外食市場調査(2015年9月度) 

2015年10月28日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパー グルメ リサーチセンター」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2015年9月度の「外食市場調査」を実施。

【今月のポイント】
2015年9月の外食市場規模は東名阪3圏域合計で3,151億円で前年同月比(以下、前年比)-46億円であった。8月に続き2カ月連続の前年割れは2014年の11~12月ぶり。首都圏で外食頻度が4.27回/月(前年比-0.26回)と大きく前年を下回ったことが影響した。9月の首都圏は中旬に台風17・18号の影響による大雨があり、東日本としては記録的な降水量であった。9月全体としても東日本では降水量がかなり多く、外出控えや外食控えが起きたことが頻度低下の理由と考えられる。一方、外食単価は2,483円(前年比+63円)と10カ月連続して前年を超えた。首都圏を含む全3圏域で前年比がプラスとなっている。業態別では、8月にファミリー需要の強い「ファミリーレストラン」「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が市場規模の前月実績割れとなった。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2015年9月の外食(※1)実施率は 75.7% (前月比増減 -1.9pt、前年比増減 +0.8pt)
● 2015年9月の外食頻度(※2)は 4.02回/月 (前月比増減 -0.26回、前年比増減 -0.18回)
● 2015年9月の外食単価は 2,483円 (前月比増減 +41円、前年比増減 +63円)
● 2015年9月の外食市場規模(※3)は 3,151億円 (前月比増減 -227億円、前年比増減 -46億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、14年4月からH24人口推計、15年4月からH25人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
 (参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.6%、関西圏:-1.0%、東海圏:-0.7%

【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:74.7%(前年比増減 ±0.0pt)、関西圏:76.7%(同 +1.5pt)、東海圏:77.4%(同 +2.0pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.27回/月(前年比増減 -0.26回)、関西圏:3.83回/月(同 -0.06回)、東海圏:3.49回/月(同 -0.06回)
● 外食単価は、首都圏:2,553円(前年比増減 +50円)、関西圏:2,506円(同 +122円)、東海圏:2,133円(同 +27円)
● 外食市場規模は、首都圏:1,924億円(前年比増減 -89億円)、関西圏:860億円(同 +36億円)、東海圏:367億円(同 +6億円)

【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、前月との比較で【フレンチ・イタリアン料理店】(前月比増減 +22億円)でプラス幅が最も大きい。前月、最もマイナス幅が大きかった【居酒屋】はプラスに転じ(前月比増減 +17億円) 、前月、最もプラス幅が大きかった【ファミリーレストラン、回転すし等】はマイナスに転じた(前月比増減 -36億円)。


詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパーグルメリサーチセンター]
 マイページ TOP