冷凍食品の購入に関する調査(調査対象:男女40代~50代中心) 

2018年10月17日

ソフトブレーン・フィールドは、「マルチプルID-POS購買理由データPoint of Buy(R)」(以下POB)アンケートモニター(n=3,232名 男女40代~50代中心)を対象に「冷凍食品の購入に関するアンケート」を2018年10月9日(火)~10月10日(水)にかけて実施しました。

調査結果のポイント


  • 冷凍食品を食べる頻度は、「月に2~3回」が27.7%でもっとも多く、「週に2~3回」が23.6%と続く。購入場所は、「スーパー」が89.2%とダントツで、「ドラッグストア」が12.8%、「生協などの宅配」が8.7%、「コンビニエンスストア」が5.9%と続き、店頭での購入者が圧倒的。
  • 1回の買い物で冷凍食品を購入する際に、「1~2個」が40.3%、次いで「3~4個」が15.8%、「5個以上」が3.8%と続く。
  • 冷凍食品を利用する理由は、「簡単に調理できるから」が44.6%でもっとも多く、次いで「一品足りないとき/追加したいとき」が34.8%、「お弁当のおかずとして」が34.1%と続き、「時短・簡便」だけではなく、「メインのおかずとして(16.2%)」や「味がおいしいから(12.4%)」など、立派なおかずとしても受け入れられている。
  • 冷凍食品を食べるシーンは、「夕食」が57.7%でもっとも多く、「昼食」が40.4%、「お弁当」の25.3%と続く。
  • 日頃買い置きしている冷凍食品は、「ギョーザ」が29.9%でもっとも多く、「からあげ・竜田揚げ」が25.4%、「うどん」が23.1%と続く。
  • 直近1年間で、約6割近くがPBの冷凍食品の購入経験があり、購入経験があるPBブランドは、1位がイオンのPB「トップバリュ」が53.9%で、2位以下と大きな差をつけ、2位がセブン&アイ「セブンプレミアム」が25.4%、3位が西友「みなさまのお墨付き」が14.1%と続く。
  • NBとPBの冷凍食品の購入頻度については、「NBの購入頻度が高い」が40.1%、「PBの購入頻度が高い」が19.6%を20.5ポイントも上回る。スーパーでの商品展開数が豊富な、NB品のほうが選ばれていたことが考えられる。

調査結果


 まず、冷凍食品を食べる頻度について調査をしました。

 冷凍食品を食べる頻度は、「月に2~3回」が27.7%でもっとも多く、4.1ポイント差で「週に2~3回」が23.6%と続きます。

 次に、普段店頭で食料品を購入すると回答した方(n=2,860名)に、1回の買い物で、冷凍食品を購入する際に何個購入するか調査をしました。

 1回の買い物で冷凍食品を購入する際に、「1~2個」が40.3%、次いで「3~4個」が15.8%、「5個以上」が3.8%と続きました。

 次からは、普段冷凍食品を利用すると回答した方(n=2,686名)に、調査をしました。

 まず、冷凍食品の購入場所は、「スーパー」が89.2%とダントツで、「ドラッグストア」が12.8%、「生協などの宅配」が8.7%、「コンビニエンスストア」が5.9%と続きます。「スーパー」だけではなく、「ドラッグストア」や「コンビニエンスストア」などに、販路が広がっていますが、圧倒的に「スーパー」で購入する方が多く、店頭で購入していることがわかります。

 次に、冷凍食品を利用する理由について、調査をしました。

 冷凍食品を利用する理由は、「簡単に調理できるから」が44.6%でもっとも多く、次いで「一品足りないとき/追加したいとき」が34.8%、「お弁当のおかずとして」が34.1%、「料理する時間がないとき」が30.9%と続き、「時短・簡便」がキーワードとなっていますが、「メインのおかずとして(16.2%)」や「味がおいしいから(12.4%)」など、立派なおかずとしても受け入れられていることがわかりました。

 次に、冷凍食品を食べるシーンについて、調査をしました。

 冷凍食品を食べるシーンは、「夕食」が57.7%でもっとも多く、「昼食」が40.4%、「お弁当」の25.3%と続き、夕食の一品や昼食など、家庭での食事として利用されることが多いことがわかりました。

 次に、日頃買い置きしている冷凍食品について、調査をしました。

 日頃買い置きしている冷凍食品は、「ギョーザ」が29.9%でもっとも多く、「からあげ・竜田揚げ」が25.4%、「うどん」が23.1%と続きます。また、天候不順が続く中でも価格が安定している「野菜類」が22.6%となり、ほかにも夕食のメインやお弁当のおかずになるような、「コロッケ(13.7%)」、「シューマイ(12.2%)」、「ハンバーグ(10.9%)」などがランクインしました。

 次からは、各社が注力しているプライベートブランド(以下PB)の冷凍食品について調査をしました。

 直近1年間のPBの冷凍食品の購入経験は、「購入したことがある」が59.1%、「購入したことがない」が29.1%となり、購入したことがある方が、大きく上回りました。

 次に、メーカーが自社ブランドで販売するナショナルブランド(以下NB)と、PBの冷凍食品について、どちらの購入頻度が高いか調査をしました。

 NBとPBの冷凍食品の購入頻度については、「NBの購入頻度が高い」が40.1%、「PBの購入頻度が高い」が19.6%を
20.5ポイントも上回りました。今回の調査では、9割近くの方が冷凍食品をスーパーで購入していたため(図表3参照)、スーパーでの商品展開数が豊富な、NB品のほうが選ばれていたことが考えられます。

 次に、冷凍食品を扱う代表的なPBブランドをピックアップし、購入経験を調査しました。

 購入経験がある冷凍食品のPBブランドは、1位がイオンのPB「トップバリュ」が53.9%で、2位以下と30ポイント近くの差をつけ、2位がセブン&アイ「セブンプレミアム」が25.4%、3位が西友「みなさまのお墨付き」が14.1%と続きます。また、4位には宅配系生協の「CO-OP(11.7%)」、5位にはコンビニエンスストアのローソン「ローソンセレクト(10.7%)」がランクインしました。

 冷凍食品は、「時短・簡便」のキーワードから、冷凍食品なのに「こんなにおいしい」という感動を提供できる商品が続々と発売されています。また、販売経路もスーパーからドラッグストア、コンビニエンスストアまで広がり、あらゆる年代の方に様々なシーンで食べられるようになりました。
 また、無印良品を展開する良品計画は冷凍食品事業に参入することを発表し、総菜やご飯ものなど今年9月下旬から冷凍陳列棚を置いた国内4店で販売を始め、2019年2月までに20店に拡大すると発表していることから、新規参入するメーカーも増えることが予想されます。今後も冷凍食品の動向に注目したいと思います。

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[ソフトブレーン・フィールド]
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