外国人留学生の就職活動に関する調査(2014年4月発行) 

2014年04月25日
ディスコは、日経就職ナビ2015に登録している外国人留学生を対象に、就職活動やキャリア意識について調査を実施。(調査期間:3月4日~3月23日)

【調査結果】

1.就職戦線「厳しい」との見方 前年よりも10ポイント減少
就職戦線を「非常に厳しい」と感じている外国人留学生は、2013年卒者では31.0%でしたが、徐々に減少し、2015年卒者では22.7%まで下がりました。

2.志望業界 文系1位「商社(総合)」、理系1位「情報・インターネットサービス」
文系では「商社(総合)」が41.0%と一番多く、次に「電子・電機」、「商社(専門)」が続き、商社が人気です。一方、理系では「情報・インターネットサービス」が39.8%で一番多く、「電子・電機」と「情報処理・ソフトウエア・ゲームソフト」が同率で続き、情報系が人気です。

3.企業研究をする上で知りたい情報は、「外国人留学生の採用実績」
外国人留学生が企業研究をする上で知りたい情報は、「外国人留学生の採用実績」が83.7%と圧倒的に多い結果となりました。「同じ出身国の社員の採用実績」や「同じ出身国の社員の現在の在籍者数」については、ともに3割に満たず、同じ出身国であることに強くこだわる外国人留学生は少ないようです。

4.就職後のキャリアプランは、「一つの会社に定年まで」(46.6%)が最多
就職後のキャリアプランについて聞いたところ、「一つの会社に定年まで勤めたい」が46.6%と最も多い結果となりました。また、出世希望ランクについては、「社長」と回答している学生が35.8%と最も多く、日本人留学生や国内学生と比較し、より上位の役職を目指していることがわかります。

5.企業に評価してもらいたいことは、「コミュニケーション能力」
採用選考にあたって企業に評価してもらいたいことについて、複数選択してもらったところ「コミュニケーション能力」(53.0%)が最も多く、次いで「熱意」(49.5%)、「異文化対応力」(39.3%)と続き、いずれも国内学生の回答を大きく上回る結果となりました。

6.日本の就活への違和感、1位は「筆記試験」
外国人留学生が、日本の就職活動について違和感を覚える制度や習慣については、「筆記試験」(37.4%)が最も多く、続いて、「服装」と「就職活動の時期」がともに32.9%でした。筆記試験については、海外ではレジュメ(履歴書)と面接が選考のメインであり、筆記試験は行わないケースが多いためと思われます。


【調査概要】
調査対象:2015年3月卒業予定の外国人留学生(日経就職ナビ2015に登録している外国人留学生4,092人)
回答数:313人
調査方法:インターネット調査法
調査期間:2014 年3 月4日~23日
調査機関:株式会社ディスコ キャリアリサーチ
※日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理を担当し、株式会社ディスコが運営事務局を務めています。

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[ディスコ]
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