「2015年度新卒採用 就職・採用活動アンケート」調査 

2013年11月28日
エン・ジャパンが運営する、学生向け就職情報サイト『[en]学生の就職情報』は、2015年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、『2015年度新卒採用 就職・採用活動アンケート』調査を実施。

【調査結果】

1:現在、最も多くの学生が取り組んでいる活動内容は「自己分析」。2014年度に比べ、学生の動きだしは遅い傾向。

現在、最も多くの学生が取り組んでいる活動内容は「自己分析」(19.3%)でした。次いで、「学内のガイダンス参加」(15.7%)、「就職サイト登録」(13.7%)となっています。2014年度をみると、「自己分析」「学内ガイダンス参加」と回答した学生の割合は、10月が最も高くなっています。また、2014年度11月は「業界研究」に取り組む学生が最多となっており、昨年に比べ学生の動きだしは遅くなっているようです。

2:学生の現在の悩みは、「漠然とした不安や焦り」、「何から手をつけていいかわからない」が上位。

学生の現在の悩みは、昨年と同様に「漠然とした不安や焦り」(19.8%)、「何から手をつけていいかわからない」(17.5%)が上位となりました。昨年に比べ、これらに悩みを持つ学生の割合は高くなった一方、「自己分析」(10.4%)、「SPIなどの筆記試験対策」(9.5%)、「企業・業界研究」(8.5%)といった具体的な活動に対する悩みをあげた学生の割合は低くなっています。昨年よりも、学生の動きだしが遅くなっていることが影響しているためと考えられます。

3:企業は、昨年よりも「母集団形成」に向けた活動に注力。

現在、企業が取り組んでいる活動内容は、「採用計画・準備」(52.1%)が最多となりました。昨年と比較をすると、現在の活動内容、来月の活動予定いずれも「母集団形成」と回答した企業の割合が高くなっています。多くの企業が母集団形成に向けた活動に注力しているようです。

4:「母集団形成」を悩みにあげる企業の割合が、前年に比べ増加。

企業の現在の悩みは、「母集団形成」(39.6%)が最多となりました。「2014年度が初期の母集団形成に失敗したため、2015年度は初期の母集団形成に全力を注ぐ」、「景気の影響を受け、各企業の採用意欲が2014年度以上に高まることが予想される」などの理由から、昨年に比べ「母集団形成」を悩みにあげる企業の割合が高くなっています。

5:志望業界は、文系男性が「金融」、女性、理系男性が「食品メーカー」。

志望業界について聞いたところ、文系男性は「金融」、女性、理系男性は「食品メーカー」と回答した方が最も多くなりました。次いで、文系男性では「官公庁・公社・団体」、文系女性では「金融」、理系男性では「インフラ」、理系女性では「まだ決まっていない」となっています。

6:志望する企業規模について、「特に規模はこだわらない」と回答した学生が過半数。

志望する企業規模について聞いたところ、昨年に比べ「規模にはこだわらない」と回答した学生の割合が高く、50.0%となっています。昨年よりも企業規模で会社を選ぶ学生が減ったというよりは、現時点で企業研究や業界研究を行っている学生が少ないことが、志望する企業規模を絞り切れていないことに影響している様子がうかがえます。

7:約25%の企業がインターンシップを実施。

2015年度のインターンシップを「前年同様に実施する(している)」「前年実施しなかったが今年度は実施する(している)」と回答した企業は、24.9%でした。企業規模が大きいほど、 インターンシップを実施している企業の割合が高くなっており、1,000名以上の企業では実施企業が40%を超えています。また、インターンシップの実施時期については、14年度同様、8月下旬がピークとなっています。


【調査概要】

≪学生調査≫
調査対象: 「[en]学生の就職情報2015」に登録するモニター学生
調査期間:2013年11月 1日~11月11日
調査方法:E-mailによるWeb投票画面の配信
有効回答数:1017名
 
≪企業調査≫
調査対象:【[en]学生の就職情報パートナーズNEWS】ご登録のご担当者様
調査期間:2013年11月1日~11月11日
調査方法:E-mailによるWeb投票画面の配信
有効回答数: 211件

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[エン・ジャパン]
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