「企業の採用力」についての調査(転職コンサルタント対象) 

2018年09月26日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「企業の採用力」についてアンケートを行ない、110名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 採用力向上のため改善を進める企業の特徴、業種は「IT・インターネット」、企業タイプは「ベンチャー企業」。
  • 採用力向上のために企業が改善に努めていること、「労働条件」「魅力づけできる人材との面接・面談」「選考回数・選考期間」。

調査結果詳細


1:採用力向上のため改善を進める企業の特徴、業種は「IT・インターネット」、企業タイプは「ベンチャー企業」。

転職支援のプロである転職コンサルタントに「採用力向上を目指し、改善・変革を進める企業は見受けられますか?」と質問したところ、93%が「見受けられる」(50%以上の企業で見受けられる:32%、~49%の企業で見受けられる:61%)と回答しました。

採用力向上を目指し、改善・改革を進める企業の特徴を伺うと、「IT・インターネット」(50%)が最多でした。『人材の流動性が高く、また良い人材の採用が、すぐに企業の成長につながりやすい』、『歴史が浅く、伝統がない分、柔軟に企業ブランディングができる』といった点が理由として寄せられました。次いで「メーカー」(44%)、「建設・不動産」(27%)が続きました。

企業タイプは「ベンチャー企業」(44%)が最多でした。理由として『意思決定が迅速にできる規模であることが多いから』、『知名度がないため、市場を知り、どのようなことを魅力にしていくかを常に考えている企業が多い』といったコメントが寄せられました。

2:採用力向上のために企業が改善に努めていること、「労働条件」「魅力づけできる人材との面接・面談」「選考回数・選考期間」。

「採用力向上を目指し、どのような改善を行なっている企業が多いですか?」と質問したところ、トップ3は「労働条件(給与、待遇、福利厚生、休日、勤務地など)」(69%)、「魅力づけできる人材との面接・面談(人事、上司、経営層など)」(44%)、「選考回数・選考期間」(39%)でした。採用力向上に成功した企業の具体的なエピソードもご紹介します。

採用力向上に成功した企業のエピソード
○事業内容や業務内容、福利厚生から実際の職場環境、労働時間などを曖昧にせずしっかりと説明した。結果、候補者がその企業で働くイメージを持ちやすくなり、選考途中での辞退などが減少した。
○広報と人事が連携して採用ブランディングと従業員満足度の両面を追求したことで、リファーラル採用の成果が上がり、さらに一般公募での内定承諾率も向上した。
○食事や飲み会など、社員と候補者との面談をフランクな場所で行なったところ、内定率が上がった。
○選考フローの見直し(3回→2回)を行ない、選考スピードを上げた結果、辞退が減った。また、魅力ある社長や役員が最初に候補者に会うことで、志望度が格段に上がった。
○選考期間の短縮化として、土日開催の1Day選考会を実施。多忙な優秀人材の獲得に成功した。
○SNSで、企業のオフィシャルアカウントから情報発信を頻繁に行なうことにより、知名度やイメージの向上につながり、応募者が増えた。

調査概要


■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント
■有効回答数:110名
■調査期間:2018年9月4日 ~ 9月12日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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