「異業界への転職」についての調査 

2014年03月31日
エン・ジャパンが運営する人材紹介会社集合サイト『エン 転職コンサルタント』上で、サイト利用者2,069名を対象に「異業界への転職」についてアンケート調査を行いました。

【調査結果要約】

景気回復の影響を受けて企業の採用意欲が上昇し、有効求人倍率は2013年11月に、6年ぶりに1倍を超え、2014年2月には1.05倍(※)を記録しています。比較的求職者に優位な状況が続く中、今回の『エン 転職コンサルタント』のサイト利用者を対象とした調査では、回答者の70%以上が「異業界への転職」を検討していることが分かりました。今の業界の「将来性」や「年収水準」に不安・不満があるというよりも、自身の成長のため、積極的に異業界への転職も検討している方が多いという傾向が見られます。

また回答者の半数以上が実際に異業界への転職を経験して、自身の「スキル向上」「視野や仕事の幅の広がり」を実感しています。一方で、「異なる商習慣、業界風土に馴染むこと」に苦労した方は、経験者の60%近くにのぼっています。
(※)厚生労働省 有効求人倍率平成26年2月度

【調査結果概要】

1:異業界への転職を検討している人は72%

『エン 転職コンサルタント』のサイト利用者に「異業界への転職を検討しているか」伺ったところ、「している」という回答が72%にのぼりました。
検討理由の第1位は「新しい経験を通じて、自分を高めたい」という自身のキャリアを意識したものが選択されています。ただ自分の今までの経験がどこまで活かせるのか。業界未経験の場合、年齢で選択肢が制限されるのではないか。と不安視するコメントも寄せられています。

2:異業界への転職を検討していない理由は「身につけた業界知識を無駄にしたくないから」が、その他の理由に30ポイントの差をつけて第1位

1で「異業界への転職を検討していない」と回答した人の理由は「身につけた業界知識を無駄にしたくないから」が過半数を越え、第1位となりました。一方で、20代に限っては「さらに業界のことに精通したいから」という回答が62%に達し、現在所属している業界を突き詰めたいという傾向が強いようです。

3:異業界への転職を経験した人は58%。半数以上の方が、異業界で新たな仕事に取り組むことで成長を実感。

今回の回答者の半数以上が、実際に異業界への転職を経験していることが分かりました。
経験者のうち、半数以上の方が「スキルが向上した、知識が増加した」「視野が広がった」「仕事の幅が広がった」と回答。今までに経験のない業界に身をおくことで、成長を実感している方が多いようです。特に規模の大きな会社から、中小企業へ転職した方は、仕事や任される責任の範囲が広がったことが、自身のスキルやモチベーションアップにつながったと回答しています。また50代以上では、37%の方が、異業界であっても「今までの業界での経験を活かせる」と回答しており、業界が変わっても汎用化出来るスキル習得の重要性がうかがえます。
一方、異業界への転職経験者のうち「新しい知識を覚えること」に苦労した方よりも、「異なる商習慣、業界風土に馴染むこと」に苦労した方が多いという結果となりました。異業界への転職においては、新しい知識やスキルを身につけることはもちろん、現在と異なる仕事の進め方や風土に適応することが鍵になるようです。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「エン 転職コンサルタント」利用者 2,069名
調査期間:2013年12月27日 ~ 2014年1月30日

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[エン・ジャパン]
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