外食市場調査(2015年4月度) 

2015年05月29日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメリサーチセンター」は、東名阪の男女約1万人を対象とする2015年4月度の「外食市場調査」を実施。

【今月のポイント】

外食市場規模は東名阪3圏域合計で前年同月比(以下、前年比)+11億円の3,212億円。前年4月に消費税が5%から8%に増税されてから2年目に入った最初の月ということで注目されたが、3圏域計ではわずかながら前年比さらにプラスで推移した。外食実施率では前年を下回ったが、外食頻度で前年増減なし、外食単価で前年を上回り、これに人口の減少を加味した市場規模推計で前年超えを記録した。単価は前年比+49円で、これで5カ月連続で前年超えが続いている。また、今月から夕食で利用した外食業態について、新しい25分類からの選択回答を開始した。新分類にて、市場全体に占める割合のもっとも高い業態は「居酒屋」で、全体の約25%を占め、次いで「和食料理店」が約15%を占めている。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2015年4月の外食(※1)実施率は 74.6% (前月比増減 -1.6pt、前年比増減 -0.7pt)
● 2015年4月の外食頻度(※2)は 4.15回/月 (前月比増減 -0.12回、前年比増減 ±0.00回)
● 2015年4月の外食単価は 2,487円 (前月比増減 -44円、前年比増減 +49円)
● 2015年4月の外食市場規模(※3)は 3,212億円 (前月比増減 -249億円、前年比増減 +11億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で おこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、14年4月からH24人口推計、15年4月からH25人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.6%、関西圏:-1.0%、東海圏:-0.7%

【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:74.5%(前年比増減 -1.0pt)、関西圏:73.6%(同 -1.0pt)、東海圏:76.8%(同 +1.1pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.41回/月(前年比増減 -0.12回)、関西圏:3.98回/月(同 +0.24回)、東海圏:3.56回/月(同 +0.05回)
● 外食単価は、首都圏:2,535円(前年比増減 +76円)、関西圏:2,492円(同 +19円)、東海圏:2,267円(同 -1円)
● 外食市場規模は、首都圏:1,966億円(前年比増減 -35億円)、関西圏:851億円(同 +37億円)、東海圏:395億円(同 +9億円)

【業態別】(3圏域計)
●業態別の市場規模は、【居酒屋】が最も大きく791億円(全体市場規模の約25%)、次いで【和食料理店】が489億円(全体市場規模の約15%)。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
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