「夫婦仲と寝室」に関する実態調査[2016年版](20歳~59歳の既婚男女対象) 

2016年12月21日
オウチーノ総研は、首都圏在住で 20歳~59歳の既婚男女 1,162 名を対象に、「『夫婦仲』に関するアンケート調査」を行った。はじめに「夫婦仲は円満ですか?」と聞いた。

結果、「円満夫婦」が 74.0%、「非円満夫婦」が 9.1%、「分からない」が 16.9%だった。実に 3/4 の夫婦が円満に暮らしていることが分かった。次に、「配偶者と同じ寝室で寝ていますか?」という質問をした。結果、「同じ部屋で同じベッド・布団」で寝ているという人が 33.5%、「同じ部屋で違うベッド・布団」で寝ているという人が 35.1%、「違う部屋」で寝ているという人が 27.3%、「その他」が 4.1%だった。また「円満夫婦」の場合は、「同じ部屋」で寝ている人が 75.1%、「非円満夫婦」の場合は 49.0%だった。最後に「夫婦円満のためには、寝室は『夫婦同室』と『夫婦別室』、どちらが良いと思いますか?」と聞いた。「夫婦同室」を推奨する人は 68.1%、「夫婦別室」は 31.9%だった。

【調査結果】

1. 3/4 の夫婦が円満に暮らしている!

はじめに「夫婦仲は円満ですか?」と聞いた。結果、「とても円満」だという人が 34.9%、「どちらかというと円満」が 39.1%、「どちらかというと円満ではない」が 5.7%、「円満ではない」が 3.4%、「分からない」が 16.9%だった。合わせると、「円満夫婦」が74.0%、「非円満夫婦」が 9.1%と、実に 3/4 の夫婦が円満に暮らしていることが分かった。また、子どもの有無別に見ると、子どもがいる夫婦のうち、「円満夫婦」は 70.7%、子どもがいない夫婦は 82.2%だった。子どもができると、子育ての分担や教育方針などにおける揉め事も増え、夫婦仲に影響を及ぼすのかもしれない。

「円満夫婦」にその理由を聞いてみたところ、最も多く挙がったのが「喧嘩をしないから」だった。具体的には「特に喧嘩もなく毎日楽しく過ごしているから」(50 歳/女性)や「お互い妥協し合っているからか、喧嘩もない」(37 歳/女性)などが挙がった。次いで「コミュニケーションをとっているから」という声が多く、例えば「言いたいことは我慢せず言い合えるから」(29 歳/男性)や「毎日何があったかを報告し合い、頻繁に連絡も取っているから」(26 歳/女性)などが聞かれた。他には「子ども中心の生活だが、平日休みが取れると 2 人で出掛けたりする」(47 歳/女性)や「お互い干渉しすぎない、良い距離感を保っているから」(40 歳/女性)などが挙げられた。
反対に「非円満夫婦」からは「価値観・考え方が合わない」という声が最も多く、「子どもの育て方に相違がある」(44 歳/男性)や「もともと考え方に違いがあり、年を重ねるにつれお互いに歩み寄れなくなってきたから」(53 歳/女性)などが具体的に挙がった。他には「2 人の時間がとれないから」(29 歳/女性)や「単身赴任で会えていない」(38 歳/男性)などが聞かれた。

2. 「円満夫婦」の夫婦同室率は 75.1%。一方、「非円満夫婦」では 49.0%。

次に、「配偶者と同じ寝室で寝ていますか?」という質問をした。
結果、 「同じ部屋で同じベッド ・布団 」で寝ているという人が33.5%、「同じ部屋で違うベッド・布団」で寝ているという人が35.1%、「違う部屋」で寝ているという人が 27.3%、「その他」が4.1%だった。68.6%の夫婦が「同じ部屋」で寝ていることが分かった。また、「円満夫婦」の場合は、「同じ部屋」で寝ている人が75.1%、「非円満夫婦」の場合は 49.0%だった。さらに子どもの有無別で見ると、子どもがいる夫婦が「同じ部屋」で寝ている割合は63.8%、子どもがいない夫婦の場合は 80.7%だった。夫婦の寝室がバラバラになるきっかけとして、子どもの存在は大きいようだ。

それぞれの寝室形態について、理由を聞いた。「同じ部屋で同じベッド・布団」と回答した人からは「部屋がない、部屋が狭いから」という理由が最も多く、具体的には「部屋が狭く、ベッドがひとつしか置けないから」(26 歳/女性)や「部屋数から考えても一緒に寝るしかない」(34 歳/女性)などが挙がった。
次いで「ずっとそうだから、習慣だから」という声が多く、例えば「ずっとこの形を続けてきたから」(31 歳/女性)や「同棲時代からそうだったから」(27 歳/男性)などが聞かれた。他には「エアコン代節約のため」(30 歳/女性)や「子どもがまだ小さく、夜泣きを夫婦 2 人で見ているから」(28 歳/男性)、「一緒に寝た方が暖かいから」(51 歳/男性)などが挙げられた。
「同じ部屋で違うベッド・布団」と回答した人からは「子どもがいるから」という理由が最も多く、具体的には「夫婦の間に子ども 2 人が寝ている」(47 歳/男性)や「子どもが母親にべったりだから」(32 歳/男性)などが挙がった。次いで「ゆっくり寝たいから」という声が多く、例えば「同じ布団だと熟睡できないから」(27 歳/女性)や「きちんと体を休ませるため」(47 歳/女性)などが聞かれた。他には「寝相が悪いし、いびきをかくから」(54 歳/男性)や「生活のリズムが違うから」(42 歳/男性)、「部屋数が少ないから」(27 歳/男性)などが挙げられた。
「違う部屋」では「いびきがうるさいから」という理由が最も多く挙がった。具体的には「夫のいびきがうるさく、子どもが起きたら困るから」(37 歳/女性)や「自分のいびきがひどく、妻が寝られず体調に影響を及ぼしたから」(50 歳/男性)などが挙げられた。次いで「子どもがいるから」が多く、例えば「子どもの夜泣きがあり、仕事への影響を考慮し自分のみ別に寝ている」(34 歳/男性)や「妻は子どもたちと寝ていて、自分は仕事をしてから寝るため別の部屋にしている」(29 歳/男性)、「子どもと添い寝していたら、子離れした後も戻れなくなった」(59 歳/男性)などが聞かれた。他には「活動時間帯が異なるため」(47 歳/男性)や「お互いの安眠のため」(49 歳/女性)などが挙がった。

3. 「円満夫婦」の「夫婦同室」推奨派は 74.5%、「非円満夫婦」は 55.7%。

最後に「夫婦円満のためには、寝室は『夫婦同室』と『夫婦別室』、どちらが良いと思いますか?」と聞いた。「『夫婦同室』が良いと思う」という人が 39.4%、「どちらかというと『夫婦同室』が良いと思う」が 28.7%、「どちらかというと『夫婦別室』が良いと思う」が18.1%、「『夫婦別室』が良いと思う」が 13.8%だった。合わせると、「夫婦同室」を推奨する人は 68.1%、「夫婦別室」は 31.9%だった。「円満夫婦」の「夫婦同室」推奨派は 74.5%、「非円満夫婦」は55.6%だった。
「夫婦同室」を推奨する人にその理由を聞いた。最も多く挙がったのが、「コミュニケーションがとれるから」だった。

具体的には「寝る前にその日 1 日の話をするのが、良いコミュニケーションになっているから」(27 歳/女性)や「意見交換もしやすいから」(29 歳/男性)などが挙がった。次いで「何かあった時、安心だから」という声が多く、例えば「お互い 50 代なので、健康面で何かあった時に同室の方が良いから」(57 歳/女性)や「地震が来た時など、すぐに助け合える」(25 歳/男性)などが聞かれた。他には「喧嘩をしても一緒に寝ることで仲直りするきっかけになるから」(43 歳/女性)や「物理的距離と心理的距離は比例すると思うから」(27 歳/女性)、「仕事などでなかなか一緒にいる時間を作れないから」(38 歳/女性)などが挙げられた。

反対に「夫婦別室」推奨派からは「1 人の時間も大切だから」という理由が最も多く挙がった。具体的には「自分の時間も、ある程度の距離も必要だと思うから」(41 歳/女性)や「新鮮さが保たれるから」(32 歳/男性)などが挙げられた。次いで「安眠のため」が多く、例えば「睡眠不足はイライラに繋がるから」(47 歳/女性)や「睡眠の質を下げないため」(54 歳/女性)などが聞かれた。他には「生活リズムにずれがある場合は別の方が良いと思う」(47 歳/女性)や「それぞれプライベートの空間がある方が過ごしやすいと思うから」(53 歳/女性)、「気兼ねなくいられるから」(58 歳/女性)などが挙げられた。


【調査概要】
有効回答:首都圏在住で 20 歳~59 歳の既婚男女 1,162 名(学生は除く)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2016 年 12 月 6 日(火)~12 月 10 日(土)

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[オウチーノ]
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