2018年夏の清涼飲料水・ビールのTVCMと購買の関係性調査 

2018年11月01日

CCCマーケティングは、2018年夏に放送された清涼飲料水・ビールのCMと購買データを掛け合わせた視聴実態の調査・分析を行いましたので、お知らせいたします。
全国各地で記録的な暑さが話題となった2018年夏。熱中症対策や少しでも暑さを和らげる方法として清涼飲料水を買う方も多かったのではないでしょうか。
または、暑さと戦いながら1日中働いたご褒美として、夜に冷たいビールをグイッと…という方も多かったように思います。

清涼飲料水やビールを買う決め手はいくつもありますが、CMを見て買うという方も少なくありません。
今回は清涼飲料水・ビールをテーマに自主調査を行いました。2018年の猛暑にCMを味方につけて最も売れた商品とは一体何だったのでしょうか。

今回は2018年7月21日(土)~8月10日(金)の間に、関東エリアで「清涼飲料水」「ビール」ブランドのCMを「見た人」と「見なかった人」に分け、それぞれ商品をどれくらい買ったかを調べました。

調査結果


●猛暑対策!購買率トップはポカリスエットとアクエリアスだが…

まずは清涼飲料水の結果からご紹介いたします。調査期間中、比較的多く出稿されていたCMのうち、7つのブランド「ポカリスエット(大塚製薬)」「アクエリアス(日本コカ・コーラ)」「三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)」「コカ・コーラ(日本コカ・コーラ」「ウィルキンソン(アサヒ飲料)」「ファンタ(日本コカ・コーラ)」「マッチ(大塚食品」を選定し、グラフにしています。

やはり今年の猛暑が影響してか、夏の水分補給に最適な「ポカリスエット」と「アクエリアス」が圧倒的に高い購買率となりました。今回の調査テーマである「CM効果」という点から見ると、CMを見ている、見ていないに関わらず購買されていたため、今回のグラフではCM効果は低い結果とはなりますが、購買率が高い背景には、長年のブランディング効果がこうした結果に現れているのかもしれません。
一方、「マッチ」の購買率は他商品と比較すると高くはありませんが、CM効果の面ではトップとなりました。平野紫耀さん(King&Prince)と天龍源一郎さんが共演した、シュールで思わずクスっと笑ってしまうCMは視聴者にとってインパクト大だったのではないでしょうか。
2位の「コカ・コーラ」も、Little Glee Monsterさんのソウルフルな歌声、綾瀬はるかさんの素敵な笑顔が印象に残ったCMでした。印象に残るCMは実際に店頭に足を運んだ際に商品を手にとるきっかけになるのかもしれません。

●ビールのCM効果は新商品とリニューアル商品がランクイン!

次にビールのCM効果について結果をご紹介いたします。対象となるCMは8つのブランド「金麦(サントリービール)」「本麒麟(キリンビール)」「キリン のどごし〈生〉(キリンビール)」「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口(アサヒビール)」「アサヒ クリアアサヒ(アサヒビール)」「ザ・プレミアム・モルツ(サントリービール)」「金麦〈糖質75%オフ〉(サントリービール)」「クリアアサヒ クリアセブン」を選定し、結果をグラフにしています。

2018年3月に発売されたばかりの「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口」と「本麒麟」、2018年5月にリニューアルされた「キリン のどごし〈生〉」がランクインするなど、CM効果が高かったトップ5ブランドのうち、3ブランドはリニューアル商品や新商品という結果でした。この夏に向けてのPRが上手く購買層に届いたようです。
視覚はもちろんのこと、聴覚に刺激を与えてくれるようなCMが購買につながっていくのではないかと予想しております。

●購買につながるCMがあきらかに!

連日猛暑が続いた2018年夏。水分補給の代名詞とも言える商品は、日頃のブランド力の高さが購買につながり、CM効果が出にくいという興味深い結果を発見することができました。

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[PRTIMES]
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