防災意識と備えの実態に関する定点調査 第2回(20~60代男女対象) 

2017年08月01日
マクロミルは、防災意識と備えの実態に関する定点調査 第2回を実施。

近年、日本では甚大な被害をもたらす自然災害がしばしば発生していますが、9月1日の「防災の日」を1カ月後に控えた今、生活者の防災に関する意識と備えの実態を探るべく、全国の20~60代男女1,000名にインターネット調査を実施しました。東日本大震災から6年となる2017年2月に実施した調査とも一部比較しながらご紹介します。

【調査Topics】

・「防災を意識している」58%、本年2月実施の調査に比べ11ポイント低下
・大災害に対する“備えの強化”は減少傾向、「“強化”はしていない」が53%で15ポイント上昇。
 年間を通じると、「3.11」前の時期に備える人が多い傾向?
・恐れている災害、1位は「地震」91%で断トツ。2位「豪雨・洪水」54%、3位「暴風・竜巻」44%

【調査結果】

【1】「防災を意識している」58%、本年2月実施の調査に比べ11ポイント低下

私たちの社会生活や生命に大きな被害をもたらす規模の大災害に対して、日頃からどの程度「防災」を意識しているのかをたずねました。“意識している”は58%(「とても意識している」8%+「やや意識している」50%)で、今年2月の同調査(69%)よりも、11ポイント低下しています。

【2】大災害に対する“備えの強化”は減少傾向、「“強化”はしていない」が53%で15ポイント上昇。
年間を通じると、「3.11」前の時期に備える人が多い傾向?

この1年で大災害への備えの強化を「していない」という人は53%で前回の調査(38%)より15ポイント上昇しました。備えを「強化した」という人の回答を見ても「日用品・水・食料品などの備蓄」や「ハザードマップの確認」をはじめ、すべての項目で前回の調査よりも減少しています。また、実際の備えの状況は、「備えをしている」8割で、今年2月の同調査の結果から大きな変化は見られませんでした。

年間を通じた大災害に対する備えは、9月1日『防災の日』の前よりも、3月11日『6年前に発生した東日本大震災』の前の時期にする、という人が多いといえそうです。

【3】恐れている災害、1位は「地震」91%で断トツ。2位「豪雨・洪水」54%、3位「暴風・竜巻」44%

特に恐れている災害について、上位5つまで選択してもらい、その合計スコアが高い順に並べました。断トツだったのは「地震」で91%、次いで「豪雨・洪水」54%と、近年日本国内で大きな被害をもたらした災害が続いています。

次に、全国を5つに区分したエリア別に回答結果を確認し、地域別の“災害への恐れ”の状況を確認しました。今年7月の豪雨被害による影響からか、“豪雨・洪水”は「北海道,東北地方」と「中国,四国,九州地方」が、“土砂災害”は「中国,四国,九州地方」が、他エリアよりもそれぞれ11~21ポイント、13~21ポイント高い結果となりました。また、「地震」はどのエリアでも軒並み高くなっています。


【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2017年7月24日(月)~7月25日(火)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マクロミル]
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