感謝と仕事に関する調査(20~30代男女ビジネスパーソン対象) 

2018年11月21日

Uniposは、勤労感謝の日を前に、20~30代の男女ビジネスパーソン2,064名を対象に感謝の頻度と会社満足度・目標達成など「感謝と仕事に関する調査」を2018年10月に実施しました。

上司の直接の感謝・賞賛が、若手のパフォーマンスに影響!?
 本調査では、「感謝を言われる頻度」、「会社満足度」、「正当な評価」、そして「上司からのフィードバックに対する満足度」が、仕事のパフォーマンス(年間目標達成)に影響していることが分かりました。また、過半数の人が直接褒められることで評価されたと感じ、若い人ほどその割合が高く、業務に対する直接の評価を求めている姿が見て取れます。そして、 8割以上もの人が評価されたと感じるのは上司からの評価と答えているにもかかわらず、半数以上の人が上司からのフィードバックに満足していないということも分かりました。“感謝“を誰から、どのように、どのくらいの頻度で伝えられるかにより、仕事のパフォーマンスや会社へのエンゲージメントへも影響するという結果が浮き彫りになりました。上司は、直接の感謝・賞賛を織り交ぜながら、若手のパフォーマンスを引き出す評価をしていくのが望ましいと言えそうです。

調査サマリー


  • 「感謝を言われる頻度が高い人」の73.8%は目標達成し、低い人に比べ18.5ポイント高い
    「頻度が高い」と思っている人は、75.2%が週1回以上感謝を言われ、低い人の約2倍
  • 「正当な評価を受けていると感じている人」の70.4%が目標達成し、感じていない人に比べ18ポイント高い
  • 評価されたと感じる時は「直接の感謝・賞賛」が56.8%と「昇給・昇進(60.2%)」と僅差。若い人ほど、直接褒められることで評価されていると感じる傾向が強い。
  • 8割以上の人が「上司からの評価」で評価されたと感じる
  • 「会社満足度が高い人」の80.1%は目標達成し、低い人に比べ20.4ポイント高い
  • 57.2%もの人が上司からのフィードバックに満足していない
    「上司からのフィードバックに満足している人」の79.5%は目標達成し、低い人に比べ16.8ポイント高い

調査結果


1.感謝を言われる頻度が高い人の73.8%は目標達成し、低い人に比べ18.5ポイント高い
「頻度が高い」と思っている人は、75.2%が週1回以上感謝を言われ、低い人の約2倍

 感謝を言われる「頻度が高い」と思っている人は、全体の67.6%。「頻度が高い」と思っている人は平均で約9日、「頻度が低い」と 思っている人は平均約28日に1回感謝を言われているようです。「頻度が高い」と思っている人は、75.2%が週1回以上感謝を言われています。これは、「頻度が低い」と思っている人の36.8%と比べ約2倍です。
 また、目標達成別に見ると、「頻度が高い」人の73.8%が目標達成しており、「頻度の低い人(55.3%)」に比べ18.5ポイント高いという結果です。

2. 「正当な評価を受けていると感じている人」の70.4%が目標達成し、感じていない人に比べ18ポイント高い

 自分が会社で正当な評価を受けていると感じているかを聞いたところ、66.4%が正当な評価を受けていると回答。また、目標達成別でみると、「感じている人」の70.4%が目標達成し、「感じていない人」に比べて18ポイント高いという結果です。正当な評価を受けていると感じている人ほど、目標達成していると言えそうです。

3.評価されたと感じる時は「直接の感謝・賞賛」が過半数と「昇給・昇進」に次いで2位。
若い人ほど、直接褒められることで評価されていると感じる傾向が強い。

 評価されたと感じる時は、「直接の感謝・賞賛」が56.8%と、「昇給・昇進」の60.2%と3.4ポイントの僅差です。「昇給・昇進」という、大きな節目はもちろんのこと、日頃の感謝・賞賛の方が評価を感じる方が多いということでしょうか。
 さらに、世代別に見ると、「直接の感謝・賞賛」は、20~24歳は62.4%で、35~39歳以上が51.2%と11.2ポイント差。若い人ほど、“直接褒められること”により評価されたと感じているようです。

4.8割以上の人が「上司からの評価」で評価されたと感じる

 誰からの評価で、評価されたと感じるかを、シチュエーション別に聞いたところ、いずれも“上司から”が8割以上という結果。評価されたと感じる対象として、上司は絶対的と言えそうです。また、同僚から評価されることは、顧客以上にインパクトがあるようです。とくに「間接的に評価・評判を聞いた時」には66.6%の方が、同僚からの評価に評価されたと感じており、顧客とも21.6ポイントと大きな差があります。

5.会社満足度が高い人の80.1%が目標達成し、低い人の59.7%より20.4ポイント高い

会社満足度が「高い」人の80.1%は目標達成しています。「低い」人は59.7%と20.4ポイントの差。これらを見ても、会社満足度が高い人ほど、目標達成率が高いと言えそうです。

■会社満足度
職場に対する愛着・信頼の度合いを数値化する指標「eNPS(Employee Net Promoter Score)」を参考に、「現在の職場で働くことをどの程度、友人・知人におすすめしたいか」について11段階で聴取。
なお、同指標と同様に「批判者:0~6、中立者:7~8、推奨者:9~10」とし、ここでは従業員の会社満足度が「低い人:0~6」、「高い人:7~10」とします。

6.上司からのフィードバックに、57.2%が満足していない
上司からのフィードバックに満足している人の79.5%は目標達成し、低い人に比べ16.8ポイント高い

 上司からのフィードバックに対し、「満足していない」人は全体の57.2%と過半数を超えています。
 「年間の仕事上の目標」の達成・未達成別に見ると、上司のフィードバックに満足している人の内「目標達成」している人が79.5%いるのに対し、「満足していない」人は62.7%と16.8ポイント低い値となりました。上司のフィードバックに「満足している」か否かが、パフォーマンスまで影響するということのようです。

調査概要


調査名:感謝と仕事に関する調査
期間:2018年10月16日(火)~2018年10月22日(月)
方法:インターネット調査
対象:全国の20~30代のビジネスパーソン 計2,064名(男性1,032名、女性1,032名)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[Fringe81]
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