第9回グローバル・イノベーション調査 

2013年10月23日
経営コンサルティング会社 ブーズ・アンド・カンパニーは、第9回グローバル・イノベーション調査を実施した。

この調査は、研究開発に最も多額の費用を投入した世界の公開会社のトップ1,000社を「グローバル・イノベーション1,000社」として特定し、研究開発が企業業績に及ぼす影響および企業業績について評価を行い、高い費用対効果を生むためには何が手がかりになっているのかを探るために毎年実施しているもの。

その結果、これら企業の2013年調査におけるR&D支出額は5.8%増の6,380億米ドルと調査開始以来、最高額となった。不況を経てR&D支出が2年連続で急増した後(2011年:9.3%増、2012年:9.6%増)、長期成長傾向に回帰していることを示唆するものである。

産業別では、2012年同様、コンピュータ・エレクトロニクス(27%)、ヘルスケア(22%)、自動車(16%)にR&D支出が集中している。R&D支出額の増減で見ると、増加総額350億米ドルのうち74%を、ソフトウエア・インターネット、ヘルスケア、自動車が占めている。

地域別では、中国に本社を置く企業のR&D支出が35.8%増と他地域に比べて高水準を維持しているが、中国においては過去5年で2番目に低い。日本の伸び率は3.6%減で調査対象地域において唯一の減少だった。

R&D支出ランキングは下記のとおりで、日本企業ではトヨタ自動車が6位、ホンダが13位、パナソニックが19位、ソニーが20位という結果になった。グローバル・イノベーション1,000社中、日本企業は210 社がランクインした。

【2013 年 調査 R&D支出額】

1 フォルクスワーゲン
2 サムソン
3 ロシュ・ホールディング
4 インテル
5 マイクロソフト
6 トヨタ自動車
7 ノバルティス
8 メルク
9 ファイザー
10 ジョンソン・エンド・ジョンソン

13 本田技研工業
19 パナソニック
20 ソニー


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[ ブーズ・アンド・カンパニー]
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