第2回「100年後も生き残れると思う日本企業」調査 

2015年07月31日
リスクモンスターは、第2回「100年後も生き残れると思う日本企業」調査結果を発表。

【調査結果】

[1] 上位は自動車製造業および鉄道業が独占!!

第2回「100年後も生き残ると思う日本企業」アンケートのランキング1位は、「トヨタ自動車」となりました。次いで「本田技研工業(ホンダ)」が2位、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」が3位となり、以下「東海旅客鉄道(JR東海)」、「パナソニック」、「日産自動車」、「日立製作所」、と続きました。

業種としては、自動車製造業3社(トヨタ自動車、本田技研工業(ホンダ)、日産自動車)、電気機器製造業3社(パナソニック、日立製作所、キヤノン)、飲食料品製造業4社(味の素、サントリー、キユーピー、キッコーマン)など、製造業がトップ20のうち10社を占め、製造業以外では、鉄道業の3社(東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本))、運送業2社(ヤマト運輸、全日本空輸(ANA))がランクインしました。
上位4位までに自動車製造業および、鉄道業が独占しており、今後の日本経済を牽引していく役割として、期待が寄せられていることが窺える結果となりました。

[2] 独自の技術や発想に期待が高まる!!

前回(第1回)アンケートの結果と比較したところ、上位2社「トヨタ自動車」と「本田技研工業(ホンダ)」に変化はなく、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回5位→今回3位)、「東海旅客鉄道(JR東海)」(前回7位→今回4位)、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(前回16位→今回8位)の3社が順位を上げた一方で、「日産自動車」(前回3位→今回6位)、「パナソニック」(前回4位→今回5位)の2社はそれぞれ順位を下げた結果となりました。

一方、「TOTO」(前回21位→今回9位)、「富士フイルム」(前回45位→今回12位)の2社についてはそれぞれ大幅なランクアップとなりました。両社は、先に実施した「第3回「世界に誇れる日本企業」調査」においても大幅なランクアップとなっており、独自の技術や発想が評価され、日本国内のみでなく世界で活躍できる企業においては、100年後も生き残れる企業として期待感が窺える結果と考えられます。

創業年数および純資産額との比較

今回のランキング上位20社について、創業年数を調査したところ、平均業歴は88年となり、全ての企業が、業歴60年を超える老舗企業となりました。当然ながら、長い業歴の中で盤石の事業基盤を築き上げている企業が、今後も活躍を期待されていることが窺えます。
また、ランキング上位20社の純資産額および自己資本比率と、上場会社における純資産額の上位20社を調査して比較し、豊富な純資産を有していることが「100年後も生き残る企業」と判断される一因となるかを調査したところ、ランキング上位企業のうち、上場会社の上位にランクインしたのは7社(トヨタ自動車、本田技研工業(ホンダ)、日産自動車、日立製作所、キヤノン、東日本旅客鉄道(JR東日本)、ブリヂストン)のみという結果にとどまりました。巨大資本を有し、上場会社の純資産額ランキング上位に位置するメガバンク系グループや総合商社においては、アンケートランキングでは、100位圏内を維持するにとどまる結果となっています。これは、これらの企業の商品やサービスの実態が消費者にとって縁遠い点で、評価を得にくい材料となっていると考えられます。(図表D)


【調査概要】
調査名称  :第2回「100年後も生き残れると思う日本企業」調査
調査方法  :インターネット調査
調査エリア :全国
調査期間  :2015年4月17日(金)~2015年4月19日(日)
調査対象者 :20~59歳の有職者男女個人、60~69歳の男女個人
有効回収数 :1,000サンプル
調査対象企業:年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を抽出

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