「ミドル層の採用」についてアンケート調査(企業対象) 

2015年08月11日
エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』上でサイトを利用している278社を対象に「ミドル層の採用」についてアンケート調査を行ないました。

【調査結果概要】

2015年6月度の有効求人倍率が1.19倍と、16ヶ月連続で高水準が継続中。採用難な状況であるため、年齢を問わず採用する企業も多いといわれていますが実態はどうなのでしょうか。企業にミドル層(35歳~55歳)の採用状況について伺いました。

★ 8割以上の企業が、直近3年以内に35歳以上の方を採用したと回答。ミドル層に求めているのは、「専門性」と「自社にない経験・能力」。

★ 81%の企業が、「今後ミドル層を採用したい」と回答。採用する理由は「優秀であれば年齢は関係ない」から。一方で、自分のやり方に固執するという点で、ミドル層の採用を敬遠する企業も。


【調査結果詳細】

1:8割以上の企業が、直近3年以内に35歳以上の方を採用したと回答。ミドル層に求めているのは「専門性」と「自社にない経験・能力」。

「3年以内に、ミドル層(35歳~55歳)の採用をしましたか」と伺ったところ、8割以上の企業が「はい」と回答しました。ミドル層の採用数に変化があるかについては、「変わらない」(47%)と回答した企業が最多であるものの、「増えている」(35%)が「減っている」(11%)を上回っています。この結果を見ると、「35歳転職限界説も崩壊した」と言われるのもうなずけます。また、ミドル層に求めるものについて伺うと「専門性」(76%)、「自社にない経験・能力」(57%)という回答が上位に。これまでに培ってきたキャリアやスキルを評価して、即戦力として採用しているようです。

2:81%の企業が、「今後ミドル層を採用したい」と回答。採用する理由は「優秀であれば年齢は関係ない」から。一方で、自分のやり方に固執するという点で、ミドル層の採用を敬遠する企業も。

「今後、ミドル層の社員を中途採用することについてどう考えているか」と伺ったところ、81%の企業から「採用したい」という前向きな回答がありました。その理由について伺うと、 「優秀であれば年齢は関係ない」(57%)、「豊富な経験が必要」(54%)、「専門性が必要な仕事だから」(54%)といったミドルのスキルに期待する声が多く集まりました。一方、「採用したくない」と答えた企業からは、「自分のやり方、これまでのやり方に固執する」(51%)という理由がもっとも多く挙げられました。「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように、これまでのやり方はいったん捨てて新たな職場のやり方や進め方にならうことが、ミドル層の転職成功には重要といえそうです。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン 人事のミカタ』利用企業のうち278社
調査期間:2015年6月17日~2015年7月14日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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