2016年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査 

2015年02月03日
マイナビは、2016年卒業予定のマイナビ全会員を対象とした「2016年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」の結果を発表。本調査は、過去にも2009年卒、2012年卒から2015年卒の学生を対象にアンケート調査を実施しており、今回で6回目となります。

【調査結果の概要】

■ 自分たちの世代は「安定した生活を求める」が5.3pt増加し65.7%。理想の将来像は男女とも「愛する人と結婚して子供ができ幸せに暮らす」が1位
「自分たちの世代についての言葉で当たっているもの」を「ゆとり世代」「さとり世代」の特徴などの選択肢から3つまで選んでもらったところ、「安定した生活を求める」が前年比5.3pt増の65.7%と、2位の「ハングリー精神に欠ける」(31.6%、前年比4.5pt減)の2倍以上となった。
また、「理想とする『将来の自分』像」を17個の選択肢の中から選んでもらったところ、男女とも最も割合が高かったのは「愛する人と結婚して子供ができ幸せに暮らす」(男子:25.6%、女子:39.6%)となった。次いで、男女とも2位が「自分の好きな仕事を一生続ける」(男子:18.6%、女子:22.1%)、3位が「一生食べていける安定した仕事を持つ」(男子:17.2%、女子:17.9%)となった。「起業して社長になって成功を収める」「自分の店(ペンションなど含む)を持つ」「世界的に有名なクリエイター・アスリートになる」など、「野望」を抱くような選択肢もある中、それらはいずれも割合は低く、将来的な「安定」を表す選択肢に票が集中する結果となった。

■ 興味のある社会問題は「高齢化社会・介護問題」が最多の46.4%
「興味のある社会問題」について聞いたところ(複数回答)、「高齢化社会・介護問題」が全体で46.4%と最も高い割合となり、文理男女別に見ると、女子の方が男子より関心が高く、理系女子が51.4%、文系女子が49.2%だった。文系男子は「国際政治問題・民主化運動」が全体より9.2pt高い49.2%で最も関心が高かった。文理で大きく差が出たのは「格差社会」(文系男子:42.8%、文系女子:42.2%、理系男子:25.9%、理系女子:24.7%)、「伝染病対策」(文系男子:14.7%、文系女子:21.0%、理系男子:30.6%、理系女子:43.7%)、「地球温暖化」(文系男子:29.2%、文系女子:28.9%、理系男子:45.9%、理系女子:45.3%)だった。

■「共働きが望ましい」男子47.0%、女子68.6%。専業主婦志向の女子は24.3%
結婚後の仕事(収入源)について、「共働き」「主に自分の収入」「主に相手の収入」に、今年新たに追加した「結婚せず自分の収入」を加えた4つの選択肢で聞いたところ、「共働き」希望の割合は全体で56.2%(男子:47.0%、女子:68.6%)だった。共働きを希望する人に理由を聞いたところ、男子では「結婚相手が仕事を続けたいならその意思を尊重したいので」(29.0%)が最も高く、女子では「仕事を続けることが生きがいになると思うから」(24.9%)が最も高かった。また、「主に相手の収入のみで生活するのが望ましい」と考えている女子は24.3%となり、およそ4人に1人は専業主婦志向であることが分かった。

■「時間内に仕事を終え、積極的に子育てする」男性を「すごくかっこいい」と思う女子は63.8%
子育てについての考えを聞いたところ、「育児休暇を取って積極的に子育てしたい」という回答は、男子が前年比7.5pt減の33.0%、女子が前年比3.5pt減の65.7%だった。「育児休暇は取らないが夫婦で子育てはしたい」は男子が前年比5.6pt増の52.2%、女子が前年比3.9pt増の9.5%で、ともに増加した。「育児休暇を取って積極的に子育てしたい」を選択した理由は、男女とも「子供が小さいうちはできるだけそばにいてあげたいから」が最多で、男子41.4%(前年比0.6pt増)、女子52.2%(前年比4.2pt減)だった。
また、「残業」「育児休暇」について、学生がそれぞれどのようなイメージを持っているか調査するため、「同性」「異性」の働き方に対するイメージを聞いた。最も好感度が高かった働き方は「時間内に仕事を終え、積極的に子育てする」で、特に女子は、この働き方をする「同性の社会人(=女性)」を「すごくかっこいいと感じる」が70.6%、「異性の社会人(=男性)」を「すごくかっこいいと感じる」が63.8%と高い割合となった。男子についても、「同性の社会人(=男性)」を「すごくかっこいいと感じる」が58.7%、「異性の社会人(=女性)」を「すごくかっこいいと感じる」が66.4%となった。
女子の好感度が次に高かったのは「子育てに専念するため育児休暇を取得する」で、「同性の社会人(=女性)」を「すごくかっこいいと感じる」が47.0%、「異性の社会人(=男性)」を「すごくかっこいいと感じる」が41.8%となった。育児に積極的な働き方は、いずれも好感度が高いが、育児休暇を取得せず、仕事と育児の両立を図る働き方の方が好感度はやや高いようだ。

■ 保護者と就職活動に関する話をすることが「(よく+時々)ある」学生は74.9%
「両親または保護者が就職活動にどの程度関心を持っているか」について聞いたところ、「とても関心がある」が前年比1.4pt増の21.3%、「ある程度関心がある」が前年比3.2pt減の57.2%となり、前年度と同様に多くの学生の保護者が関心を持っていることが分かった。保護者と就職活動との具体的な関わりについては、「就職活動に関する話を(よく+時々)する」が74.9%と全体のおよそ4分の3を占め、「就職活動について(よく+時々)相談する」は47.4%となった。「自己分析を進めるために話を聞く」は前年比4.0pt増の28.2%、「ご両親や保護者の仕事の内容について話をする」は前年比3.7pt増の44.2%で、いずれもやや増加した。採用活動の解禁前ではあるが、様々な角度から子供と就職活動について話をする保護者が増えているようだ。

【番外編】「あなたが就職活動や職業選択をする上で最も大きな影響を受けた作品」 男女上位5作品
(映画、漫画、小説、ドラマ、テレビ番組)

■ 男子のベスト5
1位 半沢直樹(小説、テレビドラマ:41票)
2位 ONE PIECE(漫画:9票)
2位 情熱大陸(テレビ番組:9票)
4位 ドラゴン桜(漫画、テレビドラマ:8票)
5位 LIFE!(映画:7票)
5位 カンブリア宮殿(テレビ番組:7票)
5位 プロジェクトX(テレビ番組:7票)
5位 医龍(漫画、テレビ番組:7票)

■ 女子のベスト5
1位 プラダを着た悪魔(小説、映画:41票)
2位 半沢直樹(小説、テレビドラマ:25票)
3位 ファーストクラス(テレビドラマ:23票)
4位 きょうは会社休みます。(漫画、テレビドラマ:21票)
5位 リッチマン、プアウーマン(テレビドラマ:20票)


【調査概要】
・調査方法:『マイナビ2016』全会員にWEB DMを配信 その後、数回に分けて新規登録会員にWEB DMを配信
・調査期間:2014年12月15日(月)~2015年1月13日(火)
・調査対象:2016年卒業予定の『マイナビ2016』全会員
 回答数3,555名(文系男子614名、理系男子673名、文系女子1,572名、理系女子696名)
※本調査は、法政大学キャリアデザイン学部との共同調査です

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