外食市場調査(2015年1月度) 

2015年03月03日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、東名阪の男女約10 ,000人を対象とする2015年1月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。

【今月のポイント】

外食市場規模は東名阪3圏域合計で前年同月比(以下、前年比)+79億円の3,363億円。外食実施率・外食頻度では3圏域とも前年実績を下回ったが、外食単価(2,582円)の前年比上げ幅は、調査を開始以来最大(前年比+208円)を記録。特に首都圏(外食単価2,616円)は前年比+286円と上げ幅が2カ月連続で記録を更新し、市場規模の3圏域合計を押し上げた。外食単価の上昇は、新年会などの飲酒機会による単価上昇が影響していると考えられる。「ホットペッパーグルメリサーチセンター」が行った2014年~2015年の忘新年会についてのカスタマーアンケートによると、1回あたりの忘新年会の想定予算が上昇傾向で、これが外食単価全体に影響した可能性がありそうだ。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2015年1月の外食(※1)実施率は 75.7% (前月比増減 -2.0pt、前年比増減 -0.9pt)
● 2015年1月の外食頻度(※2)は 4.10回/月 (前月比増減 -0.31回、前年比増減 -0.13回)
● 2015年1月の外食単価は 2,582円 (前月比増減 -255円、前年比増減 +208円)
● 2015年1月の外食市場規模(※3)は 3,363億円 (前月比増減 -716億円、前年比増減 +79億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で  おこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、4月からH24人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出

(参考)基準人口(前年比)は、3圏域・計:-1.6%、首都圏:-1.3%、関西圏:-2.0%、東海圏:-1.7%

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:75.8%(前年比増減 -0.9pt)、関西圏:75.2%(同 -0.9pt)、東海圏:76.1%(同 -1.3pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.34回/月(前年比増減 -0.16回)、関西圏:3.84回/月(同 -0.14回)、東海圏:3.67回/月(同 -0.01回)
● 外食単価は、首都圏:2,616円(前年比増減 +286円)、関西圏:2,610円(同 +101円)、東海圏:2,383円(同 +80円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,046億円(前年比増減 +106億円)、関西圏:889億円(同 -27億円)、東海圏:427億円(同 -1億円)

【性年代別】(3圏域計)

● 性年代別の外食実施率は、60代/女性(実施率77.9%、前年比増減 +2.1pt)で前年比プラス幅が最も大きかった。一方、前年比でマイナス幅が大きいのは、30代/女性(実施率73.6%、前年比増減 -5.1pt)。
●性年代別の外食単価は、20代/男性(外食単価 2,214円、前年比増減 +376円)で前年比プラス幅が最も大きかった。一方、60代/男性(外食単価 3,081円、前年比増減 -98円)は、唯一前年比マイナスであった。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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