「疲れ目・ドライアイ」についての調査(20~69歳男女対象) 

2018年07月26日

メディプラス研究所・オフラボでは、今年3月に「五感ストレス」についての調査結果を発表。高ストレス女性の五感にまつわる行動の上位10項目すべてが「視覚」にまつわるものでしたが、今回は、そんな視覚ストレスによって引き起こされ、現代人を悩ませる不快な症状「疲れ目・ドライアイ」について分析しました。

調査結果


男女別 疲れ目・ドライアイ症状者割合と対処方法

男性
症状あり。対処していない 30%
生活習慣の工夫のみ 11%
お金をかけて対処 10%
 通院以外で対処 8%
 通院している 2%
症状はない 49%

女性
症状あり。対処していない 32%
生活習慣の工夫のみ 16%
お金をかけて対処 15%
 通院以外で対処 11%
 通院している 4%
症状はない 37%

■ 「お金をかけて対処している」疲れ目・ドライアイ重症者は約1割

オフラボ「ココロの体力測定」調査では、疲れ目・ドライアイを感じている20~69歳は、男性51%、女性63%と共に半数を超え、女性が男性を上回る結果に。中でも重症と推測されるのは、「お金をかけて対処している」の割合(以下、疲れ目重症者) 。ドラッグストアの目薬やマッサージなど「通院以外」の方法、あるいは「通院」で、お金をかけて対処している人は、男性10%、女性15%と、全体の1割強存在することがわかりました。

■ 「通勤時間」が長いと、疲れ目・ドライアイが増加!? その理由とは……

「ココロの体力測定」では生活習慣から健康、趣味などさまざまな視点から現代人とストレスの関連を探っていますが、今回、疲れ目・ドライアイと「勤務外仕事時間」との関連を分析しました。
ここで言う勤務外仕事時間とは、「通勤時間」「残業時間」です。全体と疲れ目重症者を比較すると、残業時間が長いほど疲れ目・ドライアイが増加するかと思いきや、男女とも差は見られません。しかし通勤時間はというと、「1時間以上」から疲れ目重症者が全体平均を優位に上回り、「2時間以上」になると、男女とも2倍以上に。その理由として推測されるのが、通勤時間を利用しての「デジタル利用」の増加です。

■ 疲れ目・ドライアイ重症者は「ネット活用」「動画視聴」も長い傾向

「ネット活用(検索、記事閲覧など)」では、男性は「3時間以上」から全体よりも疲れ目重症者の割合が優位に増加。女性は「4時間以上」で約5ポイントの差がつく傾向に。「動画視聴(テレビ、スマホなど)」では、男女とも「3~4時間」で2倍近くの差が出ており、長時間の使用の中には、通勤時間が含まれている可能性が考えられます。

■ 男女とも高ストレス者は、疲れ目・ドライアイ症状割合が高い傾向

最後に、疲れ目・ドライアイとストレスレベルの関連に注目しました。高ストレス者×疲れ目・ドライアイ(症状あり~通院を合算)では男性63%、女性76%と、共に疲れ目・ドライアイ症状者全体の平均(男性51%、女性63%)を10ポイント程度上回る結果に。逆に低ストレス者は、男性23%、女性34%と、症状者全体平均よりぐっと少ない傾向となりました。

調査概要


「ココロの体力測定2018」
方法:インターネット調査
期間:SCR調査 2018年3月7日~3月17日
対象:全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
分析データについて:厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて:集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[メディプラス]
 マイページ TOP