらに6割以上が日頃から上司・部下にストレス抱える。
・7割以上が「将来への不安」、「職場環境の変化」、「求められることの増加」など、新年度に不安やストレス。
・部下の約7割が上司とのコミュニケーションにストレス。一方の上司でも、6割以上が部下にストレス感じる。

②理想の上司像は「部下の気持ちを理解できる人」、理想の部下像は「常に前向きな人」。
求められるものにも、男女差アリ。男性上司には「決断力」、女性上司には「コミュ力」が求められる傾向。
・同じ上司でも、男性は「決断力」「マネジメント力」、女性には「コミュニケーション力」「親しみやすさ」が求められる傾向あり。
・部下には「前向きさ」、「理解力」や「忍耐力」を求める上司たち。
・理想の上司像・部下像は?本音の裏側にある、”裏感情”読み取れず、すれ違う上司と部下。

調査結果


■多くが新年度を迎えることに不安。さらに 6 割以上が日頃から上司・部下にストレス。

22~49 歳の男女のビジネスパーソン 1,032 名に、「新年度を迎える際に不安やストレスを感じること」について聞いたところ、7 割以上が「将来への不安」、「職場環境の変化」、「年次が上が
って求められることが増える」など、多くの方が不安を抱えていることが分かりました【グラフ 1】。

新年度を迎える際に不安やストレスを感じること n=1,032】
・将来への不安 77.8%
・職場環境の変化 74.9%
・年次が上がって求められることが増える 71.5%
・会社で新しい目標が設定されること 68.3%
・給料が前年と変わらない 67.9%
・生活環境の変化 67.3%
・通勤時の混雑激化 60.9%
・新しい出会いや別れがあること 57.3%
・気候の変化 53.8%
・後輩・部下ができること 50.6%

さらに、普段接する上司や部下とのコミュニケーションにおけるストレスの有無についても聞いたところ、部下の 67.3%が上司とのコミュニケーションにストレスを感じると回答【グラフ 2】。上司の 62.1%が、部下とのコミュニケーションにストレスを感じると答えており、双方ともコミュニケーションにおいてストレスを感じていることが分かりました【グラフ 3】。

■男女で求められるものに差。男性上司には「決断力」、女性上司には「コミュ力」を求める。

上司・部下共に、お互いのコミュニケーションがうまく行かずに、ストレスを抱えている実態が明らかになりましたが、ここでは、「上司に求めるもの」を性別ごとに見てみます。
男性上司を持つ部下、女性上司を持つ部下それぞれに「上司に求めるもの」を聞いたところ、男性の上司には、「決断力」「コミュニケーション力」「マネジメント力」を求める一方、女性の上司に対しては、「コミュニケーション力」に加えて、「親しみやすさ」「柔軟性」「気配り力」などを求めていることが明らかになりました。男性の上司と女性の上司では、同じ上司というポジションにも係わらず、性別によって求めるものに違いがあることが明らかになりました【グラフ 4】。

■部下には「前向きさ」、「理解力」や「忍耐力」を求める上司。

続いて、部下を持つ上司に「部下に求めるもの」を聞いたところ、男性の部下、女性の部下ともに「コミュニケーション力」「前向きさ」「理解力」を求める傾向があることが分かりました。男女別では、女性の上司に求めるものの傾向と同じく、女性の部下にも、「親しみやすさ」や「気配り力」を求める傾向が高いことが分かりました【グラフ 5】。
さらに、自身が部下だった時と、現在の部下の違いについて聞いたところ、3 割近くが「理解力が低い」「忍耐力がない」と答えるなど、考えを理解する「理解力」と、物事を推進する「前向きさ」に加えて、「忍耐力」を求める傾向があることが分かりました。

■理想の上司像・部下像は?”裏感情”読み取れず、すれ違う上司と部下。

そして、「理想の上司像」「理想の部下像」について聞いたところ、部下が選ぶ理想の上司像は、「部下の気持ちが理解できる」(71.1%)、「困った時に支援してくれる」(68.2%)が上位に【グラフ 6】。別の設問で、部下から見た「上司のやりづらい点」を聴取したところ、「言っていることが理解されない」が 3 割近く上がるなど、部下は本心の裏にある”裏感情”を読み取ってもらえていない様子が浮き彫りになりました。なお、上司が選ぶ理想の部下像では、「常に前向きな姿勢を見せる」(56.3%)、「仕事が丁寧」(48.2%)が上位になり、「最後まで諦めない」(46.4%)、「忍耐力がある」(42.7%)など、熱い気持ちを持って、仕事に臨む部下が重宝されていることが明らかになりました【グラフ 7】。

調査概要


「新年度における職場環境に関する意識調査」
■調査期間:2019年2月9日(土)~11日(月)
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査地域:大都市圏(東京・大阪・愛知・福岡)
■有効回答数:1,032人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ]
 マイページ TOP