企画会議中の課題についてのアンケート調査(企画会議に月1回以上参加している25~45歳の会社員男女対象) 

2016年02月19日
スリーエム ジャパンは、企画会議(※1)に月1回以上参加している25~45歳の会社員の男女400名に、企画会議中の課題についてアンケート調査を実施。ファシリテーター(※2)経験者が一体どんな課題を抱え、どんな工夫をしているのか、実りある会議を進めるためのヒントを探りました。

(※1) 本アンケートでの「企画会議」は、キャンペーン企画、新製品検討、新事業創造などアイディアを出し合う会議を指します。
(※2) ファシリテーターとは、会議における「進行役」として、常に中立の立場で会議のプロセスに関わりあいながら、会議の目的に沿って進むよう支援する人

【調査トピックス】

1.約8割のファシリテーター経験者が「アイディア出しを促す工夫」を実践

2.実はファシリテーターの9割が会議進行に悩んでいる 2大お悩みは「一部の人の意見に流される」「活発にアイディア・意見が出てこない」

3.「ふせん/粘着メモ」に書き出すだけで、“新しいアイディアを思いついた人”の割合が1.7倍に増加

4.「ふせん/粘着メモ」利用者に聞いた!企画会議で使うと、「意見が活発に出る」「議論をまとめやすい」と評価する声が多数

5.一方、会議で「ふせん/粘着メモ」を使う際、「はがれやすい」「落ちやすい」などの不満を感じている人も


【調査結果】

1.約8割のファシリテーター経験者が「アイディア出しを促す工夫」を実践

会議進行時に「アイディア出しを促す工夫をしている」と回答した人は、全体の約8割いることがわかりました。しかし、工夫の内容としては「順番に発言させる(営業・営業企画/男性)」、「冗談でも何でも気軽に発言できる雰囲気作りをする(技術系・ソフトウェア関連/男性)」、「どんな意見も否定しない(事務/女性)」など、「雰囲気作り」としての抽象的な回答が多く見られました。
何か道具を取り入れる、会議の構成を変えるなどの目に見える工夫でなく、ファシリテーターの判断で左右される抽象的な工夫ばかりで、本当に悩みは解決できているのでしょうか?

2.実はファシリテーターの9割が会議進行に悩んでいる
  2大お悩みは「一部の人の意見に流される」「活発にアイディア・意見が出てこない」


「アイディア出しの工夫をしている」と約8割のファシリテーターが回答していたにも関わらず、現実にはそれを上回る9割もの人が会議の進め方についての悩みを抱えていました。
具体的には、「結局、一部の人の意見に流されてしまう」(23.9%)、「活発にアイディア・意見が出てこない」(23.2%)という悩みが上位を占めました。では、活発に意見やアイディアを出し合い、実りある会議にするためには、どのような工夫をしたら良いのでしょうか。

3.「ふせん/粘着メモ」に書き出すだけで、“新しいアイディアを思いついた人”の割合が1.7倍に増加

活発に意見やアイディアを出し合う会議にする方法を探るため、「『書き出すこと』で新しいアイディアを思いつくかどうか」を会議参加者に聞いたところ、「ふせん/粘着メモ」を活用している人の66.0%が新しいアイディアを思いついたことがあると回答。一方「ふせん/粘着メモ」を利用していない人ではアイディアを思いついたことがある人は38.0%でした。「ふせん/粘着メモ」に書き出している人のほうが、“新しいアイディアを思いつく”割合が1.7倍も高いという結果が出ました。ツールとして「ふせん/粘着メモ」を活用し、そこに「書き出す=“可視化する”」という方法は、確実に有効だと言えるでしょう。

4.「ふせん/粘着メモ」利用者に聞いた!
  企画会議で使うと、「意見が活発に出る」「議論をまとめやすい」と評価する声が多数


企画会議で「ふせん/粘着メモ」を使うメリットとして、「“1枚に1つぶやき”すればいいので、深く考えずにどんどん意見を出せる。(事務/女性)」など、参加者からの意見が出やすくなるとの回答が多くありました。また、「雰囲気がやわらぐ。全員が注目するため、トピックにも集中できる。(広報・宣伝/女性)」など、会議の雰囲気作りや議題の共有においても役立っているようです。
さらに、「会話が整理しやすく、具体性が増す。(事務/男性)」、「思いつきでの発言を忘れないことで、より付加価値のある発言が期待できるようになった。(経営・管理/男性)」など、出た意見を分類してまとめやすくなるメリットや、さらなるアイディア出しにつなげられるという声もあがっています。
「ふせん/粘着メモ」を使うことで「アイディアが活発に出る場を作る」と同時に、参加者全員のアイディアを視覚化しながら分類できます。それにより「一部の人の意見に流されやすくなることを避ける」ためにも有効な手段と言えます。

5.一方、会議で「ふせん/粘着メモ」を使う際、「はがれやすい」「落ちやすい」などの不満を感じている人も

会議で「ふせん/粘着メモ」を使う際に、「粘着力が弱いので、貼り直しには向いていない(事務/男性)」など、はがれやすさ対する不満の声が多くありました。会議中には、ホワイトボードやプラスチックの壁面に貼ることが多く、それを何度も貼り直すため、粘着力に問題を感じている人が多く見られました。
また、それにより、紛失しやすいことも問題視され、「落ちやすいため、アイディアなど重要な情報が漏れるリスクがあるので、注意をする必要があると思う。(技術系・ソフトウェア関連/男性)」という意見も。
そのほかにも、文字を書く際により大きいサイズのものを望む声や、色分けして分類できるようなものを望む声がありました。
会議で使う「ふせん/粘着メモ」は、アイディアを貼り出して視覚化したり、移動させながら分類したりすることで、自然と多くの意見があがることから「何度貼り直しても、はがれにくいこと」「壁などの垂直面にもしっかり貼れること」が重要な要素だと言えるでしょう。


【調査概要】
調査タイトル:仕事に関するアンケート
調査期間  :2015年12月17日~12月21日
調査方法  :インターネットリサーチ
調査対象  :企画会議に月1回以上参加している正社員、契約・派遣社員 25~45歳の男女400名(Qzoo会員)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[スリーエム ジャパン]
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