外食市場調査(2015年10月度) 

2015年11月27日
リクルートライフスタイルに設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパー グルメ リサーチセンター」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2015年10月度の「外食市場調査」を実施しました。

【今月のポイント】

2015年10月の外食市場規模は東名阪3圏域合計で3,262億円で前年同月比(以下、前年比)+108億円。3カ月ぶりに前年実績を上回った。外食実施率・頻度・単価の3指標で3圏域合計がすべて前年実績を上回る「トリプル高」は2015年7月以来。単価の上昇幅が他の圏域よりも大きかった首都圏の市場規模が2,013億円(前年比+65億円)で市場をけん引した。さらに東海圏、関西圏とも市場規模は前年実績を超え、3圏域揃っての前年超えは2015年2月以来となった。業態別では、「居酒屋」が前月比で70億円のプラスとなった。『ホットペッパー グルメ』でのフリーワード検索数でも、10月は「居酒屋」が前年18位から8位へと大きくランクアップしており、利用回数の上昇が要因となって市場規模を押し上げた。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】

● 2015年10月の外食(※1)実施率は 75.6% (前月比増減 -0.1pt、前年比増減 +0.5pt)
● 2015年10月の外食頻度(※2)は 4.29回/月 (前月比増減 +0.27回、前年比増減 +0.01回)
● 2015年10月の外食単価は 2,414円 (前月比増減 -69円、前年比増減 +79円)
● 2015年10月の外食市場規模(※3)は 3,262億円 (前月比増減 +111億円、前年比増減 +108億円)

※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、14年4月からH24人口推計、15年4月からH25人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.6%、関西圏:-1.0%、東海圏:-0.7%

【圏域別】

● 外食実施率は、首都圏:75.7%(前年比増減 +0.5pt)、関西圏:75.1%(同 -0.1pt)、東海圏:76.4%(同 +1.8pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.56回/月(前年比増減 -0.05回)、関西圏:4.03回/月(同 +0.07回)、東海圏:3.74回/月(同 +0.09回)
● 外食単価は、首都圏:2,467円(前年比増減 +104円)、関西圏:2,429円(同 +60円)、東海圏:2,146円(同 +10円)
● 外食市場規模は、首都圏:2,013億円(前年比増減 +65億円)、関西圏:858億円(同 +26億円)、東海圏:391億円(同 +18億円)

【業態別】(3圏域計)

● 業態別の市場規模は、前月との比較で【居酒屋】(前月比増減 +70億円)でプラス幅が最も大きい。他に【中華料理店】(前月比増減 +16億円)や【ファミリーレストラン、回転すし等】(前月比増減 +13億円)なども前月よりプラスとなった。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ホットペッパー グルメ リサーチセンター]
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