2017年度新規開業実態調査(融資時点で開業後 1 年以内の企業対象) 

2017年12月25日
日本政策金融公庫(略称:日本公庫)総合研究所は、新規開業企業の実態を把握するために、1991 年度から毎年「新規開業実態調査」を実施しています。2017 年度調査の結果について、時系列のデータを用いて開業者の属性や開業費用などの変化をみるとともに、開業者の特徴について分析しました。主な調査結果と調査の要領は以下のとおりです。

<主な調査結果>

1 女性の割合が増加 女性の割合が増加 女性の割合が増加(本文 3 ページ)
開業者に占める女性の割合は 18.4%である。女性の割合は増加傾向にあり、調査開始以来、最も高い割合となっている。

2 開業により労働時間は増加 開業により労働時間は増加 開業により労働時間は増加(本文 11 ページ)
1 週間あたりの労働時間は、「34 時間以下」が 14.0%、「35~48 時間」が 22.3%、「49 時間以上」が 63.7%となっている。平均は 53.5 時間で、開業前の 49.4 時間から、4.1 時間増えている。一方で、主な事業所までの通勤時間(片道)が「15 分未満」の割合は 57.4%で、開業前の 21.9%から 35.6 ポイント増加している。

3 約7割の開業者が開業に満足している 約7割の開業者が開業に満足している 約7割の開業者が開業に満足している(本文 14 ページ)
開業の総合的な満足度をみると、「かなり満足」が 25.0%、「やや満足」が 44.3%となっており、約7割が開業に満足している。項目別に「かなり満足」と「やや満足」を合計した「満足」の割合をみると、「仕事のやりがい(自分の能力の発揮)」は 79.1%、「働く時間の長さ」は 49.6%、「ワークライフバランス」は 47.1%、「事業からの収入」は 23.3%となっている。


<調査概要>
調査時点:2017 年 8 月
調査対象:融資時点で開業後 1 年以内の企業 6,706 社
調査方法:調査票の送付・回収ともに郵送、アンケートは無記名
回答数: 1,425 社(回収率 21.2%)

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[日本政策金融公庫]
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