2014年マイナビ新入社員意識調査 

2014年04月24日
マイナビは、2014年4月入社の新入社員を対象とした『2014年マイナビ新入社員意識調査』を発表。本調査は、マイナビ実施の新入社員研修に参加した各企業の新入社員2,243名にアンケートを実施し、まとめたものです。なお、本調査は2011年から実施しており、今回で4回目となります。

【調査結果の概要】

2014年の新入社員は、仕事に対し「挑戦」を重要視する一方、「楽しさ」を求める傾向が減少し、出世意欲が非常に高い結果となった。そのため、"真面目に仕事に取り組み、その結果として出世して成功したい"という上昇志向を持っている様子がうかがえる。また、"これから自分に必要な力"として、「自分の意見をわかりやすく伝える」「目的を設定し確実に行動する」「現状を分析し目的や課題を明らかにする」ことを挙げており、コミュニケーションスキルのみならず、PDCAスキルの習得も比較的強く意識している傾向があるといえる。

【調査結果】

■【スキルについて】"これから自分に必要だと思う力"は、第1位が「自分の意見をわかりやすく伝える力」、第2位が「目的を設定し確実に行動する力」と「現状を分析し目的や課題を明らかにする力」、第4位が「他人に働きかけ巻き込む力」
"これから自分に必要だと思う力は何か"(複数回答可、最大3項目)を聞いたところ、第1位が「自分の意見をわかりやすく伝える力」(47.9%:昨年比2.1pt減・昨年第1位)、第2位が「目的を設定し確実に行動する力」(31.8%:昨年比1.7pt増・昨年第4位)、同率第2位が「現状を分析し目的や課題を明らかにする力」(31.8%:昨年比1.2pt増・昨年第3位)、第4位が「他人に働きかけ巻き込む力」(31.0%:昨年比3.6pt減・昨年第2位)となった。これから必要だと思う力について、コミュニケーションスキルばかりではなく、そこから一歩進んだPDCAを意識し習得する必要があると考えていることがわかる。

■【仕事について】"社会人として仕事をしていく上で重要だと思うこと"は「良好な人間関係」が第1位、「挑戦」が第2位、第3位が「楽しさ」で2年連続減少。「会社で目立ちたい」は減少傾向に
"社会人として仕事をしていく上で重要だと思うことは何か"(複数回答可、最大3項目)を聞いたところ、第1位に「良好な人間関係」(71.1%:昨年比2.1pt増・昨年第1位)、第2位が「挑戦」(44.9%:昨年比2.3pt増・昨年第2位)、第3位が「楽しさ」(40.9%:昨年比1.4pt減・昨年第3位)となった。第4位は「成功・評価・地位」で32.0pt(昨年比0.1pt増)、第5位は「社会貢献」で23.4pt(昨年比2.3pt減)となった。また、"会社で目立つ(出る杭になる)"ことについては、「目立ちたい」が17.3%(昨年比3.1pt減)、「どちらかといえば目立ちたい」が46.4%(昨年比0.7pt増)と合わせて63.7%(昨年比2.4pt減)となり、減少傾向となった。これにより今年の新入社員は、仕事に対し"「挑戦」を求め、「楽しさ」よりも、「成功・評価・地位」を追い求める"という傾向が比較的強いことがうかがえる。

■【出世・年収について】「出世したい」が9割超。「30歳時点での理想の年収」は、「400万円台」が減少し、「500万円台」が増加
"出世したいと思うか"と聞いたところ、「出世したい」(44.0%:昨年比5.7pt減)、「どちらかといえば出世したい」(46.9%:昨年比8.2pt増)を合わせて90.9%(昨年比2.5pt増)となり、"出世願望"を持つ新入社員が9割を超える結果となった。"30歳時点での理想の年収"を聞いたところ、第1位が「400万円台」で27.3%(昨年比1.9pt減)、第2位が「500万円台」で24.3%(昨年比3.0pt増)、第3位が「300万円台」で19.8%(昨年比0.9pt減)となった。このことから、社会における上昇志向が強い様子がうかがえる。


【調査概要】
調査期間/2014年3月27日 ~ 2014年4月15日
調査方法/記入選択式アンケート調査
調査対象/新入社員研修(マイナビ実施)に参加した各企業の新入社員 2,243名

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[マイナビ]
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