シニアライフスタイル調査(55歳から75歳までの男女対象) 

2016年05月27日
RJCリサーチは、55歳から75歳までの男女を対象にライフスタイルに関する意識や現在、将来の生活に関する「シニアライフスタイル調査」を実施しました。
本調査は、高齢化する日本でシニア層の経済、家族・交友関係の状況や健康状態、趣味、娯楽などのライフスタイルに関する意識や、現在・将来の生活に関する実態を把握するために企画いたしました。

■シニアタイプ分類
55歳~75歳までを対象に(5歳きざみに各年齢層男女100名ずつ)、経済、家族・交友関係の状況や健康状態、趣味、娯楽などのライフスタイルに関する意識や現在、将来の生活に関する結果をもとにシニアを5つのタイプに分類しました。

(1) 無関心閉じこもりミノムシ型シニア[24.9%]
○主な特徴[無関心」
 ・世の中に無関心
 ・流行、身なりは気にならない
 ・健康、スポーツ、趣味・教養などの興味が低い
 ・リタイア前50代後半の現役世代が多い

(2) 堅実リッチカブトムシ型シニア[23.9%]
○主な特徴「裕福・全てに高満足」
 ・金銭的に裕福
 ・将来の生活資金の準備ができている人が63.2%でトップ
 ・現状の生活に満足している人は93.3%でトップ
 ・70代以上の男性が多い

(3) 健康大好きミーハーアゲハ蝶型シニア[22.2%]
○主な特徴「何にでも積極的」
 ・それなりに裕福な暮らしを謳歌している
 ・色々なことに興味関心が高く、テレビや人から得た健康情報をよく試す
 ・お腹周りなど、見た目を若々しく保ちたい人が多い
 ・女性が多い

(4) 将来が不安なキリギリス型シニア[15.1%]
○主な特徴「超積極的・経済に不満」
 ・積極的にさまざまな活動に参加し、意欲的
 ・意欲的で趣味や人との交流が盛んだが、金銭的な不満が大きい
  (現在の経済状況への満足度は16.6%と低い)
 ・これからの生活に不安がある人が73.5%と多い
  (将来の年金に不満がある人が多い)
 ・働いている人、仕事で収入がある人が多い(45%)

(5) もやもや不安カタツムリ型シニア[13.9%]
○主な特徴「孤独・不安」
 ・収入が少なく、経済状況へ不満がある人は49.6%
 ・家族、友人との交流が少ない/家族との関係に不満が多い
 ・未婚率が2割以上(全体平均10%)、64歳以下の女性が多い

■全体調査結果概要
全体で現在の経済状況に満足している人は4割程度、不満な人は3割と、シニア間でも経済格差が顕著になっていることが伺えました。

健康状況に関しては全体的に健康に気を配っていることが分かりました。約6割が健康のため週に2~3回は運動をし、健康維持のために食事に気を使っている人は7割以上となりました。また「家庭菜園や園芸を行うこと」、「自分の気になる箇所を改善するサプリの使用」が各3割前後となり、食の面からも健康に気を使っているようです。

外見は「お腹周りが痩せたい」と思っている人が6割以上と高くなっています。年齢を重ねてもお腹周りは男女関係なく気になるパーツのようです。一方で、身なりにお金をかけている人は2割以下という結果となりました。

興味関心のある事柄は「断捨離(35%)」と「終活(29%)」が多くなりました。しかし実際の経験率は断捨離(15%)、終活(6%)と低く、興味はあっても実際に行動に移すまではしていないようです。また、相続税に関する知識があるシニアは全体で3割程度ですが、実際に相続税対策をしているのは7%にも満たない結果となりました。

悠々自適な人がいる一方で、これからの将来について経済面、生活面でも不安を抱いているシニアがいる事実が浮き彫りになりました。これからの高齢化社会を見据え、現在の生活や将来に不安を感じさせないようなサービスが必要となってくるでしょう。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査地域:首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)
調査対象者:インターネット調査登録モニターのうち55歳~75歳以上の男女
サンプル構成:1,000名
調査期間:2015年12月18日(金)~12月22日(火)
調査実施機関:株式会社RJCリサーチ

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[RJCリサーチ]
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