モノ(製品)を買うとき、スタイルやデザインに関するグローバル調査 

2013年10月22日
カンター・ジャパンは、日本を含む22ヵ国の市場トレンドと将来予測情報(名称:「グローバル・モニター」調査)を企業に提供している。

今年の2月から4月にかけて実施した調査の中で、各国の16歳以上の消費者に対し「モノ(製品)を買うとき、スタイルやデザインは性能と同様に重要だと思うか?」という質問を行いました。すると、「非常にそう思う」又は「ややそう思う」と回答した人の割合が、日本で59%、中国で70%、インドで69%など、アジアの国々で概ね高いことがわかりました。一方、イギリス39%、ドイツ41%、アメリカ42%など、欧米ではそれほど高くありませんでした。

■ 欧米と比べると、アジアの方が「スタイル」、「デザイン」を重視
「モノ(製品)を買うとき、スタイルやデザインは性能と同様に重要だと思うか?」の問いに対し、「非常にそう思う」又は「ややそう思う」と回答した人の割合を合計し、アジア(日本、中国、インド、インドネシア、韓国、タイ)、ヨーロッパ(スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、イギリス)、北米(アメリカ、カナダ)の数値を比較しました。すると、アジアが中国の70%を筆頭に概ね高かったのに対し、ヨーロッパと北米はそのほとんどが40%台に留まりました。

■ 日本では、「性能」と同様に「スタイル」、「デザイン」を重視する傾向が強まる
また、2010年にも同じ調査を実施しており、「非常にそう思う」又は「ややそう思う」と回答した人の割合について、日本での当時の回答と今年の回答を比較しました。すると、2010年が51%で、今年は8%増えて59%になりました。

■ まとめ
この調査によると、日本の消費者は、欧米の消費者よりもモノ(製品)を購入する際に「スタイル」や「デザイン」を重視しており、その傾向は以前よりも強くなっています。これは、中国やインドでも同様で、自分が買うモノ(製品)に「スタイル」や「デザイン」を求める消費者層の増加を示していると考えられます。


【調査概要】
カンター・ジャパンは、22ヵ国の市場トレンドの把握と将来予測を行い、その情報・分析レポートを企業に提供しています。調査を実施しているのは、同じカンター・グループに属するザ・フューチャーズ・カンパニー社です。上記では、22ヵ国のうち、13ヵ国について取り上げました。

・調査名称:「グローバル・モニター」
・調査頻度:年1回
・調査時期:2013年2月から4月(2013年)
・調査方法:主にインターネット調査(日本含む)。国により対面調査
・調査対象:16歳以上の男女
・対象者数:22ヵ国でn=22,000(調整を実施)。日本は992名(2013年)
・調査国:日本、韓国、中国、インド、インドネシア、タイ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、アメリカ、カナダ(ここまでが上記13ヵ国)、オーストラリア、ロシア、ポーランド、トルコ、南アフリカ、メキシコ、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[カンター・ジャパン]
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