2013年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第2回調査 

2013年08月28日
サービス産業生産性協議会は、2013年度 第2回「JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)」調査として、5業種72企業の顧客満足度等を発表しました。今回は新規調査業種として「インターネットサービス(ソーシャルネットワーク・検索・コンテンツ配信)」、「サービスステーション」を取り上げ、「クックパッド」、「Mobil」がそれぞれ、顧客満足度(CS)1位になりました。

■各業種の顧客満足度1位企業・ブランド

<新規追加の調査業種>
・クックパッド(インターネットサービス)~バランス良く初のCS1位~
・Mobil(サービスステーション) ~僅差で初のCS1位~

<継続調査業種>
・スバル(自動車販売店) ~知覚価値の高さ受けCS、ロイヤルティ1位~
・オルビス(通信販売) ~全指標で1位、CSは3年連続1位~
・富士ゼロックス(事務機器) ~全指標で1位、CSは3年連続1位~

この調査は、統計的な収集方法による総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査で、業種・業態(以下業種)横断での比較・分析ができ、かつ、6つの指標で顧客満足度構造とポジショニングがチェック可能です。本年度は年5回(昨年度は年4回)に分け、年間33業種、約400の企業・ブランドの調査を実施する計画です。

【調査結果】

■インターネットサービス(新規) ~全体のCS1位は「クックパッド」

本年度、新設の業種として調査を行ったインターネットサービスは、計14企業・ブランドを対象としました。「クックパッド」は推奨意向以外の全ての指標で1位となり、顧客期待、知覚品質、知覚価値の高い評価が顧客満足につながっています。また、その高い顧客満足度により、継続利用意向であるロイヤルティでも1位となっています。顧客満足度2位は「Google」になっています。利用したサービス内容について、肯定的に人に伝えるかどうかを示す推奨意向は「Yahoo!JAPAN」が1位となりました。また、インターネットサービスからクーポンサービスのみを比較した場合は、「ホットペッパー」が6指標全てで1位となりました。
インターネットサービスは業種として特定しにくい広範なサービスを提供しており、ソーシャルネットワークサービスや検索など多様な業態が含まれることから他業種と比較して満足度指数の棒グラフの高低差も大きいことが特徴です。

■通信販売 ~6指標全てで「オルビス」が1位を獲得。
「ヨドバシ.com」、「Amazon.co.jp」、「FANCL online」も高評価

通信販売全体の顧客満足度を比較すると、「オルビス」が3年連続の1位となっています。今回、「オルビス」は全ての指標で1位となり、総合的な顧客満足度が高くなりました。2位は「ヨドバシ.com」になっています。「オルビス」に次ぐ知覚価値により、昨年度から評価を高めました。

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[日本生産性本部]
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