春の味覚についての調査(「春の味覚総選挙」 2014) 

2014年04月03日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究、地域振興機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、春の味覚についてアンケート調査を実施。

【調査結果】

◆必ず食べたい春の味覚、最多はイチゴ

春の味覚で代表的な水産品、農産品・加工品の計24品目について、喫食意向を調査したところ、3圏域計で「イチゴ」が最多の55.0%。水産品では「鰹(かつお)」が最多の27.8%、2位が「アサリ」、3位が「シラス」と続き、トップ3は昨年と同様であった。農産品・加工品で最も多く支持を集めたのは「イチゴ」で55.0%、次いで「春キャベツ」、3位が「たけのこ」とこちらも前年と同じ順位であった。性年代別の特徴としては、農産品・加工品で男性20・30代の喫食意向が低めで、女性50・60代での喫食意向が高かった。圏域別では、春を告げる水産品の最多が首都圏は「鰹(かつお)」、関西圏は「イカナゴ」、東海圏は「アサリ」と圏域別にトップが分かれた。

<必ず食べたい春の味覚(複数回答)>
■ 水産品部門(3圏域合計)
第1位:カツオ(27.8%、前年29.0%)
第2位:アサリ(23.9%、前年25.9%)
第3位:シラス(21.4%、前年21.1%)

■ 農産品・加工品部門(3圏域合計)
第1位:イチゴ(55.0%、前年57.0%)
第2位:春キャベツ(54.6%、前年55.9%)
第3位:たけのこ(50.8%、前年52.5%)

◆外食で「たけのこ」、家では「春キャベツ」

外食で食べたいランキングでは、3圏域合計の全体でトップは「たけのこ」であった。全体2位には「鰹(かつお)」が、3位には「鯛(たい)」がランクインした。「家で食べたい」に比べると全体的な割合は低いが、水産品では「外食」と「家で食べたい」のスコア差がそれほど大きくなく、逆に農産品・加工品では、「外食」と「家で食べたい」のスコア差が大きい。相対的に水産品は外食ニーズが高く、農産品・加工品は家で食べるニーズが高いと言えそうだ。内食、中食系の回答を合計した「家で食べたい」ランキングでは、3圏域合計の全体1位が「春キャベツ」、2位が「新たまねぎ」、3位が「新じゃがいも」となった。全体ランキングトップ3と比べると、農産品・加工品部門では「イチゴ」、「たけのこ」がトップ3から外れた形で、水産品部門ではトップ3に順位の変動はなかった。一緒に楽しみたいお酒では、ビールと楽しみたいでもっともスコアが高かったのが「そら豆」、日本酒では「メバル」であった。

<「春の味覚」の食べたいシーン(3圏域計/品目毎に食べたいシーンを複数回答)>
■ 外食で食べたい
第1位:たけのこ(11.8%、前年10.9%)
第2位:カツオ(10.2%、前年10.3%)
第3位:タイ(9.7%、前年9.0%)

■ 家で食べたい
第1位:春キャベツ(52.0%、前年50.2%)
第2位:新たまねぎ(48.6%、前年45.2%)
第3位:新じゃがいも(47.5%、前年44.9%)

<ビール派VS日本酒派(それぞれの品目を外食で食べたいと回答した人・3圏域計/単一回答)>
■ 一緒にビールを楽しみたい
第1位:そら豆(50.3%)
第2位:新じゃがいも(40.2%)
第3位:新たまねぎ(39.9%)

■ 一緒に日本酒を楽しみたい
第1位:メバル(49.6%)
第2位:ホタルイカ(42.8%)
第3位:サヨリ(39.8%)


【調査概要】
調査時期:2014年2月28日(金)~2014年3月6日(木)
調査対象:首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
有効回答数:10162人
調査対象品目:
(水産品部門)サワラ、タイ、カツオ、メバル、ニシン、ホタルイカ、サクラエビ、サヨリ、イカナゴ、シラス、アサリ、ハマグリ、
(農産品・加工品部門)春キャベツ、新じゃがいも、新たまねぎ、菜の花、たけのこ、そら豆、アスパラガス、ふきのとう・たらの芽・うどなど山菜、せり、ふき、イチゴ、さくらもち

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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