消費税増税後半年間(4~9月)、消費者の外食への意識変化調査 

2014年11月11日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究、地域振興機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、2014年上半期(4~9月)に消費税増税影響で外食について意識したこと・実行したことのカスタマーアンケートを実施。

【調査結果】

◆消費税増税に関連して最も意識・実行されたことは「外食回数を減らす」

今年4月の消費税増税から半年経ったタイミングで、半年間を振り返り、増税に関連しての外食出費への意識と行動を調査した。増税に関連しての選択肢の中で、最も「意識」「実行」の多かった選択肢は「1ヶ月あたりの外食回数を減らす」で、「意識した」で25.0%、「実行」で19.8%の人が当てはまると回答があった。一方、費用関連の項目は「消費税5%だったときとの差額を計算する」で「意識した(4.3%)」「実行(2.3%)」など、おおむね数値が低めで、単価よりも回数で節約を図ろうとしていた傾向が見られた。
性・年代別では、30代女性・40代女性で外食回数を減らす意識・実行の割合が高めで、60代男性では、いずれも意識しなかったという回答が多かった。

<この4月~9月の半年間に、外食について消費税増税が要因で意識・実行したこと(意識のスコアが高い順・複数回答・3圏域合計)>

1位:外食回数を減らす(意識:25.0%、実行:19.8%)
2位:外食費を前と同じかそれ以下に(意識:15.2%、実行:9.6%)
3位:外食単価を前と同じかそれ以下に(意識:13.3%、実行:6.9%)
4位:より安い業態の店を利用(意識:7.6%、実行:3.8%)
5位:税込表示の店とそうでない店を意識(意識:7.1%、実行:3.9%)

◆消費税増税に対して何も意識しなかった人が57.0%と過半数

上記の増税に対する選択肢で、いずれかの選択肢を意識した人と、まったく何も意識しなかった人に再集計したところ、まったく何も意識しなかったという人が57.0%と過半数となった。これは「ホットペッパーグルメリサーチセンター」で毎月発表している東名阪3圏域の外食市場規模が、この半年間では大きな縮小などが見られなかったというデータを裏付ける結果となった。性・年代別では、「何らか意識した項目があった」が最も多いのが30代女性、逆に最も少ないのが60代男性であった。

<この4月~9月の半年間に、外食について消費税増税に関連して意識したことがあったか(全体/複数回答を再集計)>

3圏域計:何も意識したことがなかった(57.0%)
首都圏:同上(56.7%)
東海圏:同上(58.9%)
関西圏:同上(56.4%)

20代男性:何も意識したことがなかった(57.2%)
30代男性:同上(58.8%)
40代男性:同上(59.8%)
50代男性:同上(60.6%)
60代男性:同上(63.1%)
20代女性:同上(53.1%)
30代女性:同上(48.6%)
40代女性:同上(50.7%)
50代女性:同上(56.3%)
60代女性:同上(61.3%)


【調査概要】
調査時期:2014年10月1日(水)~2014年10月7日(火)
調査対象:首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
有効回答数:9,738人

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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