ビッグデータに関するアンケート調査 

2013年11月06日
カルチュア・コンビニエンス・クラブは、翔泳社が運営するマーケター向けの専門メディア「MarkeZine(マーケジン)」とのコラボレーション企画として、Tカードを利用している23~49歳の男女2,515名のT会員を対象に、インターネット上での意識調査「Tアンケート」によって、『ビッグデータに関するアンケート調査』を実施。

【ビッグデータに関する調査ダイジェスト】

●最近の注目キーワード、世の中の人はどのくらい知っている?
 認知率は「クラウドコンピューティング」が54.3%、「ビッグデータ」が37.9%
 
●職種別、「ビッグデータ」の内容を理解している?
 IT部門は66.7%、マーケティング部門は58.8%、その他一般は36.5%
 
●「ビッグデータ」を構成するデータって何だと思う?
 1位「位置センサーデータ」(52.9%)、2位「POSデータ」(52.6%)
 3位「SNSのデータ」(48.6%)、4位「ECサイトのデータ」(45.0%)
 
●職種別、「ビッグデータ」の最新動向に興味がある人は?
 IT部門は64.9%、マーケティング部門は70.6%、その他一般は47.8%
 
●「ビッグデータ」を持っていそうな企業・団体は?
 1位「交通・鉄道・航空など」、2位「流通・小売系など」、3位「政府・国・自治体など」

【調査結果詳細】

■9 つのキーワードの認知率

アベノミクスで注目を浴び、ここ最近ではネットニュースや新聞などでもよく目にするようになった「ビッグデータ」。今回の『T アンケート』では、この「ビッグデータ」というキーワードついて、どのくらいの人が認知し、理解しているのかを、ビジネスパーソンを中心に調査いたしました。

まず、「ビッグデータ」というキーワードも含め、注目されている 9 つのキーワードの認知率を聞いたところ、認知率の 1 位は、テレビ CM でも耳にすることが多い「クラウドコンピューティング」(54.3%)となりました。続いて、2 位は「ビッグデータ」(37.9%)、3 位は「AR(拡張現実)」(21.5%)という結果となりました。

この結果を、アンケートに回答いただいた方の職種別で見てみると、IT 部門の 1 位は「クラウドコンピューティング」(83.5%)、2 位は「ビッグデータ」(70.3%)、3 位は「AR(拡張現実)」(49.4%)となりました。
一方、マーケティング部門では、1 位は「クラウドコンピューティング」(66.3%)、2 位は「ビッグデータ」(61.4%)、3 位は「デジタルサイネージ」(53.0%)となりました。
また、その他一般で見てみると、1 位は「クラウドコンピューティング」(51.8%)、2 位は「ビッグデータ」(34.8%)、3 位は「AR(拡張現実)」(18.6%)という結果となりました。

■「ビッグデータ」についての理解

続いて、「ビッグデータ」というキーワードを知っている人に対し、「ビッグデータ」についてどのくらい理解しているのかを聞いたところ、「知っていて、内容もほぼ理解している」のは全体で見ると 41.2%でしたが、IT部門では 66.7%、マーケティング部門では 58.8%となり、一方、その他一般では 36.5%という結果となり、職種によって「ビッグデータ」への理解度にかなりの開きがあることが分かりました。

■”ビッグデータを構成する各種データ”であると思うものは?

総務省が発表した「情報通信白書平成 24 年版」では、「ビッグデータ」は、“ソーシャルメディアデータ”、“マルチメディアデータ”、“ウェブサイトデータ”、“センサーデータ”、“オペレーションデータ”、“ログデータ”、“オフィスデータ”、“カスタマーデータ”といった8種のデータで構成されていると定義しています。
この各種データに「ビッグデータ」をそのまま日本語に置き換えた“容量が大きい各種データ”を追加し、どれが「ビッグデータ」を構成しているデータであると思うかを聞いたところ、ここ最近、「ビッグデータ」とあわせて語られることが多くなってきている、「位置、乗車履歴、温度等のセンサーデータ」(52.9%)、「販売管理等の業務システムにおいて生成などされる POS データ、取引明細等のデータ」(52.6%)、「ソーシャルメディアにおいて参加者が書き込むプロフィール、コメント等のデータ」(48.6%)、「ECサイトやブログ等において蓄積されるデータ」(45.0%)を選択する人が多いことが分かりました。

■「ビッグデータ」の最新動向への興味

続いて、「ビッグデータ」というキーワードを知っている人に、「ビッグデータ」の最新動向に興味があるかどうかを聞いたところ、職種によって興味度合いが大きく異なることが分かりました。まず全体では、「非常に興味がある」「やや興味がある」が 51.6%であったのに対し、IT 部門の方では 64.9%、マーケティング部門の方では 71.6%である一方、その他一般の方は 47.8%という結果となりました。「ビッグデータ」を自身の業務に連携させることができそうな職種の方にとっては、「ビッグデータ」の最新動向はとても気になるところなのかもしれません。


【調査概要】
調査方法 インターネット (T アンケート)
調査期間 2013 年 10 月 25 日(金)~10 月 28 日(月)
調査地域 全国
調査対象 23~49 歳の男女 (T 会員)
サンプル数 2,515 名

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[カルチュア・コンビニエンス・クラブ]
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