「眠くなる会議」の実態についての調査(正社員・契約・派遣社員の25~45歳男女対象) 

2016年12月01日
スリーエム ジャパンは、会議への参加経験がある正社員・契約・派遣社員の25~45歳 男女644名を対象に、「眠くなる会議」の実態についてアンケート調査を実施しました。会議進行の役割を担う際、どんな工夫をすれば参加者全員が眠くならず、活気とアイディアのあふれる有意義な時間にできるのかを紐解いていきます。

【調査トピックス】

1.約8割の人が会議で眠くなった経験あり

2.こんな司会者なら会議中も眠くならないのに...明石家さんまさんが第1位

3.「発言しない会議」は眠くなる

4.会議で発言できない原因は、「発言への心理的ハードルが高い」から


【調査結果】

1.約8割の人が会議で眠くなった経験あり

[会議中に眠くなった経験はありますか?]
参加した会議で眠くなった経験があるかを質問したところ、約8割(77.5%)の人が「眠くなった経験がある」ことがわかりました。眠くなる理由については、会議の議題設定そのものに問題があるとする声や、進行や役割分担が明確でないことを問題視する声も挙がっています。さらに、トップの話を聞くだけの会議など、参加者がアクションを起こせないことも要因の一つのようです。

■会議で眠くなる理由
・目的がはっきりせず、ゴールが見えない(男性/営業・営業企画)
・毎回同じような内容で進展がない(女性/看護師)
・決定権のある人物がいないため、具体的なことが決まらない(女性/広報・宣伝)
・タイムキーパーがいないため、予定通りに終わらずだらだらと続く(男性/研究開発)
・トップの意見を聞くだけの会議は眠くなる(男性/人事・総務・法務)
・レジュメを読んでいるだけのような会議は眠くなる(女性/接客・販売)

2.こんな司会者なら会議中も眠くならないのに...明石家さんまさんが第1位

[会議を仕切ってほしい芸能人ランキング]
眠くなる会議の場合、その進行を務めるファシリテーターの力量も大きく影響します。そこで、「こんな人物なら会議中も眠くならないのに…」と思うTV番組の司会者を聞いてみました。
第1位は明石家さんまさん。理由としては、「笑わせてくれて、寝る暇も無さそう」(女性/介護士)、「堅苦しくつまらない内容でも面白くなりそう」(男性/技術系)というトークスキルや、「平等に話を振り、場を盛り上げたり和ませることができる」(男性/営業・営業企画)、「一人一人の意見に対し、面白く返してくれそう」(女性/事務)などの公平な気遣いに人気が集まりました。

第2位は上田晋也さんで、「脱線したらすぐ指摘してくれそう」(女性/研究開発)、「話のテンポがいい」(男性/営業・営業企画)などの眠らせないテンポと進行力が評価されているようです。第3位の宮根誠司さんについては、「ポイントを外さなそう」(男性/技術系)、「常にいろんな話題を振ってくれそう」(女性/事務)など、幅広いテーマを仕切る力に期待しているようです。

また、同率第3位の古舘伊知郎さんは、「単刀直入な物言いで、横道にそれず進みそうだから」(男性/接客・販売)、第5位のタモリさんは、「議題と違う話題になった時、さりげなく戻してくれそう」(女性/技術系)、第6位の中居正広さんに対しても、「議題に関係があるかないかをはっきり指摘してくれそう」(女性/事務)など、会議中の脱線を上手に軌道修正してくれる力が求められていることがわかります。

3.「発言しない会議」は眠くなる

[眠くなった会議/眠くならなかった会議]
活気のある会議では、活発に意見が交換されるものです。「眠くなった会議」「眠くならなかった会議」のそれぞれにおいて、「自分がどれくらい発言するか」を質問してみたところ、「眠くなった会議」では、「発言する」と回答した人は全体の5割にとどまりました。一方「眠くならなかった会議」では、約9割が「発言する」と回答しています。参加者が積極的に発言していない会議は眠くなる傾向にあることが見えてきました。

4.会議で発言できない原因は、「発言への心理的ハードルが高い」から

[会議で積極的に発言できない理由は何ですか?]
会議で積極的に発言できない理由を聞いた結果、「自分は発言する立場ではない」(44.0%)が1位となり、そもそもの参加者の選定や会議の体制に問題があり、発言できる人が限定されているなど、自分では解決できない状況があるようです。

次いで、「言いにくい環境や雰囲気がある」(37.8%)、「発言するタイミングがわからない」(18.5%)、「間違ったことを言ってしまうのではないか不安」(15.5%)など、発言することに対しての心理的なハードルを感じていることがわかります。

■会議で積極的に発言できない理由
・そもそも発言機会が設けられない(男性/営業・営業企画)
・報告を聞くのみの場だから(女性/事務)
・偉い人ばかりで発言しにくい(男性/技術系)
・発言すると途中で遮られる傾向が強い(男性/事務)
・出る杭は打たれる。役職ある人間のみ、発言は許される(女性/技術系)
・他の発言者にどう割り込めばいいかがわからない(男性/人事・総務・法務)
・タイミングを間違うと迷惑になってしまいそうだから(女性/販売・接客)
・みんなの前で恥をかきたくない(女性/事務)
・見当違いのことを言うと恥ずかしい(男性/技術系)
・上司に『それは違う』と言われそうで怖い(男性/工場内作業)
・派遣社員だから(女性/財務・会計・経理)

発言内容に自由度が認められていない環境の他、はっきりしない会議進行の中でタイミングがつかめない、自分の発言に自信が持てないというケースも多いようです。また、上司と部下、正社員と派遣社員など、立場の違いから発言を躊躇させるという傾向も見られました。


【調査概要】
調査タイトル:仕事に関するアンケート
調査期間:2016年10月4日~10月5日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:会議への参加経験がある25~45歳の正社員、契約・派遣社員 男女644名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[@Press]
 マイページ TOP