おせちに関する意識調査(30代から60代の女性対象) 

2018年10月29日

楽天市場では、30代~60代の女性400名を対象に「2019年のお正月用おせち」に関する意識調査を実施しました。その結果、お正月気分を盛り上げるものとして、季節行事を彩る伝統食「おせち」を楽しむ予定の人は7割近くいることが分かりました。調査からは、おせちの買い方や楽しみ方が多様化していることも伺えました。

調査結果の主なトピックス


  • Point1:30代~60代女性の7割近くが、おせちを食べる予定。おせち楽しむ理由・第1位は「お正月気分が盛り上がる」から。
  • Point2:おせちを食べる人のうち、何らかの形でおせちを「購入する」人は4人に3人(75.8%)。シニア層は豪華おせちを丸ごと購入? 60代女性に「重箱入り」おせち人気。
  • Point3:三大おせち購入先は、「スーパーマーケット」「百貨店やデパート」「ネット通販」。
  • Point4:ネット通販で人気の、冷凍で届き自宅で解凍して楽しむ「冷凍おせち」、認知度は約6割。ネット通販でおせち購入経験がある人のうち、「冷凍おせち」購入経験者は6割強。
  • Point5:ネット通販で買える「冷凍おせち」の魅力トップ3は、1位「好きなタイミングで解凍できる」2位「きれいな盛り付け」3位「冷凍する分日持ちするので薄めの味付けで仕上げられる場合も」
  • Point6:「おせちの写真をSNSに投稿したい」 、30代女性の4~5人に1人(23.0 %)。やってみたいおせちの楽しみ方、1位「好きな具材だけ楽しむ」2位「ワンプレートに盛り付け」3位「お気に入りの重箱に盛り付け」。
  • Point7:知る人ぞ知る?「ふるさと納税おせち」*の認知度は 25.8 %
    * 様々な自治体に寄付できる制度「ふるさと納税」の返礼品として貰える「おせち」のこと

調査結果


Point1: 30代~60代女性の7割近くが、おせちを食べる予定。おせち楽しむ理由・第1位は「お正月気分が盛り上がる」から。

 核家族化が進むにつれ、おせち料理を食べない世帯が増えたと思われがちですが、2019年のお正月、どのくらいの家庭でおせち料理が食べられる予定なのでしょうか。30代から60代の女性の67.2%が、「おせち料理をつくる」もしくは「購入する」と回答しました。家庭の台所を預かる女性の約7割が「おせち料理」を食べると回答していることから、日本の7割近い世帯がおせち料理を楽しむ予定だと考えられます。盛り上がる」から。

 お正月とは切っても切り離せないおせち料理。今の時代におせち料理を楽しむ理由はどこにあるのでしょう。トップ3には「お正月気分が盛り上がるから;57.6%」「毎年の恒例行事だから;56.9%」「お正月の楽しみのひとつだから;41.3%」が並び、平安時代にまでそのルーツを遡ることができる日本古来の風習が、現代でも楽しい恒例行事として、確かに根付いていることがうかがえます。

Point2: おせちを食べる人のうち、何らかの形でおせちを「購入する」人は4人に3人(75.8%)。シニア層は豪華おせちを丸ごと購入? 60代女性に「重箱入り」おせち人気。

 おせち料理を楽しむ人たちは、どのような形でおせち料理を用意する予定なのでしょうか。
「重箱入りおせち料理を購入」「単品のおせち料理を購入」という「購入派」が36.1%、購入したおせち料理と手作りを組み合わせるという「組み合わせ派」が39.8%、「重箱に詰める料理すべてを手作りする」「何品か手作りする」という「手作り派」が24.1%という比率になりました。昔は家庭で手作りしていたおせち料理ですが、4人に3人がおせち料理の購入を予定しているという実態が明らかになりました。

 近年、大きな特徴となっているのが、料亭やデパートなどに代表される「重箱おせち」の販売です。毎年、早くも夏頃から予約が開始されるなど、おせち料理の主流のひとつになりつつあります。
 2019年お正月のおせち料理では、約2割の人が「重箱入りおせち料理を購入」すると回答しています。また、年代が高くなるにつれ、その割合も増加しており、60代女性では30.3%が、重箱入りおせち料理を購入する予定となっています。味の質や冷凍技術の進歩もあり、年齢が高い方の舌を満足させるレベルに達しているのも、ひとつの要因かもしれません。

Point3: 三大おせち購入先は、「スーパーマーケット」「百貨店やデパート」「ネット通販」。
 過去におせち料理を購入したことがあるという人は、全体の約6割にあたる229名。その購入ルートをお聞きしました。

 最も多いのが「スーパーマーケット;52.0%」、以下「百貨店やデパート;35.4%」「ネット通販;31.0%」が続きました。特徴的なのは、やはり「ネット通販」。ネット通販専門のおせち料理店も増加しており、現代社会の象徴的な結果と言えるでしょう。

Point4: ネット通販で人気の、冷凍で届き自宅で解凍して楽しむ「冷凍おせち」、認知度は約6割。ネット通販でおせち購入経験がある人のうち、「冷凍おせち」購入経験者は6割強。

 ネット通販でおせち料理が買える時代にあって、なかでも特徴的なのが「冷凍おせち」です。冷凍で届き、自宅で解凍して楽しむというもので、近年のネット通販おせちでも、主力商品になっています。
 では、30代から60代の女性は、どのくらい、この「冷凍おせち」のことを知っているのでしょうか。「買ったことがあるので知っている」「買ったことはないが知っている」を合計すると、全体の58.3%が「冷凍おせち」のことを認知していました。購入経験も認知度も、年代とともに高くなり、60代女性では68.0%が「冷凍おせち」を知っていました。
 60代女性では購入経験者も約2割に達しており、50代・60代が「冷凍おせち」の需要を牽引していることが明らかになりました。

Point5: ネット通販で買える「冷凍おせち」の魅力トップ3は、1位「好きなタイミングで解凍できる」2位「きれいな盛り付け」3位「冷凍する分日持ちするので薄めの味付けで仕上げられる場合も」

 様々なメリットがある「冷凍おせち」。30代から60代の女性たちは、どんなところに魅力を感じるのでしょうか。
 最も魅力があるという回答を集めたのが、「自宅の冷凍庫に保管しておき、好きなタイミングで解凍して楽しむことができる(47.3%)」という点。次いで、「きれいな盛り付けが維持されたまま届けることができる(38.0%)」「冷凍する分、日持ちがするので、おせち特有の濃い味付けでなく、薄めの味付けで仕上げられる場合がある(35.3%)」という結果が見られました。
 単に、冷凍でない普通のおせち料理の代替品というよりも、「いつでも好きなタイミングで食べられる」「きれいな盛り付けが維持される」「おせち料理らしくない、薄めの味付けで仕上げられる」といった、冷凍食品特有のメリットが高く評価されていることがわかりました。

Point6: おせちの写真をSNSに投稿したい」 、30代女性の4~5人に1人(23.0 %)。やってみたいおせちの楽しみ方、1位「好きな具材だけ楽しむ」2位「ワンプレートに盛り付け」3位「お気に入りの重箱に盛り付け」

 おせち料理の楽しみ方も、時代とともに変化しているようです。「今後やってみたい、おせち料理の楽しみ方」について聞いたところ、「ワンプレートに盛り付ける」「お気に入りの重箱に盛り付ける」といった「自分流のアレンジ」が高い数字を記録しました。単品のおせち料理を、自分好みの美しいビジュアルでオシャレに楽しみたいという意向の表れと言えるでしょう。
 この背景には、ビジュアル重視のSNSの普及があると考えられます。「おせち料理の写真をSNSに投稿する」と回答した割合は、30代女性で23.0%に達しました。4人から5人に1人は、年の始めに、おせち料理の写真をSNSにアップしたいと考えているようです。

Point7: 知る人ぞ知る?「ふるさと納税おせち」*の認知度は 25.8 % * 様々な自治体に寄付できる制度「ふるさと納税」の返礼品として貰える「おせち」のこと

 2008年から始まった「ふるさと納税」ですが、実はふるさと納税でも返礼品としておせち料理がもらえる場合があります。ふるさと納税の返礼品のなかに、おせち料理があることを知っているのは、全体の25.8%で、4人に1人が認知していることがわかりました。特に50代女性・60代女性での認知度が高くなっています。一方で、実際にふるさと納税の返礼品として、おせち料理をもらったことがある人は約2%に過ぎず、この数字は年代間で差が見られませんでした。利用の本格化はこれからかもしれません。

調査概要


調査名:楽天市場 おせちに関する意識調査
調査対象者:30代から60代の女性・計400名(各年代100名)
調査期間:2018年9月22日(土)-24日(月)
調査元:楽天市場
調査方法:インターネットリサーチ

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