外食市場調査(2014年10月度) 

2014年11月28日
リクルートライフスタイに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、東名阪の男女約9,000人を対象とする2014年10月度の「外食市場調査」を実施しました。

【今月のポイント】

外食市場規模は東名阪3圏域合計で前年同月比(以下、前年比)+104億円の3,154億円と前年から約3%の増加。「外食単価」が8カ月連続で前年実績超え(前年比+94円)したことが主な要因だが、前年同月が台風など天候不順で市場規模の縮小も影響していると考えられる。特に今回市場規模を押し上げたのは首都圏(前年比+104億円)で、外食実施率・外食頻度・外食単価の3要素とも前年実績を上回り、特に外食単価では前年比+118円と大きな上げ幅となった。一方、関西圏は阪神タイガースのリーグ優勝などがあったものの、台風影響などもあってか、市場規模は前年比-5億円と前年並みの規模にとどまった。都市部の外食市場(夕食)に限り対前年比では市場規模に大きな減退は見られない。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2014年10月の外食(※1)実施率は 75.1% (前月比増減 +0.2pt、前年比増減 ±0.0pt)
● 2014年10月の外食頻度(※2)は 4.28回/月 (前月比増減 +0.08回、前年比増減 +0.04回)
● 2014年10月の外食単価は 2,335円 (前月比増減 -85円、前年比増減 +94円)
● 2014年10月の外食市場規模(※3)は 3,154億円 (前月比増減 -43億円、前年比増減 +104億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、4月からH24人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
 (参考)基準人口(前年比)は、3圏域・計:-1.6%、首都圏:-1.3%、関西圏:-2.0%、東海圏:-1.7%

【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:75.2%(前年比増減 +0.2pt)、関西圏:75.2%(同 -0.5pt)、東海圏:74.6%(同 -0.1pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.61回/月(前年比増減 +0.07回)、関西圏:3.96回/月(同 ±0.00回)、東海圏:3.65回/月(同 -0.02回)
● 外食単価は、首都圏:2,363円(前年比増減 +118円)、関西圏:2,369円(同 +48円)、東海圏:2,136円(同 +74円)
● 外食市場規模は、首都圏:1,948億円(前年比増減 +104億円)、関西圏:832億円(同 -5億円)、東海圏:373億円(同 +4億円)

【性年代別】(3圏域計)
● 性年代別の外食実施率は、30代/男性と60代/男性で前年比プラス幅が最も大きかった(ともに前年比増減 +1.5pt)。一方、前年比でマイナス幅が大きいのは、40代/男性(実施率74.9%、前年比増減 -1.6pt)。
● 性年代別の外食単価は、30代/女性(外食単価 2,293円、前年比増減 +228円)で前年比プラス幅が最も大きく、マイナス幅が最も大きいのは、50代/女性(外食単価 2,395円、前年比増減 -157円)であった。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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