現代人の睡眠事情2015~寝室の現状と睡眠実態~
2015年09月17日日本人の睡眠時間は年々短くなっており、「眠りの質」に対する関心は高まっています。そこで今回は、現代人の「睡眠」に関する行動・意識を把握するため、調査を実施しました。本レポートでは、本調査で明らかになった「睡眠の現状」「寝室と寝具の現状」「睡眠に対する意識」について、実態と意識をまとめました。
【調査結果のポイント】
■睡眠の現状
・平均の起床時刻は、「6~7時台」が最も多いが、「4~5時台」も多く男性50~60代では35%を超える。女性も40代以上は2~3割が「4~5時台」。
・就寝時刻は、平日・休日ともに「0~1時台」が最も多く、日付が変わってから就寝する人が過半数を占めている。
・平日の睡眠時間は「6~7時間未満」が最も多く、平均は6.3時間。休日の睡眠時間は、「7~8時間未満」が最も多く、平均は7.2時間。
・平日の睡眠時間が最も短いのは男女とも50代。
・年代が低いほど「日中の眠気」「起きるつらさ」「睡眠不足」を感じる人が多い。
・良い睡眠のために工夫していることは、「カーテン」「空調」「食事」「寝具」「ストレッチ」など。
・昼寝を「良い習慣」「健康に良い」と考える人は6割以上だが、取り入れたい人は3割程度。
■寝室と寝具の現状
・「自分ひとり」で寝たい人が6割以上。既婚者は年齢が上がるほど「ひとり希望」が多い。
・夏季に寝室にある空調は「エアコンの冷房」が最多で、次に「扇風機」。就寝中に使う割合は、「エアコンの冷房」が53.6%、「扇風機」39.9%。「切」タイマーを使う人が多い。
・寝室空調の不満のトップは「光熱費がかかる」。「温度が安定しない」「冷え過ぎる」が続く。
・夏季に使用しているかけ布団は、約6割がタオルケット。
・寝具は清潔感を重視。天日干しや洗濯をすることで、湿気やアレルギー源を除去したい意向は高い。
■睡眠に対する意識
・「睡眠は自分にとって重要」と考える人は95.7%とほとんどの人が重要性を感じているが、現在の睡眠に満足している人は半数以下。
・睡眠に期待することは「心身の疲労回復」。寝室の環境が眠りの質に影響すると考えている。
【調査概要】
■定量調査
調査方法:インターネット調査
調査時期:2014年8月
調査対象:一都三県在住(東京、神奈川、千葉、埼玉)15歳~79歳男女:計2600名
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