「転職のきっかけ」実態調査(エン転職利用者) 

2019年04月09日

エン・ジャパンが運営する「入社後」までを見据えた総合求人・転職支援サービス『エン転職』上で、ユーザーを対象に「転職を考え始めたきっかけ」についてアンケートを実施し、12,721名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 転職を考え始めたきっかけは「給与の低さ」「やりがい・達成感のなさ」「業界・企業の将来性への不安」。
  • 転職への不安は「年齢」「希望する転職先の有無」「面接・選考で上手く話ができるか」が上位。
  • 転職経験者に聞く不安の解消方法、「実際に転職活動をする」「キャリアプランを考える」「知人に相談する」。

調査結果詳細


1:転職を考え始めたきっかけは「給与の低さ」「やりがい・達成感のなさ」「業界・企業の将来性への不安」。

転職を考え始めたきっかけを伺うと、第1位は「給与が低い」(43%)でした。「自分の給料が30万円を超えるのに、今の会社だとどのくらいの年月がかかるか計算したところ、思ったよりも時間がかかると分かった」(29歳男性)、「役職に就いても、忙しいだけで、ほとんど給与も変わらない」(32歳男性)、「7年在籍してもほとんど給与が上がらず、本社に勤めない限り昇進もないことから、転職しようと決心しました」(34歳女性)という声が寄せられました。

第2位は「やりがい・達成感がない」(40%)でした。「アシスタント業務で、雑用がメイン。暇が多く、時間を持て余している」(26歳女性)、「今の仕事に対し、本当に相手のためになる提案なのか、自分の都合を押しつけてるだけではないのか、という疑問が離れない」(31歳男性)、「周りの同年代が活躍している中、自分だけが成長せず社会貢献していないように感じている」(35歳男性)などが理由として挙がりました。

第3位は「業界・企業の将来性に不安を感じる」(31%)でした。「新企画を提案しても通らないことや、社員が経営層のために働いているように見えて、将来が不安になった」(24歳女性)、「一族経営で、上司も上の意見をそのまま現場に伝えるだけ。指示の内容に振り回されることが多く、退職者も絶えないので、会社の将来に不安を感じた」(25歳女性)、「今後、海外展開をしていかなければならないが、経営層が英語すら全く話せず、他国の競業企業に明らかに劣っている点を指摘しても努力しようとしないので、将来は無いと感じた」(36歳男性)という声が挙がりました。

年代別に見ると、20代は「給与が低い」(48%)、「やりがい・達成感がない」(43%)、「残業・休日など拘束時間が長い」(28%)が他の年代よりも高くなっています。男女別の結果もご紹介します。

2:転職への不安は「年齢」「希望する転職先の有無」「面接・選考で上手く話ができるか」が上位。

「転職を考える中で、不安な点・気になる点がはありませんか?」と伺うと、87%が「ある」と回答しました。具体的な不安な点・気になる点トップ3は、「自身の年齢」(56%)、「希望する転職先の有無」(48%)、「面接・選考で上手く話ができるか」(39%)でした。

年代別に見ると、20代は「面接・選考で上手く話ができるか」(53%)、「転職先になじめるか」(44%)が他の年代よりも目立ちました。男女別では女性が「面接・選考で上手く話ができるか」(46%)、「転職先になじめるか」(44%)を多く挙げています。

3:転職経験者に聞く不安の解消方法、「実際に転職活動をする」「キャリアプランを考える」「知人に相談する」。

実際に転職経験の有無を伺ったところ、69%が「ある」と回答しました。転職経験者に、「不安な点・気になる点があった場合、実際にどうやって解消しましたか?」と伺うと、最も多い回答は「応募や面接などの転職活動を実際にしてみる」(39%)、次いで「今後のキャリアプランを考えてみる」(28%)、「友人・知人に相談する」(27%)でした。

年代別に見ると、20代は他の年代に比べ、「友人・知人に相談する」(38%)、「実際に転職したことがある人に相談する」(19%)が目立ちました。男女別に見ると、女性は男性に比べ、知人や家族などに相談するケースが多いようです。実際に不安な点・気になる点を解消できたエピソードも紹介します。

転職で不安な点・気になる点を解消できた具体的なエピソード
「自分に自信が持てた」と感じたエピソード
・職場の人との会話や部下に説明するときに自信を持って話せた。的確なアドバイスができた。(28歳女性)
・考え方を変えることや、視野を広くすることができた。マネジメント側に立ったばかりの時は苦しかったが、勉強することによって少しずつ自信を持ち、現在、上に立つことができている。(31歳女性)
・仕事を通して学ぶのも手だが、学問として、理論的に概念や構造をインプットすることは思考の整理に役立つ。また、一般的な考え方と自分の考え方を照らし合わせていくことで、人に自分の考えを伝えるとき、自信を持てるようになる。(32歳男性)
「仕事の幅が広がった」と感じたエピソード
・マネジメントについて毎日学習し、職場でアウトプットをした。結果、入社1ヶ月で5、6名をマネジメントする経験ができた。(23歳男性)
・学習の成果で業務スピードが上がり、今までよりも多くの仕事を任されるようになった。(26歳男性)
・今まで電気系の仕事でしたが、機械設計の学校に行ったことによって、希望していた機械系の仕事に就けた。(35歳女性)

「仕事の精度が上がった」と感じたエピソード
・資格があることで信頼感を得られる。また、資格取得のために勉強した内容が、自身の仕事の棚卸しにもつながり、勉強をするほど、仕事の質も高まった。(23歳女性)
・考え方のプロセスが変わり、より論理的な提案ができるようになった。(29歳男性)
・以前は付け焼き刃で進めていた仕事が、少しずつではあるが、理解しながら進められるようになった。(39歳女性)

調査概要


■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間:2019年2月26日~3月26日
■調査対象:『エン転職』利用者
■有効回答数:12,721名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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