2019年卒マイナビ 企業新卒内定状況調査<地区別> 

2018年11月28日

マイナビは、国内企業を対象に2019年卒採用の内定状況と、2020年卒の採用の見通しなどをまとめた「2019年卒 マイナビ企業新卒内定状況調査<地区別>」の結果を発表しました。本調査は、2018年11月6日(火)に発表した「2019年卒マイナビ 企業新卒内定状況調査」のデータを10地区(北海道、東北、関東、甲信越、東海、北陸、関西、中国、四国、九州)に分類しまとめたものです。

TOPICS


  • <今年度の採用>すべての地区で、採用が「厳しかった」と答えた企業が8割を超えた。採用充足率が最も高いのは『関東』で最も低いのは『中国』
  • <次年度の採用>最も「厳しくなる」と答えた企業が多かったのは『北陸』の84.6%。『甲信越』、『東海』と続きこの3地区が8割を超えた。
    「楽になる」と答えた地区はほとんどなくエリアに限らず全国的に厳しさは続く

調査結果


■今年度の採用は、すべての地区で「厳しかった」と答えた企業が8割を超えた。採用充足率が最も高いのは『関東』で最も低いのは『中国』
今年(2019年卒)の「採用充足率」(内定者数/募集人数)は、全国平均で前年(2018年卒)を1.4pt上回る84.4%だった。10地区別に見ると、充足率が最も高いのは『関東(88.2%)』で、一方最も低いのは『中国』の67.4%で唯一7割を下回った。
また、採用活動の印象を聞くと、すべての地区で「厳しかった(前年より+前年並み)」と答えた企業が8割以上を超え、全国的に採用に苦慮した様子がうかがえる。
■次年度の採用について、最も「厳しくなる」と答えた企業が多かったのは『北陸』の84.6%。「楽になる」と答えた地区はほとんどなく、エリアに限らず全国的に厳しさは続く
次年度(2020年卒)の採用活動についての見込みを聞いたところ、最も「厳しくなる」と答えた企業が多かったのは『北陸(84.6%)』で、『甲信越(82.1%)』、『東海(81.5%)』と続き、この3地区が8割を超えた。
一方、「楽になる」と答えた地区はほとんどなく、全国的に採用の厳しさは続くと予想される。
また次年度の採用数については、増やすと回答した割合が最も高かったのが『東北(26.3%)』で、『北陸(20.9%)』、『東海(19.7%)』と続いた。
<総括>
新卒採用においては売り手市場の影響で、地元就職希望者・Uターン就職希望者が減っており、地場企業は全国大手企業等、地元エリア以外の企業も採用ライバルとして競わなければいけない状況である。採用充足率の低い『中国』や『北陸』地区は、全国平均と比較して有効求人倍率(※)が高く、企業にとって厳しい採用環境であり、改めて本調査からも分かる。企業にとっては人材流出への危機感をもった採用活動の必要性が感じられる結果となった。


※2018年9月実績:全国平均:1.64倍、中国:1.92倍、北陸:1.87倍
(『中国』、『北陸』の地域別有効求人倍率は「受理地別・季節調整値」の数値)

調査概要


「2019年卒マイナビ 企業新卒内定状況調査<地区別>」
○調査方法/
 新卒採用実績のある国内8,000社に回答用紙を郵送
 新卒採用支援情報サイト「新卒採用サポネット」会員にメールマガジンにて案内
 マイナビ2019利用企業担当者宛にメールマガジンにて案内
○調査期間/2018年9月4日(火)告知、10月3日(水)受付締切
○回答数/ 3,013社(上場:450社/非上場:2,563社)
 地区別/北海道(111社)、東北(135社)、関東(1,288社)、甲信越(113社)、東海(332社)、北陸(130社)、関西(461社)、中国(205社)、四国(56社)、九州(182社)

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