和食についての調査 

2014年02月25日
日本リサーチセンターは、「和食についての調査」について、オムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)により自主調査を企画・実施。

【主な調査結果】

・和食の無形文化遺産登録については・・・
「知っている」と答えた人が7割。また、「登録されてうれしい」で、「あてはまる」+「ややあてはまる」と答えた人は、8割。

・和食のイメージは・・・
「家でよく食べる」「季節感や旬がある」「体によい・ヘルシー」「自然な感じ」「安心・信頼できる」「素材の味をいかせる」が、8割以上と特に多い。これらは他の食事(洋食、中華、エスニック)と比べても、評価差が大きく、和食の優位イメージといえる。

・和食に対する意識を「あてはまる」+「ややあてはまる」の比率でみると・・・
「洋食よりも、和食の方が好きだ」では、半数を超えて7割弱と多いが、「肉料理より、魚料理の方が好きだ」は4割強と下がる。「ふだんの家の食事は、和食のメニューが多い」では、6割強と多いが、「お店で食べる時(外食時)は和食のメニューが多い」は3割と下がる。

・和食を食べるところは・・・
「家で手作りのものを食べる」で特に多いのは、「味噌汁」「焼き魚」「肉じゃが」で、9割を超えている。「スーパーやコンビニで売っているものや弁当」(中食)では、「刺身」が最も多く、6割。「お店で食べる(外食)」では、「お寿司」が最も多く、8割弱。

【調査結果詳細】

和食のイメージは?
・和食のイメージを、洋食/中華料理/エスニック料理と比較してみた。
・和食は、他の3つの食事と比較して高いイメージが多く、ほとんどの項目でトップイメージになっている。
・「家でよく食べる」で9割を超え、「季節感や旬がある」「体によい・ヘルシー」 「自然な感じ」「安心・信頼できる」「素材の味をいかせる」が8割以上と、特に評価が高い。
・一方、洋食は「子供が好き」「豪華な感じ」「お店で、外食をよく食べる」、中華料理は「友人知人と大勢で食卓につく時によい」「元気がでそう」、エスニックは「個性的でユニークな感じ」「料理が面倒」が、他の食と比較してトップ。

和食に対する意識は?
・和食に関する意識を、「あてはまる」から「あてはまらない」の5段階で質問した。 「あてはまる」+「ややあてはまる」でみていくと・・・
・「洋食よりも、和食の方が好きだ」は7割弱と多いが、「肉料理より、魚料理の方が好きだ」は4割強と少ない。
・「ふだんの食事は、和食のメニューが多い」では6割強と多いが、「お店で食べる時(外食時)は和食のメニューが多い」と、「わが家では、肉よりも魚料理の方が多い」は3割と少ない。

和食が好きと和食の頻度が多いのは?
・「洋食よりも、和食の方が好きだ」と「ふだんの家の食事は、和食のメニューが多い」の2つの設問を使って、以下の4つのセグメントを作成した。
・全体では、「和食が好き&和食が多い」が54%と最も多い。一方、「和食が好きでない&和食が多くない」は2割。
・「和食が好き&和食が多い」は、年代とともに上昇する傾向があり、10代は3割強に対して、70代では9割弱に達する。

和食を食べるところは?
・和食の主なメニューを提示して、それぞれ家で手作り、中食、外食のいずれかのシーンが多いかを質問した。
・「家で手作りのものを食べる」で特に多いのは、「味噌汁」「焼き魚」「肉じゃが」で、9割を超えている。
・「スーパーやコンビニで売っているものや弁当」(中食)では、「刺身」が最も多く、6割。
・「お店で食べる(外食)」では、「お寿司」が最も多く、8割弱

和食を食べるところ、20代と70代の違いは?
・和食メニューの食シーンを、20代と70代で比較してみた。
・概して、20代は70代より、「スーパーやコンビニで売っているものや弁当」「お店で食べる(外食)」が多く、「家で手作りのものを食べる」が少ない。
・「お寿司」については、「お店で食べる」が20代は87%と、70代の65%より20%以上多い。
・「とんかつ」「から揚げ」は、「スーパー等で売っているものや弁当」「お店で食べる」が、20代は3~5割強と、70代の1~3割強より、それぞれ20%程度多い。


【調査概要】
・調査対象:全国47都道府県の15~79歳までの男女個人
・有効回収数:1200人(サンプル)※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
・抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
・調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイによる毎月調査)調査員による個別訪問留置調査
・調査実施期間:2014/1/8~2014/1/20

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本リサーチセンター]
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