子どもの睡眠に関する調査(小・中学生の子どもを持つ30~59歳女性対象) 

2018年03月16日

「ショップジャパン」は、3月18日の「睡眠の日」を前に、『子どもの睡眠の実態』について調査を実施いたしました。
調査対象:全国の小・中学生の子どもを持つ母親/30~59歳女性

調査結果


1.睡眠時間の実態調査

■子どもの起床時間は平日と休日で1時間のズレ。
母親の平日の起床時間は、「6時より前」が最も多く41.9%。 時間の経過とともに減少していき、「7時30分」以降は2%強にとどまる。休日は、「7時ごろ」が最も多く20.6%。 次いで、「8時以降」が19.4%と続く。7時ごろを境に、平日と休日とで起床時間の割合が逆転していることが分かる。
一方、子どもに関しては、平日は7時までに起床する子どもの割合は約9割。「6時より前」からスコアが徐々に大きくなり、「7時ごろ」が最も多く35.5%。休日は時間遅くなるにつれ割合が増えていき、「8時以降」が最も多く30.6%。
7時30分以降に起床する子どもが全体の約7割いることが分かった。

■子ども母親も平日より休日の方が睡眠時間が長い。その理由は「子どもが平日あまり寝ていなくてかわいそう」、「自分も休日なので眠りたい」。子どもも母親も平日の睡眠不足を休日に補っている。
平均睡眠時間については母親が平日「6時間以内」が最も高く22.6%なのに対し、休日は「7時間以上」が22.1%と最も高く、次いで「8時間以内」が18.1%と続く結果となり、平日と比べると、「7時間以内」の割合が大幅に少なくなっている。
一方、子どもについても母親同様、休日の方が睡眠時間が長いことがわかった。休日においては、「8時間以上」寝ている子どもが最も多く52%と、過半数を超える結果となった。
休日の平均睡眠時間が平日よりも2時間以上長い子どもを持つ母親に対し、その理由は何か質問したところ「子どもが平日あまり寝てなさそうでかわいそうだから」「子どもが起きないから」が51.4%に続き「自分も休日なので眠りたいから」が45.7%と、この3項目が上位を占めていることがわかった。

2.睡眠不足 意識調査

■ 子どもの睡眠不足を感じている親は約4割。
では、どのくらいの親が子どもの睡眠不足を感じているのだろうか。子どもの睡眠不足を感じてる母親は、39.8%いることが分かった。学齢別で見ると、学齢が上がるにつれて、子どもの睡眠不足を感じる割合が多くなる傾向にある。

■ 睡眠不足を感じている理由は「宿題や課題に追われ、寝るのが遅いため」が最も多く、子どものライフスタイルが忙しくなっているのが理由。
子どもの睡眠不足の理由を聞くと「宿題や課題に追われ、寝るのが遅いため」と答えた親が最も多く34.3%。
小・中学生別で見ると、中学生は、「宿題や課題に追われ、寝るのが遅いため(40.3%)」「ゲームをしている(34.6%)」、「インターネットの動画を見ている(34.0%)」、「塾通いをして帰りが遅いため(30.4%)」、「夜遅くまでスマホ・ケータイの操作をしている(28.3%)」が上位に上げられ、忙しさとデバイス保有の低年齢化が睡眠不足を引き起こす原因になっていることが分かった。
また、小学生においては「テレビを夜遅くまで見ている(33.9%)」が最も高く、続いて「自分の帰りが遅く、夜ご飯の時間が遅くなるため」という理由も28.3%と高いことが分かった。働く女性が増えていることが影響しているともいえる。

■ 子どもの睡眠不足のために行動していることは、「子どもに早く寝るように/起きるように注意する」が7割
子どもの睡眠不足のために行動していることは「子どもに早く寝るように/起きるように注意する」が最も高く、70.4%の親が注意しているものの、子どもの睡眠不足の理由で最も高かった「宿題や課題」に対する管理は15.8%の親しかできていないことが分かった。子どもの睡眠不足の理由と、実際に行動している内容に乖離が見られる。

■ 親が「睡眠不足」だと感じている子どもの5割以上が「朝自分で起きてこない」。睡眠不足により「常に疲れている」子どもの状態も母親は心配。
子どもの行動・状態で心配していることは「朝自分で起きてこない」が41.4%と最も高い。その後は、「(起床時に)期限が悪い(16.8%)」「やる気が無い(13.6%)」と続く。また、子どもの「睡眠不足/非睡眠不足」別で見ると、「睡眠不足」と感じている子どもの51.6%が「朝自分で起きてこない」ことが分かった。

3.新学期が始まるにあたり、心配な健康上・心の問題

■ 母親の約半数が新学期が始まるにあたり心配なことがあると回答。「進学、新学期、クラス替えによる人間関係のストレス」「部活・学業(宿題)による疲労」「受験に向けた時間管理やストレス」といった内容が多い傾向。
「クラス替えがあるので友達ができるか心配」といった人間関係の心配から、「宿題が多くなり、睡眠時間が減る」「これから受験生になり、部活引退までの期間、勉強と部活動の両立ができるか心配」など、子どもたちのライフスタイルが忙しいことに対し心配している意見が多かった。

調査概要


調査名:子どもの睡眠に関する調査
調査主体:株式会社オークローンマーケティング(ショップジャパン)
調査対象:全国の小・中学生の子どもを持つ母親/30~59歳女性
実施期間:2018年3月
調査方法:インターネット調査

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[オークローンマーケティング]
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