特別養子縁組・里親等に関する調査(18~69歳男女対象)
2016年04月04日
日本財団は、2016年3月に「特別養子縁組・里親等に関する調査」を実施いたしました。
本調査は、児童福祉分野における家庭養護の推進を目的に、現状の特別養子縁組や里親制度の認知度や印象等を全国の18~69歳・男女を対象(回収サンプル数:本調査3,000サンプル)にWEB調査を行ったものです。
調査の結果、「特別養子縁組制度」の認知率は45.9%、 「里親制度」の認知率は58.0%であることが分かりました。さらに、「里親」と「特別養子縁組」の違いまで理解している人は2割程、2つの制度とも印象は「どちらともいえない」という回答が最も多く、その理由としては「よく知らないから」という結果となりました。
【調査結果】
<特別養子縁組制度 認知状況>
特別養子縁組制度 認知率45.9%
・「特別養子縁組制度」を知っているのは、全体の45.9%であった。
・男女で認知率の差が見られ、男性36.7%、女性55.2%で、女性の方が認知率が高い。
・子育て経験の有無でも差があり、経験有り層は53.5%であるのに対し、子育て経験無し層は38.7%にとどまった。
・“日本財団が特別養子縁組に関わる活動をしている”と認知していた層(以下、日本財団活動認知者)は85.6%が認知。
・年代別で見ると、年齢が上がるにしたがって認知率が高くなる傾向が見られた。
・エリア別に見ると、中国地方での認知率は39.5%と他のエリアに比べやや低め。
認知経路 「TV番組」64.6%
・特別養子縁組制度をどのように知ったか?という質問では、「TV番組(ドキュメンタリー・ニュース・ドラマなど)」と回答した人が64.6%と最も多く、「新聞や雑誌、本」33.7%、「インターネット(ホームページ・SNSなど)」15.2%、「家族や知人・友人から」13.9%と続く。
・日本財団活動認知者では、「新聞や雑誌、本」からの認知が48.1%と全体と比べて高い。
「特別養子縁組」「普通養子縁組」の違い 認知率14.8%
・「特別養子縁組」と「普通養子縁組」が違うと知っている人は、全体の14.8%にとどまった。
子育て経験別では、子育て経験有り層は認知率17.0%、子育て経験無し層は認知率12.7%と大きな差は見られなかった。
・日本財団活動認知者の60.8%が違いを知っていた。
・年代別で見ると、60代が最も認知率が高く16.7%、一番認知率が低いのが10-20代で11.0%であった。
エリア別に見ると、中国地方での認知率は12.0%と他のエリアに比べやや低め。
<特別養子縁組について>
特別養子縁組にどのような印象を持っているか? 「どちらともいえない」64.0%
・特別養子縁組についてどのような印象を持っているか?という質問については、「どちらともいえない」64.0%が最も多く、ポジティブ回答(よい・どちらかといえばよい計)が30.3%、ネガティブ回答(悪い・どちらかといえば悪い計)が5.7%となった。
・男女で印象の差があり、ポジティブ回答で見ると、男性23.4%、女性37.3%と、女性の方がポジティブな印象が高い。
・子育て経験の有無でも差が見られ、経験有り層のポジティブ回答が35.8%であるのに対し、子育て経験無し層は25.1%にとどまった。
・日本財団活動認知者は、ポジティブ回答が過半数66.0%を占めた。
印象の理由 「よく知らないから」38.7%
・特別養子縁組の印象はどのような理由からか?という質問では、「よく知らないから」と回答したのが38.7%と最も多い。その他の理由では、「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」31.6%、「不妊など子どもを迎えたい夫婦にとっても良い制度だから」29.1%、「子どもが家庭で育つために必要な制度だから」24.7%が続いた。
・男女では、女性よりも男性の特別養子縁組の認知率が低いため、印象の理由でも、男性の「よく知らないから」が44.1%と、女性33.4%より高くなっている。
・子育て経験有りの女性や50代、60代の女性では4割以上が、日本財団活動認知者の約半数が、「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」「不妊など子どもを迎えたい夫婦にとっても良い制
度だから」といった印象を持っている。
特別養子縁組が何歳までできるといいと思うか? 「年齢制限は不要」38.2%
・民法では特別養子縁組ができる年齢は原則6歳未満とされているが、何歳までできるといいと思うか?という質問では、「年齢制限は不要」が38.2%と最も多く、次いで「6歳未満」31.5%であった。
・この結果については性別や年代間では大きな差は見られなかったが、日本財団活動認知者の「年齢制限は不要」の回答は全体と比べて低く、22.9%にとどまっている。
<里親制度 認知状況>
里親制度 認知率58.0%
・「里親制度」を知っているのは、全体の58.0%であった。
・男女で認知率の差が見られ、男性48.7%、女性67.7%で、女性の方が認知率が高い。
・子育て経験の有無でも差があり、経験有り層は67.0%が認知しており、子育て経験無し層は認知率49.4%と、経験有り層の方が認知率が高い。
・日本財団活動認知者の認知率は高く、91.5%。
・年代別で見ると、年齢が上がるにつれ認知率が高くなり、10-20代の認知率は43.5%に対し、70代では76.1%となった。
・エリア別に見ると、四国地方での認知率は46.2%と他のエリアに比べ低め。
認知経路 「TV番組」70.4%
・里親制度をどのように知ったか?という質問では、「TV番組(ドキュメンタリー・ニュース・ドラマなど)」と回答した人が70.4%と最も多く、「新聞や雑誌、本」33.5%、「インターネット(ホームページ・SNSなど)」12.8%、「家族や知人・友人から」12.3%と続く。
・日本財団活動認知者では、「新聞や雑誌、本」47.9%からの認知が全体と比べて高い。
・年代別で見ると、年齢が上がるにつれ、「新聞や雑誌、本」からの認知が高くなる。10-20代の18.7%に対し、70代では47.7%に上がる。
「里親」「特別養子縁組」の違い 認知率19.7%
・「里親」と「特別養子縁組」が違うと知っている人は、全体の19.7%にとどまった。
・子育て経験別では、子育て経験有り層は認知率23.3%、子育て経験無し層は認知率16.1%と大きな差は見られなかった。
・日本財団活動認知者は75.2%が違いを知っていた。
・年代別で見ると、60代が最も認知率が高く28.5%。反対に一番認知率が低いのが10-20代で13.1%。
年齢が上がるにつれ認知率が高くなる傾向が見られた。
<里親制度について>
里親制度にどのような印象を持っているか? 「どちらともいえない」56.0%
・里親制度についてどのような印象を持っているか?という質問では、「どちらともいえない」56.0%が最も多く、ポジティブ回答(よい・どちらかといえばよい計)が39.7%、ネガティブ回答(悪い・どちらかといえば悪い計)が4.3%となった。
・男女で、ポジティブ回答を見ると、男性31.7%、女性47.7%と、女性の方がポジティブな印象。
・子育て経験の有無でも印象の差があり、経験有り層のポジティブ回答48.2%に対し、子育て経験無し層は31.6%にとどまった。
・日本財団活動認知者は、ポジティブ回答が過半数68.0%を占めた。
印象の理由 「よく知らないから」35.9%
・里親制度の印象はどのような理由からか?という質問では、「よく知らないから」が35.9%と最も多い。
次いで「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」30.3%、「子どもが家庭で育つために必要な制度だから」28.6%、「不妊など子どもを迎えたい夫婦にとっても良い制度だから」19.1%が続いた。
・子育て経験有りの女性や50代、60代の女性では4割近くが、日本財団活動認知者の半数近くが、「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」「子どもが家庭で育つために必要な制度だから」と感じている。
「里親」になってみたいと思うか? 「いいえ」91.4%
・「里親」になってみたいと思うか?という質問では、大部分の人が「いいえ」91.4%と回答。
・この結果については性別や年代間では大きな差は見られなかったが、日本財団活動認知者は、「はい」が35.9%、「いいえ」が64.1%となった。
「里親」になりたくない理由 「自信がない、責任が重すぎるから」44.7%
・里親になりたくないのはどのような理由からか?という質問では、「自信がない、責任が重すぎるから」が44.7%と最も多い。次いで「経済的な負担から」31.6%、 「大変そうだから」21.1%、 「里親制度についてよく知らないから」18.2%が続いた。
・子育て経験有りの女性や50代、60代の女性では6割近くが、「自信がない、責任が重すぎるから」と回答。
<親や親族のもとで暮らせない子供・日本財団の活動について>
子供が親や親族のもとで暮らせない事情は? 「父母の虐待」69.6%
・親や親族のもとで暮らせない事情は何だと思うか?という質問では、「父母の虐待」と回答した人が69.6%と最も多く、「養育拒否」60.0%、「死別」56.1%、「破産等経済的理由」53.1%、「父母の精神障害」43.7%、「離婚」42.3%と続く。
・男女別で見ると、 「父母の虐待」では女性は77.3%と、男性の61.9%に比べ多い。
※前回調査2015年3月の回答
「父母の虐待」69.9%、「養育拒否」62.2%、「破産等経済的理由」55.7%、「離婚」49.7%、
「死別」46.2%、「予期しない妊娠」44.0%、「父母の精神障害」32.9%、「父母の入院」24.6%。
どこで育つのが良いと思うか? 「どちらともいえない」54.8%
・事情があり産みの親や親族のもとで暮らせない子供はどこで育つのが良いと思うか?という設問では、「どちらともいえない」と回答した人が54.8%と最も多い。次いで「特別養子縁組や里親などの家庭」31.2%、「児童養護施設や乳児院などの施設」13.0%。
・日本財団活動認知者は「特別養子縁組や里親などの家庭」で育つのが良いという回答(51.0%)が最も多い。
養子の日(4月4日) 認知率2.3%
・「養子の日」を知っているのは全体の2.3%。 (※前回調査2015年3月 認知率3.1%)
・日本財団活動認知者は30.1%が知っていると回答。
日本財団が特別養子縁組に関わる活動を行っていること 認知率5.1%
・日本財団が特別養子縁組に関わる活動を行っていることを知っているのは、全体の5.1%。
(※前回調査2015年3月 認知率6.3%)
・子育て経験有り層は認知率6.2%、子育て経験無し層は認知率4.1%。
・エリア別に見ると、四国地方での認知率は1.1%と、ほとんど認知されていない。
【調査概要】
調査方法:WEB調査(クローズ型 モニターサンプリング)
使用パネル:株式会社クロス・マーケティング保有パネル
調査対象:18~69歳 男女
※未既婚不問・職業不問・学生・フリーター・無職可
※大学生・専門学生以上を想定(高校生不可)
※平成22年度国勢調査人口統計比ベースに近づけるよう回収を行う
調査地域:全国(47都道府県)
回収サンプル数 :本調査3,000s
実査期間:2016年3月11日(金)~3月14日(月)
調査実施機関:株式会社ワンド
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
本調査は、児童福祉分野における家庭養護の推進を目的に、現状の特別養子縁組や里親制度の認知度や印象等を全国の18~69歳・男女を対象(回収サンプル数:本調査3,000サンプル)にWEB調査を行ったものです。
調査の結果、「特別養子縁組制度」の認知率は45.9%、 「里親制度」の認知率は58.0%であることが分かりました。さらに、「里親」と「特別養子縁組」の違いまで理解している人は2割程、2つの制度とも印象は「どちらともいえない」という回答が最も多く、その理由としては「よく知らないから」という結果となりました。
【調査結果】
<特別養子縁組制度 認知状況>
特別養子縁組制度 認知率45.9%
・「特別養子縁組制度」を知っているのは、全体の45.9%であった。
・男女で認知率の差が見られ、男性36.7%、女性55.2%で、女性の方が認知率が高い。
・子育て経験の有無でも差があり、経験有り層は53.5%であるのに対し、子育て経験無し層は38.7%にとどまった。
・“日本財団が特別養子縁組に関わる活動をしている”と認知していた層(以下、日本財団活動認知者)は85.6%が認知。
・年代別で見ると、年齢が上がるにしたがって認知率が高くなる傾向が見られた。
・エリア別に見ると、中国地方での認知率は39.5%と他のエリアに比べやや低め。
認知経路 「TV番組」64.6%
・特別養子縁組制度をどのように知ったか?という質問では、「TV番組(ドキュメンタリー・ニュース・ドラマなど)」と回答した人が64.6%と最も多く、「新聞や雑誌、本」33.7%、「インターネット(ホームページ・SNSなど)」15.2%、「家族や知人・友人から」13.9%と続く。
・日本財団活動認知者では、「新聞や雑誌、本」からの認知が48.1%と全体と比べて高い。
「特別養子縁組」「普通養子縁組」の違い 認知率14.8%
・「特別養子縁組」と「普通養子縁組」が違うと知っている人は、全体の14.8%にとどまった。
子育て経験別では、子育て経験有り層は認知率17.0%、子育て経験無し層は認知率12.7%と大きな差は見られなかった。
・日本財団活動認知者の60.8%が違いを知っていた。
・年代別で見ると、60代が最も認知率が高く16.7%、一番認知率が低いのが10-20代で11.0%であった。
エリア別に見ると、中国地方での認知率は12.0%と他のエリアに比べやや低め。
<特別養子縁組について>
特別養子縁組にどのような印象を持っているか? 「どちらともいえない」64.0%
・特別養子縁組についてどのような印象を持っているか?という質問については、「どちらともいえない」64.0%が最も多く、ポジティブ回答(よい・どちらかといえばよい計)が30.3%、ネガティブ回答(悪い・どちらかといえば悪い計)が5.7%となった。
・男女で印象の差があり、ポジティブ回答で見ると、男性23.4%、女性37.3%と、女性の方がポジティブな印象が高い。
・子育て経験の有無でも差が見られ、経験有り層のポジティブ回答が35.8%であるのに対し、子育て経験無し層は25.1%にとどまった。
・日本財団活動認知者は、ポジティブ回答が過半数66.0%を占めた。
印象の理由 「よく知らないから」38.7%
・特別養子縁組の印象はどのような理由からか?という質問では、「よく知らないから」と回答したのが38.7%と最も多い。その他の理由では、「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」31.6%、「不妊など子どもを迎えたい夫婦にとっても良い制度だから」29.1%、「子どもが家庭で育つために必要な制度だから」24.7%が続いた。
・男女では、女性よりも男性の特別養子縁組の認知率が低いため、印象の理由でも、男性の「よく知らないから」が44.1%と、女性33.4%より高くなっている。
・子育て経験有りの女性や50代、60代の女性では4割以上が、日本財団活動認知者の約半数が、「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」「不妊など子どもを迎えたい夫婦にとっても良い制
度だから」といった印象を持っている。
特別養子縁組が何歳までできるといいと思うか? 「年齢制限は不要」38.2%
・民法では特別養子縁組ができる年齢は原則6歳未満とされているが、何歳までできるといいと思うか?という質問では、「年齢制限は不要」が38.2%と最も多く、次いで「6歳未満」31.5%であった。
・この結果については性別や年代間では大きな差は見られなかったが、日本財団活動認知者の「年齢制限は不要」の回答は全体と比べて低く、22.9%にとどまっている。
<里親制度 認知状況>
里親制度 認知率58.0%
・「里親制度」を知っているのは、全体の58.0%であった。
・男女で認知率の差が見られ、男性48.7%、女性67.7%で、女性の方が認知率が高い。
・子育て経験の有無でも差があり、経験有り層は67.0%が認知しており、子育て経験無し層は認知率49.4%と、経験有り層の方が認知率が高い。
・日本財団活動認知者の認知率は高く、91.5%。
・年代別で見ると、年齢が上がるにつれ認知率が高くなり、10-20代の認知率は43.5%に対し、70代では76.1%となった。
・エリア別に見ると、四国地方での認知率は46.2%と他のエリアに比べ低め。
認知経路 「TV番組」70.4%
・里親制度をどのように知ったか?という質問では、「TV番組(ドキュメンタリー・ニュース・ドラマなど)」と回答した人が70.4%と最も多く、「新聞や雑誌、本」33.5%、「インターネット(ホームページ・SNSなど)」12.8%、「家族や知人・友人から」12.3%と続く。
・日本財団活動認知者では、「新聞や雑誌、本」47.9%からの認知が全体と比べて高い。
・年代別で見ると、年齢が上がるにつれ、「新聞や雑誌、本」からの認知が高くなる。10-20代の18.7%に対し、70代では47.7%に上がる。
「里親」「特別養子縁組」の違い 認知率19.7%
・「里親」と「特別養子縁組」が違うと知っている人は、全体の19.7%にとどまった。
・子育て経験別では、子育て経験有り層は認知率23.3%、子育て経験無し層は認知率16.1%と大きな差は見られなかった。
・日本財団活動認知者は75.2%が違いを知っていた。
・年代別で見ると、60代が最も認知率が高く28.5%。反対に一番認知率が低いのが10-20代で13.1%。
年齢が上がるにつれ認知率が高くなる傾向が見られた。
<里親制度について>
里親制度にどのような印象を持っているか? 「どちらともいえない」56.0%
・里親制度についてどのような印象を持っているか?という質問では、「どちらともいえない」56.0%が最も多く、ポジティブ回答(よい・どちらかといえばよい計)が39.7%、ネガティブ回答(悪い・どちらかといえば悪い計)が4.3%となった。
・男女で、ポジティブ回答を見ると、男性31.7%、女性47.7%と、女性の方がポジティブな印象。
・子育て経験の有無でも印象の差があり、経験有り層のポジティブ回答48.2%に対し、子育て経験無し層は31.6%にとどまった。
・日本財団活動認知者は、ポジティブ回答が過半数68.0%を占めた。
印象の理由 「よく知らないから」35.9%
・里親制度の印象はどのような理由からか?という質問では、「よく知らないから」が35.9%と最も多い。
次いで「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」30.3%、「子どもが家庭で育つために必要な制度だから」28.6%、「不妊など子どもを迎えたい夫婦にとっても良い制度だから」19.1%が続いた。
・子育て経験有りの女性や50代、60代の女性では4割近くが、日本財団活動認知者の半数近くが、「産みの親が育てられない場合に必要な方法だから」「子どもが家庭で育つために必要な制度だから」と感じている。
「里親」になってみたいと思うか? 「いいえ」91.4%
・「里親」になってみたいと思うか?という質問では、大部分の人が「いいえ」91.4%と回答。
・この結果については性別や年代間では大きな差は見られなかったが、日本財団活動認知者は、「はい」が35.9%、「いいえ」が64.1%となった。
「里親」になりたくない理由 「自信がない、責任が重すぎるから」44.7%
・里親になりたくないのはどのような理由からか?という質問では、「自信がない、責任が重すぎるから」が44.7%と最も多い。次いで「経済的な負担から」31.6%、 「大変そうだから」21.1%、 「里親制度についてよく知らないから」18.2%が続いた。
・子育て経験有りの女性や50代、60代の女性では6割近くが、「自信がない、責任が重すぎるから」と回答。
<親や親族のもとで暮らせない子供・日本財団の活動について>
子供が親や親族のもとで暮らせない事情は? 「父母の虐待」69.6%
・親や親族のもとで暮らせない事情は何だと思うか?という質問では、「父母の虐待」と回答した人が69.6%と最も多く、「養育拒否」60.0%、「死別」56.1%、「破産等経済的理由」53.1%、「父母の精神障害」43.7%、「離婚」42.3%と続く。
・男女別で見ると、 「父母の虐待」では女性は77.3%と、男性の61.9%に比べ多い。
※前回調査2015年3月の回答
「父母の虐待」69.9%、「養育拒否」62.2%、「破産等経済的理由」55.7%、「離婚」49.7%、
「死別」46.2%、「予期しない妊娠」44.0%、「父母の精神障害」32.9%、「父母の入院」24.6%。
どこで育つのが良いと思うか? 「どちらともいえない」54.8%
・事情があり産みの親や親族のもとで暮らせない子供はどこで育つのが良いと思うか?という設問では、「どちらともいえない」と回答した人が54.8%と最も多い。次いで「特別養子縁組や里親などの家庭」31.2%、「児童養護施設や乳児院などの施設」13.0%。
・日本財団活動認知者は「特別養子縁組や里親などの家庭」で育つのが良いという回答(51.0%)が最も多い。
養子の日(4月4日) 認知率2.3%
・「養子の日」を知っているのは全体の2.3%。 (※前回調査2015年3月 認知率3.1%)
・日本財団活動認知者は30.1%が知っていると回答。
日本財団が特別養子縁組に関わる活動を行っていること 認知率5.1%
・日本財団が特別養子縁組に関わる活動を行っていることを知っているのは、全体の5.1%。
(※前回調査2015年3月 認知率6.3%)
・子育て経験有り層は認知率6.2%、子育て経験無し層は認知率4.1%。
・エリア別に見ると、四国地方での認知率は1.1%と、ほとんど認知されていない。
【調査概要】
調査方法:WEB調査(クローズ型 モニターサンプリング)
使用パネル:株式会社クロス・マーケティング保有パネル
調査対象:18~69歳 男女
※未既婚不問・職業不問・学生・フリーター・無職可
※大学生・専門学生以上を想定(高校生不可)
※平成22年度国勢調査人口統計比ベースに近づけるよう回収を行う
調査地域:全国(47都道府県)
回収サンプル数 :本調査3,000s
実査期間:2016年3月11日(金)~3月14日(月)
調査実施機関:株式会社ワンド
詳しいリサーチ内容はネタ元へ
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