「Under cloud cover」(企業のクラウド活用状況調査) 

2013年10月28日
IBMは、クラウドを積極的に採用して競争力を強化している企業は、クラウド導入に慎重な企業に比べてほぼ2倍の収益成長と約2.5倍の粗利益成長を得ていることを、世界800以上の企業のクラウド導入担当者やユーザーを対象にした最近の調査「Under cloud cover」に基づいて発表しました。

IBMによる今回の調査で、CEOやCMO、人事・調達部門責任者といった意思決定を司る責任者にとって、クラウドの戦略的重要性は今後34%から72%に跳ね上がり、IT責任者の58%を越える結果となることが分かりました。

また、全体の約5分の1の企業がクラウド導入で一歩先を進んでおり、コスト削減や効率アップにとどまらない競争力の強化を実現していることが分かりました。

この上位企業はクラウド活用の有用性を認識しており、より良いビジネス決定を行う知見を得るため、クラウドでアナリティクスを幅広く活用する機会が、他の企業より170%も多いことが判明しています。

さらに、顧客との関係向上のためのクラウド活用が136%高いなど、このような先進企業は競合企業との差別化にもクラウドを活用していることが分かりました。

導入に慎重な企業に比べ、先進企業は以下のような達成をあげています。

・データに基づく意思決定にクラウドを活用する可能性が117%高い

・より強力な連携のためエコシステム内で知見を発見し活用する可能性が79%高い

・66%がITとその他の事業の関係向上にクラウドを活用し、大部分がモバイル、ソーシャル、アナリティクス、ビッグ・データ技術の統合、適用にクラウドを活用

今回の調査結果は、ビジネスやテクノロジーの責任者が差別化の余地のある分野へのクラウド投資を最優先するべきであることを示しています。


本調査について
企業のクラウド活用状況を把握するため、IBM Center for Applied Insightsが802のクラウド採用担当者やユーザーを対象に調査を行いました。うち40%がCレベルのエグゼクティブ(CIOが28%、その他のCxOが12%)です。成長市場および成熟市場を含む13カ国23業種のIT部門、非IT部門から均等に選出された調査参加者は、21%が従業員数10,000人以上の大企業に勤め、26%が従業員数1,000人以下の中小企業で働いています。

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[IBM]
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