第5回「就職したい企業・業種ランキング」調査(2020年3月卒業予定の大学3年生男女対象) 

2019年02月27日

リスクモンスター(リスモン)は、第5回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表いたしました。

調査結果


(1)医療関連の人気が高まる!

「就職したい企業・業種ランキング」のランキング1位は「地方公務員」(回答率31.6%)でした。次いで「国家公務員」が2位(同18.0%)、「Google」が3位(同6.1%)となりました。以下4位「大塚製薬」(同5.2%)、5位「日本赤十字社」、(同5.0%)、6位「アマゾン」(同4.3%)、7位「明治」(同4.1%)、8位「アステラス製薬」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同3.9%)と続きました。

1 地方公務員 31.6%
2 国家公務員 18.0%
3 Google 6.1%
4 大塚製薬 5.2%
5 日本赤十字社 5.0%
6 アマゾン 4.3%
7 明治 4.1%
8 アステラス製薬 3.9%
8 東日本旅客鉄道(JR東日本) 3.9%
10 パナソニック 3.6%
また、今回「地方公務員」の割合が大幅に増加したことにより「地方公務員」が1位、「国家公務員」が2位となり、前回調査から1位と2位の順位が逆転しました。その他は「大塚製薬」(前回39位→今回4位)、「日本赤十字社」(前回70位→今回5位)、「アステラス製薬」(前回32位→今回8位)、「武田薬品」(前回18位→今回11位)の医薬品製造業・医療事業4社と、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回12位→今回8位)、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(前回25位→今回12位)、「東京急行電鉄(東急)」(前回48位→今回16位)の鉄道業3社が順位を上げた一方で、「三菱UFJ銀行」(前回18位→今回51位)、「三井住友銀行」(前回12位→今回51位)、「みずほ銀行」(前回14位→今回ランキング対象外)の銀行業3社はそれぞれ順位を大きく下げる結果となりました。(図表A)

業種としては、公務員が1位と2位を独占したほか、医療関連が4社(大塚製薬、日本赤十字社、アステラス製薬、武田薬品)がランクインし、人気の業種となりました。

(2)学部により人気業種が明確化

就職先として望む会社を文系・理系別に集計したところ、文系学生が望む就職先のランキング1位は「地方公務員」(回答率35.9%)でした。次いで2位「国家公務員」(同15.2%)、3位「Google」(同7.2%)、4位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(同6.3%)、5位「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(同5.4%)となりました。前回との比較では「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回111位→今回4位)、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(前回111位→今回5位)、「東京急行電鉄(東急)」(前回111位→今回6位)と鉄道業3社が順位を上げた一方で、「みずほ銀行」(前回3位→今回157位)、「三井住友銀行」(前回4位→今回25位)、「三菱UFJ銀行」(前回4位→今回28位)と銀行3行が大幅に順位を下げました。

文系
1 地方公務員 35.9%
2 国家公務員 15.2%
3 Google 7.2%
4 東日本旅客鉄道(JR東日本) 6.3%
5 西日本旅客鉄道(JR西日本) 5.4%
6 東京急行電鉄(東急) 4.9%
7 アマゾン 4.5%
7 楽天 4.5%
7 集英社 4.5%
7 全日本空輸(ANA) 4.5%

理系
1 地方公務員 27.2%
2 国家公務員 20.7%
3 大塚製薬 10.1%
4 アステラス製薬 7.8%
5 日本赤十字社 6.9%
5 武田薬品 6.9%
7 パナソニック 6.0%
8 明治 5.5%
8 カネボウ化粧品 5.5%
10 Google 5.1%

これに対して理系学生が望む就職先のランキング1位は「地方公務員」(回答率27.2%)となり、次いで2位「国家公務員」(同20.7%)、3位「大塚製薬」(同10.1%)、4位「アステラス製薬」(同7.8%)、5位「日本赤十字社」、「武田薬品」(同6.9%)となりました。前回との比較では「大塚製薬」(前回50位→今回3位)、「アステラス製薬」(前回52位→今回4位)、「武田薬品」(前回50位→今回5位)と医薬品製造業3社が大幅に順位を上げました。(図表C)

文系学生においては玩具製造業や鉄道業、航空運輸業などの趣味性の強い業種に人気が集まっているのに対して、理系学生においては製薬業や電気機器製造業など、自身が大学等で学んできた知識を活かせる業種への就職を希望している傾向がうかがえます。

(3)「企業へのインターンシップ」で情報収集しつつ、3月頃より活動開始

就職活動に備えた活動としては「企業へのインターンシップへの参加」(回答率65.0%)が最も多く、「合同企業説明会などイベントへの参加」(同45.9%)、「業界・企業研究」(同33.2%)と続きました。前回比較においては「就職活動支援セミナーへの参加」、「合同企業説明会などイベントへの参加」、「業界・企業研究」が減少する一方で、「企業へのインターンシップへの参加」が増加していることから、インターンシップ制度を活用した採用活動が主流になっている様子が表れています。(図表D)

また、就職活動を開始する時期について調査したところ、「2019年4月以降」(回答率34.3%)が最も多く、次いで「2019年1月~3月」(同24.5%)が2位となり、今年度の就職活動の開始時期である3月頃から就職活動を開始する学生が多く見られました。(図表E)

最後に就職先を選定する際の意思決定手段について質問したところ、「親の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」(回答率40.5%)が1位となり、次いで「自分の意向のみで決める」(同34.3%)が2位、「友人・知人の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」(同18.4%)が3位となりました。(図表F)

調査概要


・調査名称:第5回「就職したい企業・業種ランキング」調査
・調査方法:インターネット調査
・調査エリア:全国
・期間:2019年1月25日(金)~1月30日(水)
・調査対象者:2020年3月卒業予定の大学3年生男女個人
・調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出
・有効回収数:440サンプル

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