母親と写真に関する調査(15歳以上の男女対象) 

2017年04月25日
ピクスタは、5月14日の「母の日」を前に、15歳以上の男女を対象とするアンケート調査を実施。

その結果、「母親と一緒に写っている写真」を見た時に85%の人が「愛されて育ったと実感する」と回答しました。また、カメラ目線の写真より「素の表情」が写し出された自然体の写真の方が、母親からの愛情をより実感できることが分かりました。

【トピックス】

■85%が母子で写っている写真を見返すと母親からの愛情を実感できると回答した。
■自然体の写真だと、さらに実感度が増すことが分かった。
■母親から撮影に誘われると70%が嬉しいと回答した。
■10代と60代の50%超が、母親と一緒に写っている写真が少なくて残念に思っていることが分かった。

【調査結果】

■約9割が母親と一緒に写る写真で愛情を実感

「幼少期のあなたと母親が一緒に写っている写真を見た時の、あなたの気持ちに近いものをお選びください」(単数回答、N=453)という質問で、「愛され大切に育てられたことを実感した」「親孝行しようという気持ちになった」がそれぞれ85%、「育児中の母親の想いに興味がわいた」が73%でした(※1,2)。【図1〜3】

■カメラ目線より自然体の写真の方がより「愛情実感度」が増すことが判明

「幼少期のあなたと母親が一緒に写っている写真の中で、印象に残っているのはどのような写真ですか」(複数回答可、N=453)という質問で「カメラ目線で、並んで笑っている」が60%と最も多いものの、「あなたが母親に抱かれている(抱きしめられている)」(29%)、「手をつないでいる」「その他」(各16%)、「あなたに向けて母親の眼差しが注がれている」(14%)、「見つめ合っている」(9%)が続きました。

この質問で「あなたが母親に抱かれている(抱きしめられている)」「手をつないでいる」「あなたに向けて母親の眼差しが注がれている」「見つめ合っている」を選択した場合(以下、自然体写真の選択者)と、「カメラ目線で、並んで笑っている」を選択した場合(以下、自然体写真の非選択者)とを比較したところ、自然体写真の選択者の方が「愛され大切に育てられたことを実感した」が5ポイント、「親孝行しようという気持ちになった」が10ポイント、それぞれ高いことが分かりました(※3)。【図4】

カメラ目線で写真を撮ると作った顔になりがちですが、自然な様子を切り取った写真だと「素の表情」を写しやすい傾向にあります。自然体写真の選択者と非選択者で差が生じたことについて、自然体の写真撮影を得意とする出張撮影マッチングサービス「fotowa」では、「素の表情」であるからこそ、自分に向けられた母親の眼差しから愛情を感じたり、当時の母の想いに興味が湧くのではないかと推察しています。

■母と子の写真撮影、「一緒に撮ろう」に7割が喜び

「あなたと母親が一緒に写真を撮る頻度を教えてください」(単一回答、N=548)と質問したこところ「頻繁に撮影している」8%、「半年に1回程度」14%、「1年に1回程度」14%でした。この結果により、1年に1回以上、母子での写真撮影を行っているのは36%にとどまることが分かりました(※4)。【図5】

一方で、『母親から「一緒に写真を撮ろう」と言われた時の率直な気持ちを教えてください』(単一回答、N=548)という質問では「とても嬉しい」17%、「嬉しい」53%合わせて70%となりました。【図6】

年代別で比較しても大きな差はなく、喜んで撮影する人が多い傾向にあります。母子での写真撮影の頻度は低いものの、一緒に撮影する「きっかけ」さえあれば、年齡問わず、母親と一緒に写った写真を残したいと思っていることが伺える結果になりました。

■10代と60代の半数以上が、母親と一緒に写っている写真が少なくて残念

「幼少期にあなたと母親が一緒に写っている写真が少なくて残念に思いますか」(単一回答、N=548)という質問と世代とを問う設問の相関関係(※5)をみたところ、「少なくて残念に思う」と回答したのは「60歳以上」(55%)、「15歳~19歳」(53%)が続く結果になりました。【図7】

この結果に対し、fotowaでは、それぞれ下記の社会背景が一因となっているのではないかと考えています。
■現在60歳の人が生まれた1957年のカメラ普及率は35.7%であり(※6)幼少期に写真撮影が今ほど浸透していなかったこと
■現在の19歳以下が生まれた頃の1997年に共働き世帯が専業主婦世帯数を上回ったこと(※7)


※1,3:本アンケート内で「幼少期に写真撮影はしなかった」「あなたが幼少期の頃の写真で、あなたと母親が一緒に写っている写真を見たことがない」と回答した95名を除き、453名を対象に集計しました。
※2,5:「とても思う」「やや思う」を合算して「思う」、「あまり思わない」「思わない」を合算して「思わない」とし、この数値を元に集計を行いました。
※4:「2〜3年に1回程度」「4〜5年に1回程度」「6〜7年に1回程度」「8〜9年に1回程度」「10年に1回程度」「11年以上撮影していない」「覚えていない」「一緒に写真撮影をしたことが
ない」を合算して「1年に1回未満」とし、この数
値を元に集計を行いました。
※6:内閣府「主要耐久消費財等の普及率(平成16年(2004年)3月で調査終了した品目)」を参照
※7:内閣府「男女共同参画白書 平成27年版」共働き等世帯数の推移を参照


<調査概要>
調査対象:15歳以上の男女
調査方法:インターネットによるアンケート調査「Fastask」(株式会社ジャストシステム)
回答者数:548名(15歳~19歳80名、20代96名、30代96名、40代95名、50代92名、60歳以上89名)
調査期間:2017年3月10日〜3月17日

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[ピクスタ]
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