「仕事の引き継ぎ」に関する調査 

2014年03月06日
ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、若者のチームワークに関する調査の第9弾として、24~35歳のビジネスパーソン400人に「仕事の引き継ぎ」に関する調査を行いました。

2013年に引き続いて実施した今回の調査では、チームの状態と仕事の引き継ぎに焦点を当てました。その結果、引き継ぎがスムーズだった人の7割以上はチームの人間関係が「円滑である」、スムーズでなかった人の6割は「円滑ではない」と答えており、所属するチームの状態(人間関係や目標設定の有無等)が仕事の引き継ぎに影響を与えていることが明らかになりました。

【調査結果】

引き継ぎ期間は「2週間以内」が約7割
不満が多いのは「1週間以内」の引き継ぎ


引き継ぎの期間は「1週間以内」との回答が最も多くなりました。ただし、引き継ぎをスムーズに行えた人とそうでなかった人の期間には差異が見られ、引き継ぎをスムーズに終えた人は「2週間以内」と答えた人が最も多かったのに対し、スムーズでなかった人の6割は「1週間以内」または「それ以下の期間」の回答となりました。

引き継ぎは、“チームの人間関係”が浮き彫りに
引き継ぐ人や周囲の協力の有無が明暗を分ける


引き継ぎがスムーズだった人と、スムーズでなかった人にそれぞれ理由を尋ねた質問では、スムーズだった人が「メンバーの支援」や「誰が抜けても支障が無いよう常に情報共有していたため」といった、チームメンバーの協力や普段からの仕組みを回答した人が多い一方、スムーズでなかった人は「時間が無かった」「離任直前に担当になった」「上司のフォローがなかった」といった回答が上位に上がりました。

引き継ぎがスムーズだった人の7割以上は「チームの人間関係に満足している」と答えており、スムーズでなかった人の6割は「チームの人間関係に満足していない」と答えていました。
なお、特徴として「目標が明確」で「一人ひとりの役割分担が明確」なチームほど、引き継ぎに成功している傾向が明確にあらわれました。

引き継ぎで一番大切なものは「引き継ぐ人との時間の確保」
マニュアルや文書化より重要な要素が明確に


引き継ぎにおいて”一番大切なもの”を尋ねた質問では、49.1%の人が「引き継ぐ人との十分な時間の確保」と回答しました。次いで「わかりやすい文書」「現在の仕事と引き継ぐ仕事とのバランス」と続いています。

引き継ぎに関して思うことを聞いた自由回答では、文書やマニュアルに対するコメントについては一定数あるものの、チームや部内のコミュニケーションにおけるコメントも多く、特に、引き継ぎがスムーズでなかった人ほど、チームやコミュニケーションに関するコメントが多く見られました。


【調査概要】
調査対象:全国24歳~35歳の社会人男女400名
調査期間:2014年2月17日~18日
調査方法:インターネット調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会]
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