GTCI:人材競争⼒に関する国際調査 2015-16 

2016年01月26日
インシアード(INSEAD)、ヒューマンキャピタル・リーダーシップ研究所(HCLI)、アデコグループは、世界   109   か国の「人材を獲得、育成、維持する能力」を調査しランク付けした年次報告書の最新版、「Global Talent Competitiveness Index(GTCI:人材競争力に関する国際調査)2015-16」(以下「GTCI 2015-16」)を発表。

「GTCI   2015-16」では、「人材の誘致と国際流動性(インターナショナル・モビリティ)」が調査のテーマとなっています。様々なデータを分析した結果、人材の流動性と経済的繁栄との間に相関関係があることが明らかになりました。人材の需要を補い、スキルギャップを埋める上で流動性は不可欠ですが、創造力に長け、起業家精神に富む人材はその多くが他国出身者や留学経験者です。したがって、「GTCI   2015-16」で上位にランクされた国々が、高いスキルを持つ国外の人材にとって魅力的な国となるよう自国をポジショニングしているのも当然と言えます。新しいタイプの移⺠の流れを前にして、各国の意思決定者には選挙⺠にとっての目前の課題の解決と、国民の長期的な利益の実現の双方に取り組むための政策戦略を形作ることが求められています

トップ 10 にランクされた国々は、人材の流動における開放性が重要であることを明確に示しています。スイスとルクセンブルグでは人口の 25%近くが他国出身者であり、シンガポールではこの割合が 43%にも上ります。他国出身者が人口に占める割合は、米国(4 位)、カナダ(9 位)、ニュージーランド(11 位)、オーストリア(15 位)、アイルランド(16 位)でも高くなっています。

【GTCI 2015-16 ランキング トップ 10】
1 位:スイス 6 位:スウェーデン
2 位:シンガポール 7 位:英国
3 位:ルクセンブルク 8 位:ノルウェー
4 位:米国 9 位:カナダ
5 位:デンマーク 10 位:フィンランド

日本の順位は 109 か国中 19 位となり、昨年の 20 位から順位をひとつ上げた

昨年の GTCI の発表以来、チェコ共和国(20 位)がランク入りしたこと、ニュージーランドがそのパフォーマンスを大きく向上したこと、カナダとアイルランドの順位が若干低くなったことを除き、トップ 20 に大きな変動は起こっていません。

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[アデコ]
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