ストレスの実態調査(20~60代女性対象) 

2016年12月06日
千趣会の「ベルメゾン生活スタイル研究所」は、普段のストレスの実態についてベルメゾンデッセ会員に聞いてみました。「ストレスについて」は2010年、2014年と時系列でウォッチングしています。
 
調査は2016年10月12日~11月1日にインターネットで実施。20~60代女性4823名の回答結果を集計しました。

【調査結果】

◆普段からストレスを感じている人は5人に4人。

まず、あなたは普段ストレスを感じることがありますかと質問したところ、「とても感じる」と答えた人が32.0%。「わりと感じる」と答えた人が49.3%で、81.3%の女性が普段からストレスを抱えていることがわかりました。
時系列でみてみますと、2014年とはほぼ同程度でした。年代別で見ますと30代が一番高く84.1%、次に20代が82.6%、40代81.6%、50代79.6%、60代以上になると64.1%と低くなる傾向がありました。

◆今のストレス原因は、20代「お金に関すること」、その他の年代は「家族や親戚に関すること」

ストレスの原因は、1位「家族や親戚に関すること(53.8%)」、2位「仕事に関すること(46.6%)」、3位「お金に関すること」、4位「人間関係に関すること(39.1%)」、5位「家事や家の中のことに関すること(37.4%)」という結果になりました。
直近の2014年と比較すると、「家族や親戚に関すること」はー7ポイント。「お金に関すること」-6.7ポイント。「育児に関することは」-10ポイント。反対に増加した項目は「体調・健康に関すること」+7.7ポイントでした。
年代別の「ストレス原因」

20代:1位「お金に関すること」2位「家族や親戚に関すること」 3位「仕事に関すること」
30代:1位「家族や親戚に関すること」 2位「育児に関すること」 3位「お金に関すること」
40代:1位「家族や親戚に関すること」 2位「仕事に関すること」 3位「お金に関すること」
50代:1位「家族や親戚に関すること」 2位「仕事に関すること」 3位「人間関係に関すること」
60代以上:1位「家族や親戚に関すること」、2位「体調・健康に関すること」、3位「お金に関すること」「仕事に関すること」

20代は「お金に関すること」、それ以降の年代は「家族や親戚に関すること」が一番のストレス要因となっているようです。

◆ストレスの度合い、5人に1人が100%~81%と高ストレス。

現在のストレス度合いについて質問したところ、17.6%の人が「100%~81%」。「80%~61%」の36.1%を合わせると約2人に1人が高い度合いでストレスを抱えていますことがわかりました。
時系列でみると、「100%~81%」では2014年+5.6ポイント。2010年+16.7ポイントと増加傾向にあります。
年々ストレス度合いが高い項目のポイントが増加していることがわかります。

◆ストレスで「体調が悪くなる」8割

ストレスが原因で「体調が悪くなることがある」26.2%、「ときどき体調が悪くなることがある」52.2%。という結果でした。合わせると約8割の人がストレスが原因で体調を崩しています。2014年と2010年と比較すると+13.4ポイント、+20.4ポイントと大幅に増加しています。

◆「お金に対する不安」が今後のストレス原因に!

今後のストレス原因として大きくなっていくものとして「お金に対する不安」55.2%、「自分の老後に対する不安」47.6%、「健康に対する不安」47.3%という結果でした。特に「健康に対する不安」と「自分の老後に対する不安」「介護に対する不安」のポイントが2014年と比較して増加していました。

年代別「今後のストレス要因」
20代:1位「お金に対する不安」(69.8%) 2位「子育てに対する不安」(64.5%) 3位「健康に対する不安」(30.6%)
30代:1位「お金に対する不安」(58.6%) 2位「子育てに対する不安」(54.2%) 3位「健康に対する不安」(36.0%)。
20・30代は上位項目は同じでした。
40代:1位「お金に対する不安」(56.3%) 2位「自分の老後に対する不安」(52.3%) 3位「健康に対する不安」(50.8%)
50代:1位「自分の老後に対する不安」(61.2%) 2位「健康に対する不安」(55.9%) 3位「お金に対する不安」(48.6%)
60代以上1位「健康に対する不安」(62.8%) 2位「自分の老後に対する不安」(54.5%) 3位「お金に対する不安」(35.9%)

年齢が上がるにつれ「子育てに対する不安」→「自分の老後に対する不安」「健康に対する不安」と徐々に不安項目が変化しているということがわかります。
いずれにせよ、やはり「お金に対する不安」は各年代共通で高ポイントでした。

◆ストレス解消の定番「睡眠をとる」「デザートなどの甘いものを食べる」

ストレス解消法は「睡眠をとる」「デザートなどの甘いものを食べる」が1位、2位。
2014年と比較すると微減。今回の調査で微増したのは、「人とおしゃべりをする」「ショッピングをする」「前向きに考えるようにする」「自然にふれる」などの前向きな項目でした。ストレス解消に対する意識に変化が起きているのかもしれません。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベルメゾン生活スタイル研究所]
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