お歳暮調査2019(20~60代の男女ぐるなび会員対象)
2019年11月07日ぐるなびが運営する「接待の手土産」は、2019年の「お歳暮」の傾向について、アンケート調査を実施しました。
今年のお歳暮について、「贈る」と回答した人は約45%で、「贈らない」と回答した人よりも10ポイント近く下回りました。近年、儀礼廃止などとして、企業間などでも“お歳暮離れ”が指摘されていますが、一方で個人としてお歳暮を贈る習慣を継続している人も多く、贈り先としては「親戚」が約37%、身近な人以外では「友人・知人」が約26%と仕事関係者に贈るという回答を上回りました。
お歳暮を選ぶ時の予算としては、3,000~5,000円と回答した人が6割近くにのぼり、全体の平均額は約4,552円。平均額はこれまで贈ったお中元よりも87円ほど安くほぼ同額となりました。
今年のお歳暮商品としては、定番ともいえるハムやソーセージなどの肉加工品と回答した人が約26%で最も高く、日持ちがして来客時などにお出しできるようにと、年末年始に活用できる商品を選んでいることが分かりました。同様に受け取って嬉しいものについても、肉加工品が約23%と高く、その他、精肉や魚介類、ブームの続くクラフトビールなど、普段は自分で買わない “プチ贅沢”を感じる商品などが挙げられました。
調査結果のポイント
お歳暮に関する基礎データ n=1,530
贈る予定がある 44.7%
贈る予定はない 55.3%
- ①お歳暮平均予算、お中元よりも約87円安くほぼ同額
- ②もらって嬉しいお歳暮はお菓子よりもハムやソーセージなどの肉加工品!
- ③お歳暮選び「失敗」した人43%と半数近く、理由は相手の好みを考えずに選んでしまったから
- ④5割以上お歳暮贈らず、“お歳暮離れ”の理由は儀礼廃止が4割弱
- ⑤冬ギフトを贈る人の中で、友人・知人に“冬ギフト”贈る人が4割弱
調査結果
①お歳暮の平均予算は約4552円、過去に贈ったお中元とほぼ同額
△今年は過去に贈った「お中元」の平均金額と比べ87円低く、ほぼ同額の予算であることが分かった。
②お歳暮で嬉しい商品は、肉加工品(ハム・ソーセージ)に次いでビール
△お歳暮でもらって嬉しい商品としては、肉加工品のハムやソーセージ、ローストビーフなどが人気となった。日持ちすることや、年始のオードブルなどに家族で楽しめるなど理由をあげた人が多かった。次いで人気となったのがビール。実用的で、普段は自分で買わないという“プチ贅沢”を感じさせる商品に人気が集まった。
・親戚からのハム・ソーセージの詰め合わせが味、高級感、保存性に優れて良かった(60代男性)
・レンチンするだけで食べられる物は疲れて何もしたくない時に重宝(30代女性)
・すき焼きのセットは届いてから食べるまでが楽しみでした(40代女性)
・普段は食べることのないブランド牛肉の精肉 (50代女性)
・活きホタテを家族で楽しく食べられました(40代男性)
・いつも飲むのは発泡酒なのでビールをいただくと嬉しいです(50代男性)
・定番のビールも好きだけどクラフトビールは飲んだことがなかったので嬉しかった(40代女性)
・普段なかなか手が出ないお菓子、無難な品を贈ろうという考えが変わりました(50代女性)
③お歳暮選び「失敗」した人は半数近く、相手の好みと違った
△「よくある」「たまにある」を合わせた43%の人が失敗した経験を持ち、相手の好みを考えずに選んでしまったことを理由に挙げた人が男性では50.3%と半数以上、女性でも40.8%と最も高くなった。
④5割以上お歳暮贈らず、“お歳暮やめた”6年以上前からが3割
△お歳暮を贈らないと回答した人のうち、30%以上の人は6年前以上前から贈らず、53%の人が贈ったことがないと回答。若年層ほどその傾向は強かった。やめた理由としては、「儀礼廃止」が最も多く、次いで「面倒」、「返礼習慣を避けるため」という回答が続いた。
⑤形式にこだわらない“冬ギフト”は友人・知人に4割近く
△お歳暮ではなく冬ギフトとして贈る相手は、友人・知人が最も多く、返礼など相手に負担をかけずに贈りたいという理由をあげた人が半数近くに上った。平均額はお歳暮よりも342円冬ギフトが下回った。
調査概要
■実施期間:2019年10月18日(金)~10月20日(日)
■調査方法:インターネット調査
■調査対象:20~60代の男女ぐるなび会員
■サンプル数:1,530名(男性:784名、女性:746名)