「マスク・伊達マスク」に関するアンケート調査 

2016年02月26日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「マスクと伊達マスク」についてアンケートを行い、予防目的でのマスクの着用有無、予防内容、マスクの購入場所、購入重視点、伊達マスク経験有無、伊達マスクの良い点、マスク断ちなどについてまとめました。
調査は2015年12月8日~12月15日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター4,026人から回答を得ています。

【調査結果】

● 「予防目的のマスク着用」55.2%と半数以上!「女性50代」では68.3%に。
● 目的・・・「風邪予防」81.7%。30代では88.2%に!
● マスクをするのは「人の多い所」「埃っぽい場所」「公共の乗り物利用時」
● マスク 購入場所 男女ともに「ドラッグストア」が断トツ!
● 購入重視点・・・男性「ピッタリフィット感」女性「サイズ」。男女で異なる結果に。
● 「伊達マスクする」16.1%。20代女性では44.9%も!
● 伊達マスク良い点・・・男性「あたたかい」・女性「スッピンを気にしなくて良い」
● マスク断ち・・・『聞いた事がある』1割に満たず。
● 「マスク断ち経験者」僅か1.3%。マスク断ちの成功者は半数にのぼる!
● 「マスクは万能!」様々な使い方がされていることがわかるたくさんのエピソードが。
● あったらいいな・・・「魔法」のようなマスクから「現実的な」マスクまで多種多様!!

【調査結果】

 「予防目的のマスク着用」55.2%と半数以上!「女性50代」では68.3%に。

■予防目的でのマスク着用有無
全員に風邪やインフルエンザ・花粉症などの”予防の為にマスクを着用するか”尋ねた。
「よくする」20.2%、「たまにする」35.0%、「全くしない(予防の為にマスクはしない)」という人は、44.8%であった。
予防目的のマスク着用率は55.2%と半数を超えた。
男女別での「よくする」について見てみると、【男性】15.7%に対し、【女性】27.2%と、女性の方が11.5ptも値が高かった。「全くしない」については、【男性】52.0%に対し、【女性】33.5%と、20pt近くの値差がある。
予防目的でのマスク着用は、男性に比べ、女性の方が多いことがわかる結果となった。

<性年代別>
性年代別の『予防目的のマスク着用』について見てみると、全ての年代で【女性】の値が高く、【男性20代】31.7%に対し、【女性20代】65.3%と「20代」が最も値差が大きかった。(33.6pt差)逆に値差が一番小さかったのは「70代以上」であった。(5.9pt差)
【男性】は年代が上がるごとに、『予防目的のマスク着用』が増える傾向にあった。
【女性】は、20代から50代にかけて着用率が高くなり、60代以降になると多少値が下がっており、「50代」を中心に山なりな結果となった。

 目的・・・「風邪予防」81.7%。30代では88.2%に!

■何の予防の為に?
予防目的でマスクを着用する人に、”何を予防する”ためにマスクをしているか尋ねた。
「風邪予防」が81.7%と断トツであった。次いで「インフルエンザ予防」68.0%、「花粉症予防」43.3%と続いた。その他の自由回答には、「ハウスダスト」「ノロウィルス」「黄砂」「pm2.5」などが挙げられた。

<予防目的のマスク着用頻度別>
予防目的のマスク着用頻度別に見てみると、【たまにする】人に比べ、【よくする】人ほど値が高く、「花粉症予防」では16.6ptの値差があった。それ以外の項目でも10pt以上の値差であった。
様々な予防を目的にしているからこそ予防目的の着用頻度が高くなるのであろう。

<年代別>
年代別に見てみると、【風邪予防】では、年代が高くなるほど値が低くなる傾向にあった。【インフルエンザ予防】では、「20代」「60代」が他の年代に比べると値が低く、「70代以上」が72.5%と
最も高かった。【花粉症予防】では「50代」が最も値が高く49.6%となり、「50代」を中心に山型な結果となった。
予防目的ごとに、年代で多少差がある結果となった。

 マスクをするのは「人の多い所」「埃っぽい場所」「公共の乗り物利用時」

■どのような時にマスクをしますか?
全員に”どのような時”にマスクをするか尋ねた。
「人混み・コンサートなど、人の多いところにいるとき」が最も多く38.8%であった。僅差で「埃っぽい場所にいるとき」38.6%、「電車など公共の乗り物を利用するとき」38.0%と、ここまでが3割を超えた。次いで、「排気ガス・粉塵・黄砂など、屋外の空気が悪いとき」27.6%と続いた。

男女別では、全ての項目で男性の値を女性が上回った。
「人の多いところにいるとき」が最も値差が大きく17.7pt差であった。次に「乾燥した場所にいるとき」が16.9pt差であった。予防目的での着用も女性の値が高かったが、マスクの着用率も「男性」62.5%に対し、「女性」が高く、77.2%となった。

 マスク 購入場所 男女ともに「ドラッグストア」が断トツ!

■購入場所
マスク着用者に、マスクの”購入場所”を尋ねた。
「ドラッグストア」が断トツで79.0%であった。次いで、「スーパー」23.3%、「ホームセンター」17.9%、「100円ショップ」9.9%と続いた。
男女別では、「ドラッグストア」は女性の値が高く、「スーパー」「ホームセンター」は男性の値が高かった。

 購入重視点・・・男性「ピッタリフィット感」・女性「サイズ」。男女で異なる結果に。

■マスク購入の際の重視点

マスク購入者に、購入の際の”重視点”について尋ねた。
「サイズ(小さめ・大きめなど)」が最も多く37.3%、次いで「耳が痛くない」35.9%、「ピッタリフィット感」34.8%、「大容量である(50枚や100枚など箱売り)」34.7%、「抗菌」31.6%と続き、ここまでが3割を超えた。その他の自由回答では、「日本製である」「素材」「肌触り」「色柄」などが挙げられた。

重視点については、男女により、大きく異なる結果となった。
【男性】では、「ピッタリフィット感」34.6%、「抗菌」31.1%、「耳が痛くない」31.0%、「大容量である」29.7%の順であった。全体で1位の「サイズ」については、27.9%と6位であり、上位項目の値差は小さかった。
【女性】は、「サイズ」が48.3%と約半数に上った。次いで、「耳が痛くない」41.6%、「大容量である」40.4%、「形」37.2%、「ピッタリフィット感」35.0%と続いた。「ピッタリフィット感」については、男女でほぼ値差はなかったが、それ以外の「サイズ」や「形」・「耳が痛くない」など、『サイズや形』に関わる項目では、男性に比べ女性の値がとても高かった。(10~20pt差)
女性の方が『サイズや形』に関して、重視していることがわかる結果となった。

 「伊達マスクする」16.1%。20代女性では44.9%も!

■伊達マスクする?しない?
全員に”今までに伊達マスクをしたことがあるか”尋ねた。
「よくする」4.5%、「たまにする」11.6%と『伊達マスクをしている人』は16.1%であった。「現在はしていない(したことがある)」人は4.6%であった。『伊達マスク経験者』は20.7%と、2割を超えた。

男女別では、【よくする】人が「男性」2.6%に対し、「女性」は7.6%と約3倍であった。【たまにする】人は、「男性」6.1%に対し、「女性」20.0%と、こちら3倍以上に上った。『伊達マスクをしている人』・『伊達マスク経験者』も、男性に比べ女性が多かった。

<性年代別(伊達マスクをしている・していた人の値)>
性年代別の『伊達マスクをしている人』について見てみると、【男性】は、5~15%の間で、「20代」「30代」の値が高かった。【女性】は、年代が若い程、『伊達マスクをしている人』が多く、「70代以上」が13.0%であったのに対し、「20代」は44.9%と半数近くに上った。
全ての年代で【男性】の値を【女性】が上回り、『伊達マスクをしている人』は、男性に比べ、圧倒的に女性に多く、特に若い年代に非常に多いことがわかる結果となった。

<予防目的でのマスク着用頻度別(伊達マスクをしている・していた人の値)>
予防目的でのマスク着用頻度別で見てみると、着用頻度が高いほど、『伊達マスクをしている人』・『伊達マスク経験者』の値が高く、【予防目的でマスクをよくする人】では、それぞれ4割を超えた。【予防目的でマスクをしない人】は1割にも満たなかった。
【予防目的でマスクをよくする人】は、マスクをすることに慣れていることも、値が高い理由かもしれない。

 伊達マスク良い点・・・男性「あたたかい」・女性「スッピンを気にしなくて良い」

■伊達マスクの良い点
現在伊達マスクをしている人に”伊達マスクをする理由・良い点”を尋ねた。
「マスクをしているとあたたかいから」51.8%と最も多く、僅差で「スッピンでも気にしなくて良いから」51.7%と続き、いずれも半数を超えた。
次いで「顔が隠れることにより、安心感があるから」30.2%、「湿度が保てて、肌の調子が良いから」29.4%と続いた。 その他の自由回答では、「湿度が保てて喉が保護されるから」「紫外線予防」「多少若く見える気がするから」「歯が欠けたり差し歯が外れた時」などが挙げられた。

男女別では、【男性】は、「マスクをしているとあたたかいから」48.8%・「無精ひげを気にしなくて良いから」42.3%・「湿度が保てて、肌の調子が良いから」30.5%と続いた。【女性】は、断トツで「スッピンでも気にしなくて良いから」74.4%となり、「マスクをしているとあたたかいから」53.3%・「顔が隠れることにより、安心感があるから」31.4%と続いた。
伊達マスクをしている人が女性に圧倒的に多いのは、スッピンを隠せることが大きいのだろう。

 マスク断ち・・・『聞いた事がある』1割に満たず。

■マスク断ちの認知
全員に”マスク断ちの認知”について尋ねた。
「聞いた事があるし、意味も知っている」2.3%、「聞いた事はあるが、意味はよくわからない」4.7%と、『聞いた事がある』人は、7.0%であった。「聞いた事もないし、意味も分からない」人が圧倒的で93.0%となった。
男女別での値差はあまりなかった。

<性年代別>
性年代別での『聞いた事がある人』について見てみると、男性に比べ、女性の方がやや多かったが
大きな違いはなかった。性別年代では、「女性70代以上」が17.3%と最も高く、次いで「男性30代」が10.8%と続いた。

 「マスク断ち経験者」僅か1.3%。マスク断ちの成功者は半数にのぼる!

■マスク断ち経験の有無
全員に”マスク断ちをしたことがあるか”尋ねた。
「したことがある」は、僅か1.3%であった。そもそも「聞いた事がある」人が7.0%と1割に満たないので妥当な値なのではないだろうか。

■マスク断ちが成功したかどうか?
マスク断ちをしたことがある人に、”成功したかどうか”尋ねた。
「成功した(伊達マスクをしなくなった/しないでも大丈夫になった)」55.8%、「現在、マスク断ちをしている」25.0%、「成功しなかった」19.2%であった。
マスク断ちをした人の半数が成功しているようである。

 「マスクは万能!」様々な使い方がされていることがわかるたくさんのエピソードが。

■マスクがあって良かったこと
全員にマスクがあって”良かった”ことを自由回答で尋ねた。

風邪や花粉症での「鼻水タレ」、「吹き出物」・「蕁麻疹」・「傷」から、「差し歯抜け」、「スッピン」から「自分の顔」まで、『隠せること』で助かった・便利であったという回答が非常に多く挙げられた。風邪など咳がひどい際に、「人に迷惑をかけずに助かった」や「自分が感染源にならない安心感と自己満足」など、人への影響も踏まえつつ、自分も安心するという回答も。また、本来の使い方ではないが、『寒さ対策』としての回答も多かった。
マスクがあって助かっているという意見が多く、本来の使い方だけでなく様々な使い方がされている
ことがうかがえる回答結果となった。

 やはり?!困ることといえば・・・「くもらないマスクでもメガネがくもる」!!!

■マスクで困ったこと
マスクで”困った”ことを自由回答で尋ねた。

「メガネがくもる!」という意見が最も多く挙げられ、「くもらないマスクでもくもる」という回答もあった。アンケートに回答された全員の内、2割近くに上り、多くの人が曇ってしまうことに大困りのようである。

「鼻水や痰」・「ファンデーション」など、『○○がついて困った』という回答や、「息が苦しい」「あつい」「蒸れる」という『密閉されることによる困りごと』も多かった。中にはマスクをつけていることを忘れてしまい「マスクのままごはんや水を飲んでしまった」という、うっかり困った回答も。
また、「挨拶してもわかってもらえなかった」というマスクをしている本人からの困ったという意見と、周りの人からの「誰かわからず」困ったという、双方からの回答結果が挙げられた。マスクで顔が隠れることにより「不審者と間違えられた」という災難な回答もあった。
マスクがあって助かる・良いことも非常に多いが、困ることも多々あるようだ。

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